【RADWIMPS(ラッドウィンプス)】の
「正解」について
歌詞の意味を徹底的に
考察および解説していきたいと思います。
本楽曲はアルバム
「ANTI ANTI GENERATION」
の収録曲となっています。
スポンサーリンク
楽曲名「正解」とは
「正解」とは
正しく解答すること。
正しく解釈すること。
また、その解答や解釈。
という意味になっています。
そのまんまの意味ですね。
この楽曲名が歌詞の内容と
どう関与しているのでしょうか。
歌詞
この先に出会うどんな友とも
分かち合えない秘密を共にした
それなのにたったひと言の
「ごめんね」だけ
やけに遠くて言えなかったり明日も会うのになぜか僕らは
眠い眼こすり 夜通しバカ話
明くる日 案の定 机並べて
居眠りして 怒られてるのに笑えてきて理屈に合わないことを
どれだけやれるかが 青春だとでも
どこかで僕ら 思っていたのかなあぁ 答えがある問いばかりを
教わってきたよ そのせいだろうか
僕たちが知りたかったのは
いつも正解などまだ銀河にもない一番大切な君と仲直りの仕方
大好きなあの子の 心の振り向かせ方
なに一つ見えない 僕らの未来だから
答えがすでにある 問いなんかに
用などはないこれまで出逢ったどんな友とも
違う君に 見つけてもらった
自分をはじめて好きになれたの
分かるはずない
君に分かるはずもないでしょう並んで歩けど
どこかで追い続けていた 君の背中
明日からは もうそこにはないあぁ 答えがある問いばかりを
教わってきたよ そのせいだろうか
僕たちが知りたかったのは
いつも正解など大人も知らない喜びが溢れて止まらない 夜の眠り方
悔しさで滲んだ 心の傷の治し方
傷ついた友の 励まし方あなたとはじめて怒鳴り合った日
あとで聞いたよ 君は笑っていたと
想いの伝え方がわからない
僕の心 君は無理矢理こじ開けたのあぁ 答えがある問いばかりを
教わってきたよ だけど明日からは
僕だけの正解をいざ 探しにゆくんだ
また逢う日まで次の空欄に 当てはまる言葉を
書き入れなさい ここでの最後の問い
「君のいない明日からの日々を
僕は/私は きっと ☐☐☐☐☐☐☐☐☐☐☐」制限時間は あなたのこれからの人生
解答用紙は あなたのこれからの人生
答え合わせの 時に私はもういない
だから 採点基準は あなたのこれからの人生
「よーい、はじめ」
スポンサーリンク
歌詞の意味・解釈
前提として
本楽曲「正解」と別楽曲「万歳千唱」は
「RADWIMPS 18祭(フェス)」
という、1000人の18歳世代との
1回限りのステージで披露された楽曲。
“2曲を1000人と一緒にパフォーマンスしたい”
そんな想いから生まれた楽曲だそうです。
そして私は本楽曲「正解」を
最強の卒業ソング
であると解釈しました。
それでは、歌詞を細かく解釈していきます。
1番
この先に出会うどんな友とも
分かち合えない秘密を共にした
それなのにたったひと言の
「ごめんね」だけ
やけに遠くて言えなかったり
前提として本楽曲の背景にあるのは
卒業式
という大舞台。
学生時代というのは特に多感なものです。
これから大人になるにつれ様々な人たちと出会ったとしても、学生時代のようにバカな事をして笑い合うような友達は、できないと言っても過言ではありません。
この先に出会うどんな友とも
分かち合えない秘密を共にした
とあるように、青春時代の思い出を分かち合える「友」というのは、本当にかけがえのない存在なのです。
普段何気ないことは話せるのに
「ごめんね」だけが言えない。
こんな誰もが思い当たるような経験ですが、それだけに思い出がくすぶられて涙を誘う。
明日も会うのになぜか僕らは
眠い眼こすり 夜通しバカ話
明くる日 案の定 机並べて
居眠りして 怒られてるのに笑えてきて
本当あるあるですね。
明日も会うのに
というのが、個人的に心に刺さります。
学生時代は、腹を割った友達に毎日会えることが当たり前でしたが、社会に出るとそうはいかないものです。
現在、社会人である私目線でこの歌詞に対面すると、毎日友達とバカな事をしていた些細な想い出が、当時よりもキラキラして眩しいものとして蘇ってきて、湧き出てくる思い出だけで涙が出そうになります。
理屈に合わないことを
どれだけやれるかが 青春だとでも
どこかで僕ら 思っていたのかな
学生ながらに、今こそが「青春」
と、たいていの人は自覚しているものです。
だからこそ、“今しかない”
という想いが先導し、大人になったらできなくなりそうな「バカなこと」を意識的にしてしまうのです。多かれ少なかれ、これは誰にでも潜む感情です。
サビ1
あぁ 答えがある問いばかりを
教わってきたよ そのせいだろうか
僕たちが知りたかったのは
いつも正解などまだ銀河にもない
学校で習う勉強も定期的に行われるテストも
求めないといけないのは「答え」
僕たちが知りたかったのは
いつも正解などまだ銀河にもない
ここの歌詞の共感性が特に深い。
学生時代の時はもちろん、学生時代を終えて振り返る今でも、欲しかった答えはテストの解答なんかではありませんでした。
この下の歌詞で
「そうそれそれ!!」
と言ってしまいそうになる、学生時代に知りたかったものが綴られていきます。
一番大切な君と仲直りの仕方
大好きなあの子の 心の振り向かせ方
なに一つ見えない 僕らの未来だから
答えがすでにある 問いなんかに
用などはない
友情や恋愛こそが青春の醍醐味であり、答えがある問いなんかの、何倍も悩み、苦しみ、そして喜んで、感情に振り回されながら成長していくのが学生時代だと思います。
学生時代の欲しい「正解」なんて
まさにここの歌詞の通りですよね。
ただただ共感するしかないです。
2番
これまで出逢ったどんな友とも
違う君に 見つけてもらった
自分をはじめて好きになれたの
分かるはずない
君に分かるはずもないでしょう並んで歩けど
どこかで追い続けていた 君の背中
明日からは もうそこにはない
自分を変えるほどの出会い。
それはかけがえのない「友」との出会い。
今こそは当たり前にいる友達ですが
巡り合えたことは言うまでもなく奇跡。
いつも一緒にいたのが当たり前な友達。
しかし、「卒業」だから、
今後は当たり前には会えなくなります。
どこかで追い続けていた 君の背中
明日からは もうそこにはない
胸がキュッとなりますね。
スポンサーリンク
コメント
今日、中学校の娘の卒業式で初めてこの曲を聞いて感動して、ネットで調べて曲名と歌手が分かりました。
ありがとうございます。
この曲も、また曲の解説も素晴らしいです。
解説を読んでいて、一人涙が止まりません。
これからも頑張って下さい。
ありがとうございました。