【星野源】の「折り合い」について、歌詞の意味を徹底的に考察および解説していきたいと思います。
✔ 折り合いこそが星野源流、愛の形!?
✔ 情景が頭に浮かぶ歌詞
✔ 実は日村さんのバースデーソング
これまた「ああそうかも、、、」と深く考えさせられる歌詞でした。ぜひ最後までご覧ください!
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日常感を堪能できるラブソング
今回紹介していく「折り合い」は、コロナウイルスによる外出自粛期間に星野源が制作したDTM。
※DTMとはデスクトップミュージック。パソコンを使って音楽制作をすることの略したもの。
従来の楽曲とはひと味違った本楽曲は、音楽の打ち込みやボーカルの録音など、その他諸々を自宅で完結させているとのこと。YouTubeに公開されたMVも含め、日常間を堪能できるラブソングになっていますね。
また今ではシングル化された楽曲ですが、元はバナナマンのバナナムーンGOLDで「日村48歳バースデーソング」として放送されたナンバーです。
バラエティーのノリで歌われる楽曲かと思いきや、めちゃくちゃジンと来るナンバー。番組との関係も軽く触りつつ楽曲の世界観を解説していきたいと思います…!
楽曲名「折り合い」とは
楽曲の理解を深めるために、まずはタイトル名に着目していきましょう。
「折り合い」とは本来
- 交渉において、互いにある程度譲り合って双方が納得できる妥協点を定めること。
という意味になっています。
少し簡略化させて言うと「お互いに譲り合って納得できる人間関係」といったところですね。「2人の折り合いを」という歌詞も腑に落ちてきます。
このタイトルが歌詞にどう関与してくるのでしょうか。本題の歌詞考察に移っていきましょう…!
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歌詞
君の着信に 開く封筒は
踊り叱る 赤い絵文字が
あの日隠し事 したのばれたから
謝り方 考えなきゃないつもの 僕らを
見ればまあまあ 平和なんだろう
可愛げのある危機と
そうじゃない方 胸に抱いて愛してるよ君を
探してるよいつも
他人のようで違う
2人の折り合いを愛してるよ君を
探してるよいつも
家族のように映る
2人の折り合いをこんな時さえも 誕生日は来て
祝うだろう 日々は続けと「うん、ごめんなさい」
から始まるStyle
バカ極まる毎度のことだが
慣れてるわけじゃない
藁をつかめ テレビとかね
気分変えるのに最適だ
えー
多分漏れずクソみたいな話題
観るくらいなら君と喧嘩していたい
神へアーメン君への謝罪
まだ隠れラーメン食べたのしょないどこへ行くの僕ら
いがみ合うよ彼ら
空は晴れて風は
髪を撫でていくわ家の中で僕ら
道の上で僕ら
空は晴れて風は
心撫でていくわ愛してるよ君を
探してるよいつも
他人のようで違う
2人の折り合いを愛してるよ君を
探してるよいつも
家族のように映る
2人の折り合いを作詞:星野源
歌詞の意味・解釈
1番
君の着信に 開く封筒は
踊り叱る 赤い絵文字が
あの日隠し事 したのばれたから
謝り方 考えなきゃな
はじめにお話ししますと、本楽曲では一貫して「すれ違いのある日常も自然な二人で乗り越えていこう」といったメッセージが含まれています。
また本考察ではラブソングテイストに解釈を行っていきますが、聴き手によっては付き合いの長い友人だったり、親子だったりと、さまざまな関係性に当てはめて情景に浸ることができると思います。
では歌詞を見ていきましょう。
まず歌い出しでは「君との他愛のない喧嘩に頭を悩ませる姿」が描かれています。自分に非がある喧嘩。誰しもが経験したことのあるのではないでしょうか。
余談ですが「隠し事」という歌詞は、バナナマン日村さんが暴かれた「隠れ食い」にリンクしています。知る人ぞ知るユニークが隠されているのです(笑)
いつもの 僕らを
見ればまあまあ 平和なんだろう
可愛げのある危機と
そうじゃない方 胸に抱いて
喧嘩をする二人ですが、傍から見ると平和で安泰なカップル。長く一緒にいる二人の喧嘩なんて必至の出来事ですからね。
それを理解しているからこそ「可愛げのある危機」であると主人公の認知が歌詞化されています。二人でいるからこそ喧嘩もできるのです。幸せな証と言っても過言ではありません。
とはいえ、もしかしたら少しのすれ違いが二人の距離をグッと離すこともあり得るかもしれない。
幸せを噛みしめつつも、日常に潜む見えない危惧も感じている。まさに歌詞中の「そうじゃない方」に当てはまる部分で、これくらい大丈夫の油断こそが大敵と言っているのです。
すれ違いの後に待っているのは二つの結末ですものね。さらに仲が深まるか、それともそうじゃない方か、、、
サビ1
愛してるよ君を
探してるよいつも
他人のようで違う
2人の折り合いを愛してるよ君を
探してるよいつも
家族のように映る
2人の折り合いを
サビの歌詞から垣間見えるのは「君と長く一緒にいたい」という愛に溢れた願い。
サビは前半も後半も類似した内容なのですが、3行目のみが異なりますね。実はここに着目するとメッセージの核に迫ることができます。
- 他人のようで違う
- 家族のように映る
これこそが主人公がいつも探しているもの。二人の折り合いです。
現実、二人は他人同士だから二人の妥協点を探り合いながら一緒にいるための絶妙なポイントを探し出す必要があるのですよね。
でもただ譲り合うだけではなくて
- 「他人以上の関係」
- 「家族のような関係」
という限界まで二人が重なる点を探し出そうと言っているのが本楽曲「折り合い」です。
言われてみればそうですよね。
世界中の愛し合う二人が、無意識のうちに二人の妥協点(折り合い)を認知し合っているもの。
そしてその「最も二人が近い点」について考えているのが本楽曲。
じっくり歌詞を読むことで、星野源さんの目の付け所の素敵さに改めて気づかされますよね。2番でも深みのある歌詞が続いていきます…! 一緒に見ていきましょう。
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