去年の思い出 お洗濯したって 相変わらず
乾かないや 寒がりな季節に
ぁ~勿体ぶっていいから 個のまんま
焼き焼きだ 押し潰される無敵め
褒めあいライム・合図 変わらず
乾かないや 強がりな季節に
ぁ~勿体ぶっていいから 子のまんま
ヤンキーヤンキーだ 現状維持の無敵め
うおおおおお
ここでも1番同様に主人公の心情が描かれます。
昨日のことはおろか、去年の思い出すらも受け流すことができずにいる主人公。そうとう長いこと恋心をこじらせてしまっていることが窺えますね。
「ライム」は果実のことではなく、ここでは「韻を踏む」こと。
実際に「ライム」と「合図」で韻が踏まれていますし、「相変わらず」「合図 変わらず」や「焼き焼きだ」「ヤンキーヤンキーだ」のような言葉遊びもふんだんに盛り込まれています。
一見するとただ意味の繋がらない単語を羅列しているだけのようですが、非常にお洒落なライミングですね…!
3番
私を少しでも 想う弱さが
君を苦しめていますように
それすらも しょうがないって思えるほど
同じくらい 浸ってくれていますように
私を少しでも 想う強さが
君を悩ませていますように
答えを犠牲にしたって 傷つけたって
しょうがないって イタいって
明るいみたいだね
想いを素直に伝えられるほど、直感で生きる女ではない主人公。
私のことを想って悩み苦しんで、でも好きなんだから「しょうがない」って思えるくらい私に浸っていてほしい。
ここで主人公は 恋心が一方通行のものではなく、「君」も同じように私を想ってくれていますように、と強く願います。
しかし、そんなことを願っても結局彼女の恋心は募っていくばかり。
いっそ答えを犠牲にしても、「君」を傷つけることになっても想いを伝えるべきなのか。
でもそんなことする女ってイタくて明るい女みたいで嫌だ。
彼女の心は揺れ動いています。
ラストサビ
不安定なこと 選んで
今日の歌だって 変わってゆくなら
お互いにとっても 素敵なことなの?
今はこれしか、聞けなくて、。
集めちゃった感情参考書です。
お勉強しといてよ 問い説いてよ?
「告白」という不安定な行為を選んで、今日からの二人の関係が一気に動き出したとして、それは「お互いにとっても 素敵なことなの?」
ただの私の自己満足じゃないか? 君を傷つけるだけじゃないか?
想いを告げたいという欲求と、変化が生まれることへの恐怖が頭の中で堂々巡り。
結局彼女は決断を下すことなどできないでいるのでした。
どんなに頑張ったって、ファンキーな音楽なんて聴けやしない。
今はこんな感情に浸ることしかできない。
だからどうか、私の感情を君に読み解いてほしい…
素直になれない少女の歌。そのもどかしさが痛いほど伝わってきます。
感想
今の距離感を手放したくはない。だけどもう気持ちを抑えられない。でも想いを告げる勇気なんてない。はやく私の感情を読み解いて…
そんな少女の揺れ動く想いが鮮やかに描かれた一曲でした。
【ずっと真夜中でいいのに。/お勉強しといてよ】
歌詞の意味の解釈でした!
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