【My Hair is Bad(通称マイヘア)】の
「ふたり」について
MVと歌詞の意味を徹底的に
解説していきたいと思います。
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楽曲名「ふたり」とは
「ふたり」とは
人数が2であること。二個の人。
という意味になっています。
主人公と恋人の二人を指すようです。
この楽曲名が歌詞の内容と
どう関与しているのでしょうか。
MVの意味・解釈
MVはないため、代わりに
2010年のlive映像を貼っときます。
10代の椎木さんを映すレアな動画です。
今とは若干、声や雰囲気が違いますが
既に完成されていますね。すごい。
歌詞
駅のホームで考える
僕とあなたのこれからを
僕はお父さんになれるだろうか
この髪も全部抜けちゃうだろうか君は綺麗なままか
料理も1つくらい作れるようになったかい
風が吹いてもう17度目の秋
どうしたらいい君じゃなきゃダメなんてことはない
君より綺麗な人だっているし
君じゃなきゃダメなんて馬鹿みたいだよ
でももし僕がお父さんになるのなら
僕の子にだってなにか始めさせてあげたい
野球でもサッカーでもピアノでも習字でも
なんでもいいよ なんでもいいけどお金が大事だよね お金のお陰で
ほら今日も僕ら生きてる
金に紛れて17度目の秋
どうしたらいい わからなくなって変わっていくかな
君の家の犬も 君の髪の匂いも
変わっていくかな
君がほっぺを赤く塗る筆も
君を待たせた駅も
変わっていくかな君じゃなきゃダメなんてことはない
君より綺麗な人だっているし
君じゃなきゃダメなんて馬鹿みたいだよ
でも君じゃなきゃダメなんてことはないけど
僕じゃなきゃダメだって言わせたいんだよ
僕じゃなきゃダメなんて馬鹿みたいだろ
でも君じゃなきゃダメなんてことはない
君より綺麗な人だっているし
君じゃなきゃダメなんて馬鹿みたいだよ
でも
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歌詞の意味・解釈
1番
駅のホームで考える
僕とあなたのこれからを
僕はお父さんになれるだろうか
この髪も全部抜けちゃうだろうか
前提としてこの歌は
17歳の情景を描いたものです。
そして、僕と彼女を
歌ったものになります。
主人公は1人で考えています。
彼女との未来を
お父さんになれるだろうか
この主人公を椎木さんで例えるなら
この部分は深い意味があります。
これからバンドで成功するという
「夢」に向かっていく椎木。
しかし、夢を追いかけると
結婚が遠ざかるのもわかっているのです。
17歳ながらに葛藤しています。
君は綺麗なままか
料理も1つくらい作れるようになったかい
風が吹いてもう17度目の秋
どうしたらいい
季節は17歳の秋のようです。
今の彼女は料理ができないのでしょう。
まだ高校生の年齢だからですね。
珍しいことではありません。
料理も1つくらい作れるようになったかい
と皮肉を込めて考えています。
どうしたらいい
と将来について考える主人公に
冷ややかな晩秋の風が吹きます。
秋の風というと
孤独や寂しさという言葉が
連想されます。
夢を追いかける自分である為に
必然的に襲い掛かる彼女との別れを
早いうちに感じているのでしょう。
サビ1
君じゃなきゃダメなんてことはない
君より綺麗な人だっているし
君じゃなきゃダメなんて馬鹿みたいだよ
でも
主人公は
君じゃなきゃダメなんてことはない
君より綺麗な人だっているし
と言い聞かせることで
いずれくるお別れの切なさを
少しでも軽減しようとしているのでしょう。
でも
という最後の言葉が重要になります。
君じゃなきゃダメなんて馬鹿みたいだよ
と思いながらも
それでも
「君がいい」
のでしょう。
2番
もし僕がお父さんになるのなら
僕の子にだってなにか始めさせてあげたい
野球でもサッカーでもピアノでも習字でも
なんでもいいよ なんでもいいけど
自分が
もしも子供を持ったときのこと
を想像しています。
自分が「夢」を持っているからでしょう。
自分の子にもなにか
「夢」を持たせてあげたいのです。
お金が大事だよね お金のお陰で
ほら今日も僕ら生きてる
金に紛れて17度目の秋
どうしたらいい わからなくなって
主人公の夢は音楽で成功すること。
音楽で成功するというのは
決して簡単なことではない茨の道です。
経済的に安定しているとは言えません。
17歳ながら、見通しの立たない将来に
不安を感じています。
お金がないと「君」を守れないのです。
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コメント
マイヘアの中でこの曲が一番好きです。
この考察を読んでやっぱりいい曲と心から思いました。
変わっていくかな君の家の犬も、君の髪の匂いも
変わっていくかな君がほっぺを赤く塗る筆も
君を待たせた駅も
の歌詞の部分が一番好きで、そんなもの変わっていくに決まってるけどそれも二人の思い出だから変わって欲しくないということなのかなと思っていました。
今回の考察を読んでいろいろな捉え方があるんだなと思いました!
hmさんコメントありがとうございます。
自分もこの曲かなり上位に好きです。
そして考察当時は記事の通りの考えでしたが、いま改めて歌詞を見てみるとhmさんと同じ解釈に辿り着きました。
その人の今抱えている想い、タイミングで解釈が変わる面白さを感じました。ありがとうございます。