2番
たまには大胆に攻めたら良い
時には慎重に歩めば良い
真実なんてもんはとっくのとうに
知っていることを知らないだけでしょう
2番の歌い出しは主人公視点。
実はこの時点で既に2人は別れてしまっています(後の歌詞の「真っさらになった決意」がそれを裏付ける)
恋人に真実(上京すること)を話したことで破局した自分たちを振り返って、大胆に攻めても慎重に攻めても結果は同じだったと感じているのでしょう。
最後の文は遠まわしな表現になっていますが、簡単に言えば、目を背けてきたことに気付くことを「真実」と言っているのです。
あれほど刻んだ後悔も
くり返す毎日の中で かき消されていくのね
真っさらになった決意を胸に
あんたは堂々と また肥溜めへとダイブ
ここの恋人視点の歌詞が切ない。
別れた後もキラキラ人前に出続ける主人公を見て「かき消されていくのね」と嘆いています。
「あのときはあんなに後悔してたくせに!」
といった、怒り混じりのどうしようもない気持ちが伺えます。
ただ主人公は後悔をしていない訳ではありません。3番で心情が明らかになります。
<サビ2はサビ1と同じため割愛します>
3番
神様たすけて、やばめ やばめ やばめ やばめ
足元照らして、やばめ やばめ やばめ やばめ
主人公は「神様たすけて」と悲痛の叫びを上げるほどの後悔に駆られていたわけです。
一見輝かしい主人公も、恋人という根本の部分を失って相当にやられているのです。
そして「足元照らして」というのは上だけを輝かせてくれる舞台に対して皮肉めいた表現をしていて、なおかつ足元(根本部分)だった恋人を夢見ていることを示しているのでしょう。
目を閉じてみて 心の耳すまして 優しい気持ちで
答えを聴いて もう歌わせないで
裏切りのブルース
主人公は恋人への想いを歌に込める。
まるで「この歌に自分の本音を込めたから、心の耳で聴いて想いを分かって欲しい」と言わんばかり。
「何なんw」の正体は、永遠の後悔に蝕まれた主人公の「裏切りのブルース」だったのです。
「歌わせないで」と言いつつも、後悔が晴れるまで主人公(藤井風)は「何なんw」を歌い続けるのです…
感想
「w」が付いたタイトルからは予想もできないくらい、切ない恋愛ドラマが描かれていました。
お互いがお互いを想い続けているだけあって、この恋愛ドラマには胸が締め付けられるものがあります。
筆者自身かなり入り込んでしまって、断定的な言葉も多く使ってしまいましたが、あくまで一個人の解釈として押さえて頂けたら…と思います。
P.S.歌詞考察を行ってからは「何なんw」を聴くたびに別れの儚さを過度に感じるようになりましたw
【藤井風/何なんw】
歌詞の意味の解釈でした!
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コメント
1番しっくりきた。
ありがとうございます。二日前に藤井さんのことを知って、検索してたらこちらにたどり着き、意味が凄くしっくりして納得できて凄く満足です。
宇多田さんのtimeの歌詞検索のときも参考にさせて頂いたのも先ほど気付きまして二重にありがとうございます。歌詞の考察でますます曲を楽しむことができて嬉しいです。ありがとうございます。
ハイヤーセルフと本人語ってましたがこの受け取りもいいなとおもいました
本人の曲解説がYouTubeにのっていてハイヤーセルフとおっしゃってました。