【sumika(スミカ)】の
「アネモネ」について
MVと歌詞の意味を徹底的に
解説していきたいと思います。
花言葉とリンクする歌詞が切ないです。
是非、最後までご覧ください!
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楽曲名「アネモネ」とは
「アネモネ」とは
キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草。
という意味になっています。
アネモネに共通の花言葉は
- 「はかない恋」
- 「恋の苦しみ」
- 「見捨てられた」
- 「見放された」
といったネガティブで切ないものばかりです。
しかし、色ごとのアネモネの花言葉は
- 「愛情」
- 「信頼」
- 「期待」
など明るいものが多くあります。
この複雑な花言葉が歌詞にも
影響してくるのです。
MVの意味・解釈
初タッグを組む田村昌大監督が
sumikaの詞の世界観を
「想いが交差する男女の過去と現在」
として映像化したMVだそうです。
確かに、すれ違う男女が描写されています。
このMVの情景は
歌詞のイメージにも大きく繋がります。
では、さっそく本題の歌詞を
細かく考察していきます。
歌詞
色づいたアネモネ綺麗だ
僕はダメダメだったけど
違う花でも今日も育てている
ah 嫌になるぐらい「私こんなんじゃないからね」
「普段こんなことしないからね」
特別なことしていたの
今はもう聞きようもないスニーカーのかかとつぶして
歩く僕に君は異唱え
「他の誰かにこんなことくどくど言わないよ」雑草のようね
気にかけなくてもこんなに咲くんだね
咲かせたい花は枯らしてしまうのに色づいたアネモネ綺麗だ
僕はダメダメだったけど
今も枯れずに今日も愛している
ah 花は違うけれどah アネモネ歩むよ
僕はダメダメだったけど
いつか水だけじゃなく
君のお日様になれるその日までドライヤーを使うことなく
扇風機の前に寝転ぶ
僕の髪をタオルで撫で乾かす気もないね散々なものね
気にかけなくてもこんなに咲くんだね
根腐れするほど水を余してる色づいたアネモネ綺麗だ
僕はダメダメだったけど
今も枯れずに今日も愛している
ah 花は違うけれどah アネモネ探すよ
僕はあべこべだったけど
乾き潤す正しいその循環を
過不足ないようにあの時僕は虹をかけてみたくて
雨降らし何度も何度も君を流して
晴れと雨は
等しくあるものだと信じ込んだ
虹はおろかお日様も
遠のいて行きましたとさ色づいたアネモネ綺麗だ
僕はダメダメだったけど
今も枯れずに今日を愛している
ah 花は違うけれどさあ アネモネ歩むよ
僕はダメダメだったけど
いつか水だけじゃなく
君のお日様になれるその日まで
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歌詞の意味・解釈
頭サビ
色づいたアネモネ綺麗だ
僕はダメダメだったけど
違う花でも今日も育てている
ah 嫌になるぐらい
頭サビから始まる当楽曲。
この部分だけにフォーカスしても、
解釈は難しいものがあります。
歌詞全体の解釈をしていくことで、
意味が分かってきます。
では、1番から解説していきます。
1番
「私こんなんじゃないからね」
「普段こんなことしないからね」
特別なことしていたの
今はもう聞きようもないスニーカーのかかとつぶして
歩く僕に君は異唱え
「他の誰かにこんなことくどくど言わないよ」
ここでは、彼女が主人公に
語り掛けるシーン
を中心に構成がなされています。
主人公と一緒にいれるだけで嬉しくて、
楽しくてたまらない彼女。
“普段はこんなんじゃないけど
あなたといるから
楽しくて舞い上がっている”
と言っています。
しかし、そんな初々しい熱愛は
長く続くことはありませんでした。
今はもう聞きようもない
とあるように、楽しかったのは過去の話。
現在は別れてしまっています。
ご察しの通り、この楽曲は別れの歌です。
雑草のようね
気にかけなくてもこんなに咲くんだね
咲かせたい花は枯らしてしまうのに
気にかけなくでも咲く花→彼女以外の人
咲かせたい花→彼女
をそれぞれ比喩しているのでしょう。
1番大切な人が離れていく喪失感
を皮肉めいた表現で表しています。
サビ1
色づいたアネモネ綺麗だ
僕はダメダメだったけど
今も枯れずに今日も愛している
ah 花は違うけれど
ここで『アネモネ』の解釈を行います。
上で載せていますが、
アネモネの花言葉は基本的に、
- 「はかない恋」
- 「恋の苦しみ」
といった切ないものですが、
ここで敢えて、表現されているのは
『色づいたアネモネ』
色ごとのアネモネの花言葉には
- 「愛情」
- 「期待」
など明るい意味が多く含まれます。
つまり、色づいたアネモネというのは
- 主人公と別れた後、前を向いて歩く彼女
- または、他の人を愛する彼女
のことを指すのではないかと思います。
そして、対する主人公も
今も枯れずに今日も愛している
花は違うけれど
と言っています。
つまり、現在はお互い別の人を愛しているのです。
ah アネモネ歩むよ
僕はダメダメだったけど
いつか水だけじゃなく
君のお日様になれるその日まで
君に与えた愛情が足りなかった。
もしくは、君に見合う男になれていなかった。
という主人公の悔いる気持ちが
いつか水だけじゃなく
君のお日様になれるその日まで
という歌詞に表現されています。
2番
ドライヤーを使うことなく
扇風機の前に寝転ぶ
僕の髪をタオルで撫で乾かす気もないね
ここは付き合っていた頃の時節。
主人公視点で
素っ気なくなっていく彼女を憂う心
が描かれています。
初めの頃の、舞い上がっていた彼女の面影はどこかに消え去ってしまったのです。
散々なものね
気にかけなくてもこんなに咲くんだね
根腐れするほど水を余してる
根腐れするほど水を余してる
から
主人公の愛情が空回り
していたことがわかります。
もしくは、自分の愛情。
その大きさを正しく彼女に
伝えることができなかったのでしょう。
サビ2
色づいたアネモネ綺麗だ
僕はダメダメだったけど
今も枯れずに今日も愛している
ah 花は違うけれど
ここはサビ1の出だしと同じですね。
花は違うけれど
から、隠し切れない未練が垣間見えます。
ah アネモネ探すよ
僕はあべこべだったけど
乾き潤す正しいその循環を
過不足ないように
あべこべとは
位置・順序・方向などが
通常の状態とは反対であること。
乾き潤す正しいその循環を
過不足ないように
というフレーズでは
愛情の過多
愛情の過少
どちらも、ふたりの中を亀裂するに
じゅうぶん脅威であること。
心を乾かすも潤すも
バランス。絶妙な距離感が必要であること。
を教訓付けています。
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