2番
冗談じゃないふざけないでよね
はいはい分かったまたそれね
簡単じゃない?このままでいいの?
はいはい分かったふりだけの
嗚呼乾いた会話の最後
嗚呼ごめんじゃないでしょやめて
正しくないとか今更のことよ
つまんないわ
つまんないわ
2番のAメロでは、1番で述べたように
- 二人の関係に終止符を打とうとするあなたの姿
- それを不満に思う主人公の心
が描かれています。
二人が交わしているのは乾いた会話の最後。
潤いは物事を円滑に進めるために必要な要素。しかし二人の関係は先がないから、交わす言葉一つを取っても「乾いた会話」といった皮肉な表現が似合ってしまう。
切ないけど、悲しいけど、二人の関係を終焉に向かうしかないのです。そしてどうしようもできない主人公は「つまんないわ…」と呟くしかないのです。
切ない。
出会うはずだった世界がきっと
ほんの少し違えばきっと
なんて虚しくなるだけよ
救えないわ
出会うべきだった世界はきっと
ここじゃないと
あなたは言うの
今更子供みたいなこと言わないで
2番のBメロは別れ話の後のタラレバ話。
ここも主人公目線で言うとすごく切ない。
なにが切ないって、主人公は「出会うはずだった世界がほんの少し違えばきっと…」と半ば希望混じりの願望を吐き出そうとしては抑え込んだのに、あなたは「出会うべきだった世界はきっとここじゃない」と今までの関係すらも否定するような言葉を易々と吐いたのです。
微妙な言葉の違いから、圧倒的な思想の違いや好意の差が分かってしまうのです…
そしてまたここでも「子供みたいな…」と綴られていきます。
サビ2
ねえ
愛も未来もいらないから
願いが叶うなら
あなたに出会う前に
戻って一言だけ
最低だって言うの
最悪だって言うの
子供みたいだね
サビ2で描かれるのは「主人公の最後の憂さ晴らし」といったところでしょう。あなたの前では何も言えなかったからこそ、傷ついているのは自分だけだと気付いているからこそ、あなたにも少々の傷を付けようとしているのです。
そして頻発される「子供」というワード。
総じてこれらは関係だけは大人なのに、子供みたいな純情で築き上げてしまった恋愛関係だったことを示しているのではないでしょうか。
だからこそ子供みたいな感情とはお別れして大人にならないと(あなたと決別しないと)いけないのです。これこそがAyaseさんの言う「大人の恋愛の真意」なのかも知れません。
安易に考えると「大人の恋愛」って二人の関係性を示していると思ってしまいがちですよね。決別までを含めて大人の恋愛といっているのが本楽曲なのです…
つまり子供みたいな純情からなる二人の関係は終わっていくのです。
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