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【YOASOBI/たぶん】歌詞の意味を徹底解釈!原作小説は『たぶん(しなの 著)』

【YOASOBI(ヨアソビ)】「たぶん」について、歌詞の意味を徹底的に考察および解説していきたいと思います。

 

読みどころ

✔ 原作小説「たぶん」が元になった歌詞
✔ 「たぶん」の恋愛にあった「確か」な愛情

 

サルー
サルー

YOASOBI楽曲の考察シリーズです。楽しみ方はそれぞれですが、過去の大好きな人を浮かべながら聴くと、より楽曲が刺さってくるかと思います…!

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沈静した恋に終止符を打った二人

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今回紹介していく「たぶん」は、人気急上昇中のYOASOBIが提供する第4作品目の楽曲。

 

毎度お馴染みの「小説×音楽」の組み合わせで作品が作られており、小説『たぶん(しなの 著)』を元に歌詞の物語が展開されていきます。

 

一言でいえば「失恋ソング」ですね。

それも熱しているタイミングで喧嘩別れした歌というよりは「時間とともに沈静した恋に終止符を打った二人の歌」といったところです。(おそらくお互いに少しの恋心が残っている訳ですが…)

 

サルー
サルー

本記事では原作小説に寄り添いつつ歌詞を丁寧に読み解いていきます!

「たぶん」の曖昧さが生み出す「切なさ」

まず楽曲の理解を深めるためにタイトルに着目していきます。

言わずもがなですが「たぶん」は、YesでもNoでもない「曖昧混じりな解答」のことを示します。

 

そして本楽曲において「たぶん」は

  • 「たぶん悪いのは誰でもない」
  • 「たぶん悪いのは僕だ」

といった歌詞で登場しており、別れた原因がはっきりしていない様子を暗示させるものとして使われています。

 

時間が経てばたつほど、出逢いたての二人と今の二人のギャップは大きくなるばかり。幸せな日々は辛い日々に変化していった…そんな恋の終わりに誰が悪いなんてないのです。

 

サルー
サルー

マンネリ化した恋愛に終止符を打ったことがある人は、かなり共感できる内容だと思います。では本題の歌詞を細かく見ていきましょう!

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歌詞

涙流すことすら無いまま
過ごした⽇々の痕⼀つも残さずに
さよならだ

⼀⼈で迎えた朝に
鳴り響く誰かの⾳
⼆⼈で過ごした部屋で
⽬を閉じたまま考えてた

悪いのは誰だ
分かんないよ
誰のせいでもない
たぶん

僕らは何回だってきっと
そう何年だってきっと
さよならと共に終わるだけなんだ
仕⽅がないよきっと
「おかえり」
思わず零れた⾔葉は
違うな

⼀⼈で迎えた朝に
ふと想う誰かのこと
⼆⼈で過ごした⽇々の
当たり前がまだ残っている
悪いのは君だ
そうだっけ
悪いのは僕だ
たぶん

これも⼤衆的恋愛でしょ
それは最終的な答えだよ
僕らだんだんとズレていったの
それもただよくある聴き慣れたストーリーだ
あんなに輝いていた⽇々にすら
埃は積もっていくんだ

僕らは何回だってきっと
そう何年だってきっと
さよならに続く道を歩くんだ
仕⽅がないよきっと
「おかえり」
いつもの様に
零れ落ちた

分かり合えないことなんてさ
幾らでもあるんだきっと
全てを許し合えるわけじゃないから
ただ、優しさの⽇々を
⾟い⽇々と感じてしまったのなら
戻れないから

僕らは何回だってきっと

僕らは何回だってきっと
そう何年だってきっと
さよならと共に終わるだけなんだ
仕⽅がないよきっと
「おかえり」
思わず零れた⾔葉は
違うな

それでも何回だってきっと
そう何年だってきっと
始まりに戻ることが出来たなら
なんて、思ってしまうよ
「おかえり」
届かず零れた⾔葉に
笑った

少し冷えた朝だ

作詞:Ayase

歌詞の意味・解釈

1番

涙流すことすら無いまま
過ごした⽇々の痕⼀つも残さずに
さよならだ

⼀⼈で迎えた朝に
鳴り響く誰かの⾳
⼆⼈で過ごした部屋で
⽬を閉じたまま考えてた

冒頭の歌詞には「別れた君と改めてさよならする場面」が描かれています。

 

原作小説をなぞるように解説すると本楽曲の情景は

別れてから数日経った後に、同居していた君が荷物を持ち帰る目的で、再び主人公の部屋に訪れる。

といったところです。

 

別れたという事実を受け入れることで精一杯だった主人公は、自分の部屋に散らかっている思い出を盗もうとする君を見て「別れそのもの」を改めて実感しています。

 

複雑な感情が絡み合っているのに不思議と涙は出はなかった。

リアルで繊細な心情がこれからの歌詞で綴られていくのです…

 

悪いのは誰だ
分かんないよ
誰のせいでもない
たぶん

続く歌詞で描かれているのは、別れを再認識したうえでの主人公の心情といったところ。

 

本当は、今すぐ昔のような仲睦まじい関係に戻りたいのだけど、ゆっくりと沈静した恋心は、再び熱を帯びることはない。

 

過去が輝かしく見えるいま、主人公は今の悲しみを呪っているのです。しかし気持ちの変化自体は君だけではなく自分自身にも起きていると理解できているから、君を一方的に責めることもできない。

 

「たぶん誰も悪くないけど切ない」

矛盾しているようで、それが事実。そんな行き場のない気持ちに、悲しみ混じりのやるせなさを感じているのです。

 

サルー
サルー

情景はかなり具体的ですが、心情的には共感できる人が多いのではないでしょうか。(僕はすごく共感できました…涙)

サビ1

僕らは何回だってきっと
そう何年だってきっと
さよならと共に終わるだけなんだ
仕⽅がないよきっと
「おかえり」
思わず零れた⾔葉は
違うな

サビでは「表面的な諦め」「内に眠る未練」が描かれています。

 

まず表面的な諦めが綴られる前半では「別れ」という現象を広義的に捉えることで、自分たちが辿り着いてしまった「別れ」を正当化させているのでしょう。

 

人間は出逢いと別れを繰り返す生き物。だから仕方ない。

大雑把に言うとこんなところですかね。実際これは事実ですし、私たちが築く人間関係は始まりと終わりを繰り返すだけです。ただ二人の終わりは少し早かった。

 

 

そして後半の「おかえり」は、物を取りに来た君に対して主人公が無意識に言ってしまった言葉。

 

ここには主人公の「未練」が隠されていて、何気ない会話を交わしていた昔に戻りたいという本音が投影されています。きっと時間が経つほどに主人公の心は未練に蝕まれていく。

 

「仕方がないよきっと」と言って正当化させる防衛本能と、昔のように戻りたいという本音が凝縮された「おかえり」という何気ない言葉。

 

サルー
サルー

矛盾を感じさせる心情表現がすごく生々しく、切なさを助長させていきますね…

2番

⼀⼈で迎えた朝に
ふと想う誰かのこと
⼆⼈で過ごした⽇々の
当たり前がまだ残っている
悪いのは君だ
そうだっけ
悪いのは僕だ
たぶん

2番AメロBメロで描かれていくのは、1番より少し前の時間軸であり、君との別れ→→2番ABメロ→→君が再び家に訪れてくる(1番)といったところでしょうか。

 

まだ君の物が散らかっていた朝(2番)も、君が物を取りに来た朝(1番)も、主人公が考えていることは「何でこうなってしまったんだろう…」という悩みだけ。

 

サルー
サルー

時間軸は変化しても苦悩している内容が不変であることに、言わざる未練や後悔の強さが垣間見えますね。歌詞はさらに続いていきます…!

 

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コメント

  1. Koi より:

    今回のこの歌詞はまさに今の自分と重なってしまい共感すると共に辛いです。
    日々のちょっとした心のすれ違いが…そのわかり合えない部分をお互いに許容し合っていれば何かが違っていたかもしれない。ただ自分達がその渦中にいると客観的に見ることは困難だと思う。冷静さを失いますよね。
    そしてなくしてから気づく大切なもの…前のようには戻れないもどかしさ…お互いが嫌いになって別れた方がどんなに楽か…これでは未練が募るばかりになってしまいますよね。
    正直辛いです。
    今回の記事考察を拝見してちゃんと受け止めなきゃってゆう気持ちも見えてきました。
    ありがとうございます。

    • サルーサルー より:

      koiさんコメントありがとうございます。

      まさに…!というタイミングでこの歌を聴いちゃうと、さすがに感極まってしまいますよね。共感致します。

      拙い考察記事ですが、前向きな気持ちになるための一助になれたのであれば嬉しく思います。

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