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【King Gnu/Slumberland】歌詞(和訳)の意味を徹底解釈!MVとリンクさせて伝えたかったものとは?

2番

ド派手に着飾ればセンセーション
中身二の次TVステーション
すっからかんなセレブレーション
素っ裸で今夜のシュミレーション

センセーションとは、
世間の耳目を驚かせる事件や事柄。

韻を踏んだ各々の歌詞ですが、確実に伝わってくるのは社会に対する皮肉です。

“正直者は馬鹿をみる”
ディスるだけのアンチヒーローを射る
私腹を肥やす足長親父
子供を騙してはメイクマニー

否定するだけで夢をみない若者。

私利私欲に目がくらんだ大人

2番では一貫して、社会に対する反抗性が伺えます。

3番

擦れて溶けたビロード
からは露わ傷を披露
けれど血は出ぬ我が身
中身が空っぽの強み、伴う痛み
来た道振り返り生まれる弱み
寄せては返す人の波
それでも繰り返す日々の営み

擦れて溶けたビロード
見事に露わ傷を披露
けれど血は出ぬ我が身
中身が空っぽのお詫び
のらりくらり都会暮らし

擦れたビロードのように、
ボロボロな状態にある人間。

しかし、血は出ぬとあるように、
自身に傷がついていることに気付かない人間。

これらの原因は全て

脳死している(中身が空っぽだ)から。

あくまでも個人的な解釈ですが、生物の環境適応と、その中に隠れた危険性が歌われているように感じました。

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ラストサビ

“ Wake up people in Tokyo Daydream. ”

Open your eyes, open eyes wide.
(目を覚ませ、目を凝らせ)
Rock‘n’ roller sing only‘bout love and life.
(所詮ロックンローラーは愛と人生しか歌えないんだ)

“ Wake up people in Tokyo Daydream. ”

Open your eyes, open eyes wide.
(目を覚ませ、目を凝らせ)
It could be the start of something new tonight.
(今夜、真っ新から始めよう)

愛と人生しか歌えないロックンローラー

皮肉な物言いですが、言い方を変えれば

愛と人生を必死に伝えることができる

ということ。

いびつな社会。嘘にまみれた社会の中で、ロックンローラーのようにまっすぐ感情をぶつけてくる存在。それを象徴するようMVでKing Gnuが登場しているのでしょう。

感想

あくまでも幅広い解釈の中からの自己解釈でしたが、社会に対する反逆性が垣間見える楽曲だったのではと思います。

タイトル「Slumberland(眠りの国)」

というのは、脳死した人やそれを生産する社会を皮肉めいた表現で指していたのかも知れません。

 

合わせて読みたい【King Gnu】歌詞の意味解釈やアルバム情報、バンド情報など全てのまとめ!

 

【King Gnu/Slumberland】

MVと歌詞の意味の解釈でした!(‘ω’)

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コメント

  1. SOLID STATE SURVIVOR より:

    MVと歌を一緒に聴く&見ることで新たに分かってくることも多くあるんですねぇ・・・。大変勉強になりました。僕もKing Gnu好きなので、今後も曲解説よろしくお願い致します。

    • サルーsalute より:

      楽曲のメッセージ性を考えることで、更に好きな音楽にのめり込めますよね。コメントありがとうございます。

  2. みさ より:

    あちこちのサイトで公開されてる歌詞はなぜ「シュミレーション」なんでしょうね。それも何か意味があるんでしょうか?
    simulationなのでシミュレーションだと思うんですが。

    • サルーsalute より:

      真相は常田さんにしか分かりませんが、日常生活において模擬実験のことを「シミュレーション」「シュミレーション」と発音しますよね。

      正しいのはもちろんシミュレーションなのですが、シュミレーションの方が発音しやすいという利点があります。歌いやすさを重視したのか、深い意味があるのか、考えさせられますね。

  3. 匿名 より:

    なるほど。

  4. 箕輪 より:

    この解説はなんだか腑に落ちませんでした。それよりもここに出てくる商業主義のメディアだったりは地下のアングラなバンド活動をしていた常田がKingGnuとしてポップミュージック、商業に振り切ったバンドを作った自分に対しての歌詞なんだと思います。
    だってほぼすべての曲が企業とのタイアップだし、Mステにだって出ている。そして何よりKingGnuは文法に沿ってjpopの売れる曲を作っています。彼にはそこまでして金を稼ぐ理由があった。
    その答えはミレニアムパレードを作る資金集めだと思います。
    世界に向けて芸術性の高い作品を作りたい。でも売れなくてもいい媚びなくてもいい作品を作るには投資する金を自分たちで用意しなけねばならない。だからKingGnuを作った。
    その過程での自分の信念と現実との葛藤が歌詞にはあった気がします。
    ビニールやどろんもそういった視点で聞くと常田が自分に対して言ってる感じがわかると思います。

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