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【ずっと真夜中でいいのに。/勘ぐれい】歌詞の意味を徹底解釈!嫌えるほど律儀じゃない私たち。

【ずっと真夜中でいいのに。(ずとまよ)】「勘ぐれい」について、歌詞の意味を徹底的に考察および解説していきたいと思います。

 

注目ポイント

✔ タイトル『勘ぐれい』の意味

✔ ACAねさん独特の言葉選び

✔ 現代人の生き方を描いた歌詞…?

 

骨助
骨助

抽象度が高く朧げな歌詞は一体何を歌っているのか。じっくり考察していきます。

 

 

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2nd FULL ALBUM『ぐされ』収録曲

今回紹介していく「勘ぐれい」は2021年2月10日発売のずとまよ2作目となるフルアルバム『ぐされ』収録曲。

アルバム発売に先駆け、2020年11月27日には楽曲の配信リリースが開始されています。

 

骨助
骨助

MVの制作を手掛けるのは2000年生まれの個人アニメ作家・こむぎこ2000さんです。

 

ACAねさんは楽曲配信に際して、Twitterにて歌詞の一部を切り取って

嫌えるほど律儀じゃない

とツイートされています。

 

ずとまよらしいポップで展開目まぐるしい曲調ではありますが、タイトル然り、どことなくどんよりとした重い雰囲気が漂う楽曲「勘ぐれい」

一体何を歌っているのか、歌詞から考察していきます。

 

楽曲名「勘ぐれい」とは

「勘ぐれい」は恐らく「勘」+「グレー(灰色)」を掛け合わせた造語。

「勘ぐる」(あれこれ気を回して悪い意味に考える)とも掛けているように感じます。

 

楽曲は、荒れ果てた世の中を生きていく自分の生き方を描いたようなナンバー。

 

現代社会を生きる中で心が少しずつ重く、暗く、鈍くなっていく様を、「心が暗くなる・直感が鈍っていく」といったところから「勘ぐれい」と表現しているのではないでしょうか。

その結果あれこれ余計なことまで考えてしまう、つまり勘ぐってしまうのでしょう。

 

骨助
骨助

タイトルについて確認したところで、さっそく本題の歌詞を見ていきましょう…!

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歌詞

例えばの話だけしてた
これまでの夢語ってた
煮えたかどうだか
齧る度に嘘ついた
これで終わらせたくて

草を毟り水をやり
鉛を炒め生きてる
後悔
それどころじゃない
焦りを糧に目覚める

伝わらない形を今日も
なにかを解決するには…
容易いことではないけれど
答えは別にある

転回を嫌い、荒れ果てたこの世を
(ねぇどうしたい)
見過ごせない僕がいい
(ほっときな)
応えれば堪えるほど
(ねぇどうして)
無気力な僕には戻れない
駆け引きを続けて

草を無視り水をやり
鉛を炒め生きてる
嫌える
ほど律儀じゃない
優しい余白で目を見る

伝わらない形を今日も
なにかを解決するには…
容易いことではないけれど
答えは別にある

転回を嫌い、荒れ果てたこの世を
(ねぇどうしたい)
見過ごせない僕がいい
(ほっときな)
応えれば堪えるほど
(ねぇどうして)
無気力な僕には戻れない
駆け引きを続けて

錆び付いた硝子で
緊張を解いて
一か八かで
呼吸 知る

錆び付いた勘ぐれい
緊張を解いて
一か八かで
呼吸 聞く

展開を嫌い、荒れ果てたこの世を
(ねぇどうしたい)
見過ごせない僕がいい
(ほっときな)
応えれば答えるほど
(ねぇどうして)
無気力な僕には戻れない
駆け引きを続けて

ぼんぼんぼらんぼんぼん

 

作詞:ACAね

歌詞の意味・解釈

1番

例えばの話だけしてた
これまでの夢語ってた
煮えたかどうだか
齧る度に嘘ついた
これで終わらせたくて

冒頭からACAねさんらしい独特の言い回しの連続です。

核心を掴めない抽象的な歌詞が多く、主語も省略されているため、正直なところ1行ずつ切り取ってその意味を正確に読み取ることはできません。

 

ただこの部分の歌詞を漠然と眺めて言えることは、今の状態に満足していない誰かの心境が描かれているということです。

主語は恐らく他の誰かではなく私(楽曲の主人公)でしょう。

 

《例えばの話だけしてた これまでの夢語ってた》

自分が今どうなのか、何をしたいのか、そこから目を背けて例え話や過去に逃げてきた主人公。

《これで終わらせたくて》

そこには、これまでの状況を終わらせないと、何かを変えないと、という焦りが感じられます。

 

ACAねさんの歌詞は基本的に内省的で、自らの抱えている形のない想いを独特のプロセスで言語化しているように思います。具体的に何かの出来事について歌うというよりは、作詞時の心情ベース。

もしかするとこの楽曲も、ACAねさんが自分自身に対して抱いている想いを歌った楽曲なのかもしれません。

 

草を毟り水をやり
鉛を炒め生きてる
後悔
それどころじゃない
焦りを糧に目覚める

タイトルの通り、重く鈍い雰囲気漂う「勘ぐれい」

ベースの重低音がそれを物語るように鳴り響いています。

 

詳しくはサビの歌詞にて説明しますが、楽曲の背景にあるのは「荒れ果てたこの世」に他なりません。

 

自分をとりまく世界は荒れ果てている。

それでも人間は雑草、つまり不快な意見やノイズはむしり取って、花が咲くかもわからない荒野に水を撒くように見えもしない可能性を追いかけて生きています。

いつか何かにたどり着けると信じながら、「この状況をなんとかしなきゃ」という焦りを糧に。

 

今の自分の居場所に不安を覚えながらも、何かを解決しようともがく。

この楽曲で歌われているのは、そんなACAねさん、ひいては私たち現代人の生きるスタンスであるように感じます。

 

は錆びて黒ずみやすく、その上非常に重い灰色の金属。

まさにこの楽曲の世界観を象徴するような物質です。

主人公は鉛のような灰色で重い心を錆びつかせながら、重たい足で人生を歩んでいます。

 

伝わらない形を今日も
なにかを解決するには…
容易いことではないけれど
答えは別にある

現状を変えることは決して簡単なことではない。

だけど、今とは別の全てを解決する答えがどこかにあるような気がする。

今のままじゃだめだ。

ここにない何かを探さなきゃ。

 

そんな焦燥に駆り立てられるように、主人公は《今日も》なにかを解決しようと苦心しています。

 

サビ1

転回を嫌い、荒れ果てたこの世を
(ねぇどうしたい)
見過ごせない僕がいい
(ほっときな)
応えれば堪えるほど
(ねぇどうして)
無気力な僕には戻れない
駆け引きを続けて

《転回を嫌い、荒れ果てたこの世》。

「この世の中」とか「この社会」とか言ってしまうと少し大げさに感じてしまいますが、もっと身近なところで考えてもこの歌詞にはあてはまります。

人間関係や職場環境、学校生活…

とにかく自分の置かれている《荒れ果てた》境遇です。

 

主人公、ひいては私たちは、本来なら別に無気力にそれを見捨ててしまってもいいはずです。

嫌なことなんかほっといて逃げ出せばいいし、極端な話この世の中が憎いなら自殺してしまえばいい。

 

でもそれができるかと問われれば、なかなか難しいのが現実です。

結局心を錆びつかせながら、もしかしたら何かが解決するかもしれない、答えが別にあるかもしれない、なんて幻想を抱いて《荒れ果てたこの世》にとどまってしまうのです。

 

《見過ごせない僕がいい》

見過ごせないし、見過ごしたくない。

どういうわけか、私たちは応えて堪えながら(我慢しながら)駆け引きを続けています

 

そんな現代人の在り方を、この楽曲はずとまよの独特の世界観の中で描いているように思います。

 

骨助
骨助

2番の歌詞はほとんど一番と同じですが、一部異なる点を重点的に考察していきます。

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