このまま今日が終わり明日が来れば
いつになっても縮まらないこの距離を
駆け引きにも綱引きにもならないやり取りを
もっと単純な名前で呼んであげられるよ
何ひとつ終われないけど
今日＝自分の誕生日
明日＝自分の誕生日の終わり
１番で描かれた着信に過敏な様子からも分かりますが、主人公は、今日という自分の誕生日に「君からの何かがあるかも知れない」と僅かに期待しているのです。
しかし、期待というのはキラキラしているように見えて、裏切られたときに自分の心を傷つけてくるもの。
「今日」という自分の誕生日に
君からのリアクションがあるのかどうか。
それを君との関係の線引きにしているのです。
君からのリアクションがなかったら、、、
という感情で綴られるのがここの歌詞。
- いつになっても縮まらないこの距離
- 駆け引きにも綱引きにもならないやり取り
かなり切ない表現ですね。
それをもっと単純な名前で呼ぶと言っています。
おそらく、単純な名前＝片想い
といったところでしょう。
サビ１の
ああそうか そうだよな
ハッピーバースデー 片想いの俺
という部分とも繋がりますね。
バースデーとは、誕生するということ。
このサビの部分は、「片想い」という抗えない君との関係性を容認した瞬間なのかも知れませんね。そう考えると、とても悲しくて切ない誕生日であることが分かります。
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サビ２
つまらない言葉の繰り返しで
つじつまもきっと合ってない物語の続きに
ひとりよがりの毎日に
ハッピーバースデー
君に言って欲しいだけ
君と話せるだけで嬉しいから、
つまらない言葉でも話しかけてしまう。
夢中になっているから、
自分の話は辻褄が合っていない。
そんな客観的に観察しても、
魅力に欠けるような自分。
そう分かっていても、
そのような行動を繰り返してしまう背景には
ハッピーバースデー
君に言って欲しい
とあるように
- 構って欲しい
- 自分のことを考えて欲しい
という、切な想いがあるのです。
ラストサビ
くだらない話は思い付くのに
君を抱き締めていい理由だけが見付からない
ああそうか そうだよな
ハッピーバースデー 片想いの俺ハッピーバースデー 片想いの俺
サビ１と同じです。
上でも綴ったように
ハッピーバースデーの日に
「片想い」という関係性を容認している
とすると悲しすぎる物語
であることが分かりますね。
ああそうか そうだよな
と、誕生日の日に独りで自分に言い聞かせている姿が目に浮かびます。
切ない。
感想
HAPPY BIRTHDAY！
というタイトルだけ見ると
暖色イメージな情景が想像されますが
歌詞の内容は真反対のものでしたね。
片想いという誰も経験するであろう感情。
それが成就しない主人公の切ない感情が
丁寧に生々しく描かれていました。
共感できた方も多いのではないのでしょうか。
時間がある方はこちらもどうぞ。
【back number／HAPPY BIRTHDAY】
歌詞の意味の解釈でした！(‘ω’)
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