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【菅田将暉/虹】歌詞の意味を徹底解釈!のび太視点の精一杯のウエディングソング

サビ2

さみしい夜を半分 僕に預けて欲しい
うれしい日々は十分に 笑い合っていたい
どんな言葉でも足りないよな
君のぬくもりに触れたせいかな

結婚相手は”僕”の日常を輝かせてくれる、優しい人。

そんな相手のぬくもりを前に、きっと今自分が言えるどんな言葉も足りないよな…と主人公は嘆いています。

《さみしい夜を半分 僕に預けて欲しい》なんて言葉も《ありがとう》という感謝の言葉も、”君” のやさしさと比べればきっと不十分なのです。

 

結婚直前なのだから「さみしい夜は全部僕が支えるから」くらいのことを歌っていても何ら不思議じゃない場面ですが、あくまで《さみしい夜を半分 僕に預けて欲しい》という言葉に収まっているところを見るとやっぱりのび太だな…という感じがして愛おしいです。

 

3番

家族や友達のこと こんな僕のこと
いつも大事に笑うから 泣けてくるんだよ
何にもなかった空に ぽつんと輝いていた
「ありがとう」に代わる言葉 ずっと探していたんだ

この楽曲の主人公は、終始泣き虫で涙を流しています。

 

何もなかった空に虹をかけるように、何気ない日常を輝かせてくれる人

家族や友達のこと、こんな僕のことを大事に思ってくれる人。

 

先ほどの歌詞にもありましたが、そんな相手に「ありがとう」なんて言葉じゃ足りやしません。

「ありがとう」に代わる感謝の言葉を、”君” からのやさしさに応えられるような言葉を必死に探していた主人公。

 

結局彼は次の言葉にたどり着きます。

 

 

一生そばにいるから 一生そばにいて
一生離れないように 一生懸命に
きつく結んだ目がほどけないように
かたくつないだ手を離さないから
離さないから

主人公はどうしようもない泣き虫で、きっと涙なしに ”君” に感謝を伝えることなんてできません。

君のやさしさに応えるような言葉なんかないし、誰かを幸せにする絶対的な自信があるわけでもないのです。

情けなくて、だらしなくて、今後迷惑をかけない保証もありません。

 

《一生そばにいるから 一生そばにいて》 

 

だけど大切な人との結婚に際して、こんな今の自分が「ありがとう」の代わりに自信を持ってできることは、絶対に ”君“ から離れないと誓うことだけです。

 

《一生離れないように 一生懸命に》

 

《かたくつないだ手を離さないから 離さないから》

このウエディングソングは、どこまでいってものび太です。

泣き虫で弱虫だけど、誰よりも優しくて誠実な歌です。

 

決して強くはない、だけど精一杯の誠意と、心からの感謝が詰まった一曲

素敵な楽曲でした…!

 

感想

ちっぽけなのび太の等身大のウエディングソング。

しかしながら彼の物語が何十年間も人々の胸を打ち続けているように、この楽曲にも人々の心に響く何かが宿っているように思います。

結局誰もが彼と同じ部分を持っているし、誰も彼を嫌いにはなれないのでしょう。

 

【菅田将暉/虹】

歌詞の意味の解釈でした!

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