【King Gnu(キングヌー)】の
「Teenager Forever(読み方:ティーンエイジャー・フォーエバー)」について
歌詞の意味を徹底的に
考察および解説していきたいと思います。
・それを超えた大人たち
どちらの心も熱くさせてくれるメッセージ性の強いナンバーに仕上がっていました。
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楽曲の基本情報
今回紹介していく「Teenager Forever」は、前作「傘」から二か月ぶりのリリースとなるKing Gnuの第5弾シングル。作詞作曲、プロデュースをギターの常田大希が努めており、ソニー「完全ワイヤレス型ノイキャンイヤホン WF-1000XM3」「ハイレゾウォークマン “NW-A100シリーズ」のCMソングとして起用される。
サウンド、歌唱ともに圧倒的な突き抜け感、透明感といった「爽やかさ」が印象的なナンバー。ちなみにこのSONYが提供するワイヤレスイヤホンはかなり評判が高く、音楽好きは要チェックです(私も使っています)
楽曲について作詞作曲を努めた常田は
けっこう前から温めてきた曲で内容も歌詞もサウンドも含めて若気の至りというか、そういう若いちょっと痛いくらいのエネルギーを詰め込めたらいいなっていう想いで作って…
とコメントを残しています。
上に埋め込んでいるのは実際のCMとインタビュー映像。メンバー全員が出演するCMが圧巻的ですね。
それでは
・痛いくらいのエネルギー
が込められた楽曲に迫っていきましょう。
まずがタイトルから。
楽曲名「Teenager Forever」とは
「Teenager Forever」は
十代の少年少女は永遠に。
という意味になります。
「Teenager」が
- 十代の少年少女
- 13歳から19歳の若者
「Forever」が
- 永遠に
- 永久に
- いつも
という意味にそれぞれ該当する。
タイトルを解釈をすると10代に対するメッセージ性が強いのかなと感じましたが、歌詞をのぞいてみると10代はもちろんのこと、それを過ぎた世代にもグサグサ刺さってくる内容になっています。
本題の歌詞考察に移っていきましょう。
歌詞
他の誰かになんてなれやしないよ
そんなのわかってるんだ
明日を信じてみたいの
微かな自分を愛せなかったとしてもTeenager Forever
望んだこと全てが叶う訳はないよ
そんなのわかってるんだ
深い傷もいずれは瘡蓋に変わって
剥がれ落ちるだろうかいつまでも相変わらずつまらない話を
つまらない中にどこまでも幸せを探すよ伝えたい想いは溢れてるのに
伝え方が分からなくて
今でも言葉を探してるんだ
遠くに散っていった夢の欠片に
めくるめく貴方の煌めきに
気づけたらいいんだTeenager Forever
結局のところ誰も教えちゃくれないんだ
進むべき道なんて
等身大のままで生きていこうぜ
歳を重ねてもいつまでも相変わらずつまらない話を
つまらない中にどこまでも幸せを探すよ
煌めきを探せよ散々振り回して振り回されて
大事なのはあなただってことに気づかないままで
一体未来はどうなるのかなんてことより
めくるめく今という煌めきに気づけたらいいんだTeenager Forever
他の誰かになんてなれやしないよ
そんなのわかってるんだ
明日を信じてみたいの
微かな自分を愛せなかったとしても作詞作曲:常田大希
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歌詞の意味・解釈
1番
他の誰かになんてなれやしないよ
そんなのわかってるんだ
明日を信じてみたいの
微かな自分を愛せなかったとしても望んだこと全てが叶うわけはないよ
そんなのわかってるんだ
深い傷もいずれはかさぶたに変わって
剥がれ落ちるだろうか
若者の想いをダイレクトに訴える歌い出しから歌詞が展開されていく。確かに伝わるのは「劣等感」に対して物言いをしているということ。
他者と自分を比較し、気おくれや引け目を感じてしまうことは誰にだってある。そして“望んだこと全てが叶うわけはないよ”と歌詞にあるように、現実は非情なものでどんなに苦労しても、どんなに強く願ったとしても思い通りにいかないことが多い。
しかし「そんなのわかっているんだ」と現実を受容して前を向いていくことで、輝かしい光を掴むことができる。だから私たちは理不尽さを感じながらも今日を生きている。
“深い傷もいずれは
かさぶたに変わって剥がれ落ちる”
とあるように、身体が傷ついたときは生体反応が自分を守ってくれる。たいていのことは時間で回復できるようにできているのです。それは心が傷ついたときも同じ。
生きていれば大なり小なり「傷」を抱えることは誰にだってある。歌詞からは「そんなこといちいち気にしてられねえよ」という荒々しい鼓舞が伝わりました。
いつまでも相変わらずつまらない話を
つまらない中にどこまでも幸せを探すよ伝えたい想いは溢れてるのに
伝え方が分からなくて
今でも言葉を探してるんだ
遠くに散っていった夢の欠片に
めくるめくあなたの煌めきに
気づけたらいいんだ
ここまでの歌詞から解釈するに、本楽曲は10代に向けてというよりそれを超えた大人たちに対するメッセージ性が強いのではと感じた。
たとえば歌詞中の“いつまでも相変わらずつまらない話を つまらない中にどこまでも幸せを探すよ”なんてまさにそう。学校で友人とつまらない話をして何となく集まってワイワイする日常というのは、かけがえない宝であり、本当に幸せだった過去に変わる。
おそらく多くの大人がそう感じている。つまり「つまらない中にこそ幸せは宿る」のである。
サビの“遠くに散っていった夢の欠片”は、それぞれ人生をたどって離れ離れになった友人たちを比喩しており、その後の歌詞は「各々が各々の舞台で活躍し「煌めき」を出していこうぜ」といったメッセージを友人たちに発信しているように感じ取ることできる。
まさに10代の煌めきを大人になっても持ち続けようという意味を持つ「Teenager Forever」になぞられている。その熱いタイトルに劣らない歌詞内容になっているのだ。
2番に続きます。
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