2番
こんな時さえも 誕生日は来て
祝うだろう 日々は続けと
2番の歌い出し歌詞で描かれているのは
- コロナ禍の今に対する憂い
- 喧嘩してしまった二人の憂い
といった二つの側面が当てはまる情景です。
ただ両側面ともに当てはまるのは「どんな苦境でも幸せな日常が続いてほしい」という切実な願いです。
苦境の中で当たり前の幸せに気付く。
憂いが生み出す日常あるあるな景色が描かれているのです。
続く歌詞では喧嘩後の二人の情景が描かれていきます。
「うん、ごめんなさい」
から始まるStyle
バカ極まる毎度のことだが
慣れてるわけじゃない
藁をつかめ テレビとかね
気分変えるのに最適だ
「うん、ごめんなさい」
で始まるのは、喧嘩を沈静したい主人公の一言目。
ただ言葉だけの「ごめん」で場が和むわけはありません。だからどうするのが正解なのか主人公は模索しているようです。
結果的には「テレビ」に頼ろうとするのですが、ここで起用されている「藁(わら)をつかめ」という歌詞が面白い。
これは「笑を掴め」と掛けられていて『笑顔を生み出したい気持ち』と、そのために『藁にも縋りたい気持ち』が複合して表現されているのです。
えー
多分漏れずクソみたいな話題
観るくらいなら君と喧嘩していたい
神へアーメン君への謝罪
まだ隠れラーメン食べたのしょない
そうしてテレビに縋った主人公ですが、どんよりした空気の中で観るテレビなんて面白くもない。クソみたいと言ってしまうほど、今の自分にはどうでもいいニュースばかり流れているのです。情景が頭に浮かびますよね。
本来の目的はテレビを見ることではなくて、君との仲直りだから、君と仲直りをするために「君と喧嘩していたい」と綴られていきます。
ここも余談ですが「隠れラーメン」のくだりは、日村さん関連のユニークさを取り入れたものになっています。
サビ2
どこへ行くの僕ら
いがみ合うよ彼ら
空は晴れて風は
髪を撫でていくわ家の中で僕ら
道の上で僕ら
空は晴れて風は
心撫でていくわ
サビ2では視点がガラッと切り替わります。言うならば主人公たちを見守る第三者といったところ。広義的に人間を見ていると言った方が正しいかも知れません。
サビ2の解釈をまとめると
といったところかなと。
潜在的な不安と心の隅に抱いているであろう希望に訴えかけてくれる歌詞ですね。
ラストサビ
愛してるよ君を
探してるよいつも
他人のようで違う
2人の折り合いを愛してるよ君を
探してるよいつも
家族のように映る
2人の折り合いを
ラストサビは、サビ1と同じ内容になっています。
やはりこの日常を晴れたものにするためには「二人の折り合い」を見つけていくことが大切。
しかもただ見つけるのではなく、可能な限り二人が納得する本当の折り合いを探し出すことが大事。
これこそが「愛している」の形なのかも知れません。
感想
二人が納得する最高の折り合いを見つける。
「思いやり」や「愛情」といった具体性にかける気持ちに具体性を与えられたような気がします。星野源流、愛の形といったところでしょうか。
ああそうなのかも。と深く考えさせられました。日常愛を忘れない素敵なナンバーでした。
【星野源/折り合い】
歌詞の意味の解釈でした!
スポンサーリンク
コメント