TwitterはこちらApple Musicのレビュー

【ずっと真夜中でいいのに。/ミラーチューン】歌詞の意味を徹底解釈!葛藤リピートの先にある意思表示。

【ずっと真夜中でいいのに。】「ミラーチューン」について、歌詞の意味を徹底的に考察および解説していきたいと思います。

 

注目ポイント

✔ ACAねさんの意思表示の曲

✔ 歌詞は全て ”カラ元気” ?

 

骨助
骨助

ずとまよの過去の楽曲の歌詞にも触れながら、今回の楽曲に込められた想いをじっくり紐解いていきます!

 

 

スポンサーリンク

単独公演直前のリリース曲

今回紹介していく「ミラーチューン」は2022年4月7日に配信リリースされた楽曲です。

2月16日のミニアルバム「伸び仕草懲りて暇乞い」の発売からわずか2か月での新曲発表であり、4月16日、17日に予定されている待望のさいたまスーパーアリーナでの単独公演『鷹は飢えても踊り忘れず』直前のリリースであることからも注目を集めています。

 

MVも配信リリース日に公開され、数日で100万再生を突破。

過去のMVや様々なゲーム作品をオマージュした映像に仕上がっており、制作は「ばかじゃないのに」のMVと同じく、ベトナム人イラストレーター・TV♡CHANYが手掛けています。

ファン必見の映像です。

 

過去のずとまよの楽曲と比較して見ても、かなり歌詞が抽象的で難解な今回の楽曲。

一体何を歌っているのでしょうか。

 

骨助
骨助

さっそく歌詞を見ながら考察していきましょう…!

 

歌詞

3,2,1 mirror tune~

抗い競り合い負けないよう
知識が僕を震わせる
葛藤リピートしている
もっと教えてくれ
有耶無耶な未知数
戦ってくもの
いつからだろう独壇
思いやりよりずる賢さなんて
品がないし
うんと やり切れない場面で
僕が 信じていたいもの

もちろん問題は山積みですが
帰ってすぐ眠たいし
何処へも行けないこんな
夜更けも ずっと光り続けてる
神秘的なミラーチューン yey

君がいなきゃ はじまんない
繋ぐぜ 笑っとく
どんな逆境だって煮詰まった
頑固な 僕だって
めんどくさい☆諦め悪いみたい
まだ重々謙遜したい yey
止まらないよ心臓 揺るがないんだ

ねね 楽しめる主導権 握らせて
情緒 高鳴る お互いに良き条件
もう明るい関係選んでゆくんだ
費やしてたいもの
変身モード全開でクリアな情景
聴き倒したディスケット
憧れはきっと超えてくもの モット
ドキドキするほう優先しようよ
かぎりがあるもの

もちろん引き下がりはしないですが
好きになってはもらいたいし
心意気やんちゃで危なっかしいけど
確信に疑えてる
それは夢のspace tune~///

君がいなきゃ はじまんない
繋ぐぜ 笑っとく
どんな逆境だって煮詰まった
頑固な 僕だって
めんどくさい☆諦め悪いみたい
まだ重々謙遜したい yey
止まらないよ心臓 揺るがないんだ

とろけそうな月の狭間 毒だ
甘酸っぱい絆を恐れてしまうような
未開拓な世界は 矛盾で不安定で
カラ元気だよ。。。。ye ye ye yey

君がいなきゃ はじまんない
歌うぜ GACHIフォー・ユー
どんな逆境だってあっちゅう間だ
頑固な 僕だって
めんどくさい☆諦め悪いみたい
まだ準々決勝したい yey
染まらないよ心臓 揺るがないんだ

 

作詞:ACAね

歌詞の意味・解釈

1番

3,2,1 mirror tune~

ずとまよの楽曲で同じくmirrorを題材にした楽曲に、表舞台に立つことへの葛藤とこれからの自分を歌った楽曲「MILABO」があります。

偶然か必然かはわかりませんが、どうやら今回の楽曲「ミラーチューン」も抽象的な表現の中で、葛藤を続ける彼女の意志表示のように受け取れる歌詞となっているようです。

具体的な話は、後の歌詞を見ながら考察していきます。

 

「MILABO」の歌詞については過去にこちらの記事で考察しておりますので、お時間のある方は是非。

【ずっと真夜中でいいのに。/MILABO】歌詞の意味を徹底解釈!正体はずとまよの決意表明…?
【ずっと真夜中でいいのに。】の「MILABO(ミラボ)」について、歌詞の意味を徹底的に考察および解説していきたいと思います。 注目ポイント ✔ 謎のタイトルに込められた意味 ✔ ずと...

 

抗い競り合い負けないよう
知識が僕を震わせる
葛藤リピートしている
もっと教えてくれ
有耶無耶な未知数
戦ってくもの

《葛藤リピートしている》

という歌詞からもわかるように、ACAねさんはこれまでも様々な楽曲で自身の抱える葛藤を歌にしてきました。

例えば「勘冴えて悔しいわ」で《知られたくはないけど 知って欲しいよなんて言えたら》と歌っていたり、「MILABO」では表舞台で注目を浴びることを恐れて《私のこと知らないで》と歌いつつ、《帰りたくはないけれど》と言葉にしていたり。

 

好きになって欲しいけれど、自分のことを知られたいわけじゃない。

でも、有耶無耶な未知数とこれからも戦っていたい。

今回の楽曲でも、根底にはそんな彼女の葛藤があるような気がします。

 

《知識が僕を震わせる》の部分のような、ヒップホップ的なリズム感の音の乗せ方が抜群に気持ちいいですね…

 

いつからだろう独壇
思いやりよりずる賢さなんて
品がないし
うんと やり切れない場面で
僕が 信じていたいもの

思いやりよりもずる賢さが上に立つような、品がなくてやりきれない世の中。

なかなか楽には生きられない世界ですが、そんな中でACAねさんが信じ続けていたいもの。

どうやらそれが音楽でした。

 

もちろん問題は山積みですが
帰ってすぐ眠たいし
何処へも行けないこんな
夜更けも ずっと光り続けてる
神秘的なミラーチューン yey

《もちろん問題は山積みですが 帰ってすぐ眠たいし》

親近感を感じるカジュアルな表現で綴られる、あるある的な日々の苦悩。

考えないといけない問題ややらないといけないタスクはたくさんあるはずなのに、気づけば布団で夢の中…なんてことは身に覚えしかありません。

 

だけどそんな状況でも輝いて見えるほど、闇の中でも光を放っている存在。

それが彼女にとっての音楽なのです。

 

《夜更けも ずっと光り続けてる 神秘的なミラーチューン》

あとの歌詞で綴られているように実はこの曲の明るい歌詞は空元気に過ぎないのですが、ACAねさんにとって音楽がどんな意味を持っているのかがなんとなく伝わってくる歌詞であるような気がします。

 

サビ1

君がいなきゃ はじまんない
繋ぐぜ 笑っとく
どんな逆境だって煮詰まった
頑固な 僕だって
めんどくさい☆諦め悪いみたい
まだ重々謙遜したい yey
止まらないよ心臓 揺るがないんだ

《めんどくさい☆諦め悪いみたい まだ重々謙遜したい yey》

あくまで自分の事をあれこれ知られたくはない、素直でいられない ”めんどくさい” 僕。

諦め悪いから、まだ表舞台でキラキラしている自分が本当の自分ではないと謙遜していたい。

そんな葛藤が、やたらキャピキャピしたこの表現に込められているように感じます。

 

《止まらないよ心臓 揺るがないんだ》

それでも揺るがないものがあるし、”君” に届けたい音楽があるから、ACAねさんは葛藤と謙遜を繰り返しながら歌い続けるのではないでしょうか。

 

2番

ねね 楽しめる主導権 握らせて
情緒 高鳴る お互いに良き条件
もう明るい関係選んでゆくんだ
費やしてたいもの

《もう明るい関係選んでゆくんだ》

一見すると恋愛関係を歌っているようにも見えますが、2番でも、葛藤の中でなんとか明るい方へと進んでいこうとするACAねさんの心情が描かれているように思います。

 

あくまで自分が楽しめる状況の中で、互いに胸が高鳴るような音を鳴らしていきたい、と。

 

変身モード全開でクリアな情景
聴き倒したディスケット
憧れはきっと超えてくもの モット
ドキドキするほう優先しようよ
かぎりがあるもの

《変身モード全開でクリアな情景》

あくまで《変身モード全開》なのが興味深いところ。

表舞台でキラキラした音楽をかき鳴らして、クリアな景色を作り出している自分は仮初の姿で会って、本当の自分はそうではない、というわけです。

 

何を今さら、と思う人もいるかもしれないし、頑固でめんどくさいという感想を抱かれるかもしれません。

サビで《めんどくさい☆諦め悪いみたい》《まだ重々謙遜したい》と歌っていましたが、それが具体的に表現に現れている歌詞であるような気がします。

ディスケットとはフロッピーディスクと呼ばれる記憶媒体の事。

CDやDVDの先輩みたいなもので最近は見かけなくなりましたが、すとまよはあえてフロッピーディスク風のデザインのCDを特典としてリリースするなど、未だにその魅力を発信し続けています。

 

《憧れはきっと超えてくもの モット ドキドキするほう優先しようよ》

かつて聴き倒して憧れを抱いた音楽をも越えて、もっと胸躍る人生を。

葛藤の中で、彼女は前を向いているように思います。

 

骨助
骨助

次の歌詞は、特にずとまよの過去の楽曲と近いものを感じる歌詞になっています。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

コメント

  1. ハロ より:

    ミラーチューンについて
    自分なりに考察したのですが、ACAねさんがキャピキャピの恋愛ソングを作った説は、浅すぎでしょうか?笑

    • 骨助骨助 より:

      ACAねさんは恋愛ソングではわりとダイレクトに恋愛の話をする印象があるのでその点ミラーチューンは違いますが、可能性としてはあると思います…!

  2. D より:

    腑に落ちる考察で感銘を受けました。
    MVの最後でコインランドリーで洗濯が終わるのは
    華やかなシーンでのずとまよの需要(または供給)は有限であり
    いずれは空元気がいらないけど退屈な等身大の日常に戻ることの象徴なんですかね?

タイトルとURLをコピーしました