【あいみょん】の
「ハルノヒ」について
MVと歌詞の意味を徹底的に
考察および解説していきたいと思います。
心温まること間違いなしです。
是非、最後までご覧ください!
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楽曲名「ハルノヒ」の意味とは?
「ハルノヒ」を漢字に直すと
「春の日」と表記され
のどかな春の一日。
明るい春の太陽。
という意味を持つ言葉になります。
そして冒頭でも述べたように
本楽曲は映画「クレヨンしんちゃん」
の主題歌ということもあり
そうです。
この楽曲名が歌詞の内容と
関与性を更に深堀りしていきましょう。
映画「クレヨンしんちゃん」主題歌!
本楽曲は「映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~」の主題歌として書き下ろされた楽曲です。
あいみょんは主題歌について
小さい頃から大好きだった。と、言いますととてもありきたりだとは思うのですが、その大好きな想いを私なりに楽曲でどうにか伝えられたらな。と心から思い、今回のテーマが「家族の愛」と聞いて、野原一家の誕生の物語を楽曲で描けたら!と考えました。
とコメントしています。
そうです。あいみょんは
シンガーソングライターで一番
と宣言するほどのしんちゃん好きなのです。
クレヨンしんちゃんの作品を通じて
家族の繋ぐ糸の強さや幸せ
を学んでいるとのこと。
そんなあいみょんが書き下ろす
「ハルノヒ」
これだけのかなりの熱量が
込められていることが予測されます。
歌詞の冒頭も
「北千住駅のプラットホーム」
という、ひろしがみさりに告白した場所が描かれている等、細かい情景がクレヨンしんちゃんに寄り添って綴られているのです。
続いてMV解説に移ります。
MVの意味・解釈
MVの監督は山田智和が担当。
あいみょんの人気曲
も、同監督が手掛けています。
MVの撮影舞台は静岡。
伊豆半島や大根島で行われている。
視聴するこちらまで自然を感じるほどの一体感が特徴的ですね。夕陽や雨雲、風までもが原始的背景を生み出す素材になっています。
本MVについてあいみょんは
山あり谷あり、風あり嵐あり、の人生こそ幸せなのかなぁ。と、撮影している中で、ふと考えていました。
とコメントしています。
MVだけでグッとくる本楽曲ですが
歌詞も胸を貫いていくほどの
感動を感じること間違いなしです。
では、本題の歌詞に迫っていきます。
歌詞
北千住駅のプラットホーム
銀色の改札
思い出話と 想い出ふかし
腰掛けたベンチで
僕らは何も見えない
未来を誓い合った寒さにこらえた木々と猫が
まるで僕らのことで
蕾を咲かせようと実を揺らしてる
素敵に笑っている焦らないでいい
いつか花束になっておくれよそれまで待っていてね
これからの展開をふたりで
飽きるまで過ごして見るからね
最低限の愛を伝えながらどんな未来が
こちらを覗いてるかな
君の強さと僕の弱さをわけ合えば
どんな凄いことが起きるかな?
ほら もうこんなにも幸せ
いつかはひとり いつかはふたり
大切を増やしていこう北千住駅をフワっと歩く
藍色のスカート
いつになく遠く 遠くに見える
加速する足音素直じゃないと
いけないような気がしたよ優しさに甘えすぎて
怯えすぎた男の背中に
掌を添えてくれるのはもう
前を歩く君じゃなきゃダメだからどうか未来が
こちらに手を振ってほしい
日々の辛さと僕の体が
だらしなく帰る場所を探し続けている
ほら もうこんなにも夕焼け
いつかの灯り思い出すとき
大切に気づくのでしょう焦らないでいい
いつか花束になっておくれよ
僕らは何も見えない
未来を誓い合ったどんな未来が
こちらを覗いてるかな
君の強さと僕の弱さをわけ合えば
どんな凄いことが起きるかな?
ほら もうこんなにも幸せ
いつかはひとり いつかはふたり
いや もっともっと
大切を増やしていこう?住み慣れた駅のプラットホーム
水色に挨拶
「お帰りなさい」と
小さく揺れる影を踏む幸せ
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歌詞の意味・解釈
1番
北千住駅のプラットホーム
銀色の改札
思い出話と 想い出ふかし
腰掛けたベンチで
僕らは何も見えない
未来を誓い合った
前提ですが本楽曲は、ひろしがみさえにプロポーズしたときの心情や景色が繊細に描かれている楽曲です。
北千住駅のプラットホーム
は、プロポーズをした思い出の場所。
改札口でみさえを待ち続け、深い想いを伝え、まだ見ぬ未来を語り合ったのです。
※アニメでは「プロポーズ記念日だぞ」という話で、ひろしがみさえに告白した描写の背景が夕暮れの浜辺になっていますが、みさえがひろしに互いにしか分からないことを尋ねた話では、北千住駅のホームと言っていました。
寒さにこらえた木々と猫が
まるで僕らのことで
蕾を咲かせようと実を揺らしてる
素敵に笑っている
プロポーズをする直前の情景。
この歌詞には
「蕾」や「花束」
といった表現が多く出てきます。
これが何を比喩しているのかを捉えていく事で、ひろしが抱える情景に近づくことができるのです。
ここの歌詞の表現から言うと
今のひろしとみさえは
「蕾」のようですね。
何を表現しているのでしょうか。
焦らないでいい
いつか花束になっておくれよ
花束になって欲しいという願い。
ここで本楽曲における「花束」について徹底解釈していきたいと思います。
花束は、プロポーズを連想させる物で本楽曲の情景にピッタリなのですが、実はそれだけではありません。
愛の象徴、幸せの象徴
とも言われます。
ひろしが想う幸せとはなんでしょうか?
それはズバリしんのすけ、ひまわりも含めた
『未来にある家庭』
のことではないでしょうか。
ひろし、みさえ、しんのすけ、ひまわりの一人一人を「花」として捉えると、それを合わせた家族こそが「花束」であると考えることが出来ます。そうすると「家族愛」というテーマともマッチしてくるのです。
それまで待っていてね
これからの展開をふたりで
飽きるまで過ごして見るからね
最低限の愛を伝えながら
上の解釈の続きで進めていくと
「それまで待っていてね」
というのは後に生まれるしんのすけ、ひまわりに対する言葉であると推測されます。
それと同時に、“二人が生まれるまでの間は、みさえだけに想いを注ぎ、愛情を育んでいく”という決意が読み取れます。
サビ1
どんな未来が
こちらを覗いてるかな
君の強さと僕の弱さをわけ合えば
どんな凄いことが起きるかな?
ほら もうこんなにも幸せ
いつかはひとり いつかはふたり
大切を増やしていこう
みさえとの未来に妄想を膨らませる。
頭で考えるだけで感じれるほどの
「幸せ」をひろしは感じているのです。
そしてその想いを胸に
プロポーズを決行しています。
いつかはひとり いつかはふたり
大切を増やしていこう
というのはまさに、
しんのすけ ひまわりを指しています。
大切なものを一つ一つ増やしていく
これこそ結婚後の一番の幸せですよね。
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2番
北千住駅をフワっと歩く
藍色のスカート
いつになく遠く 遠くに見える
加速する足音素直じゃないと
いけないような気がしたよ
ここからはプロポーズ後の情景。
藍色のスカートの女性=みさえ
どんなに愛情の強い二人でも、
喧嘩をすることだってあります。
加速する足音、遠くに見える
というのは、みさえが機嫌を損ねてひろしから離れていっているさまを表すのでしょう。
優しさに甘えすぎて
怯えすぎた男の背中に
掌を添えてくれるのはもう
前を歩く君じゃなきゃダメだから
失って気づくという言葉がありますが、
まさにそれに当たる心情を表しています。
男と言うのは家族でいう大黒柱であり、常に大きくてたくましい背中を家族に見せなければなりません。しかし男と言えど、本当は強いわけではないのです。守りたい家族がいるからこそ強くなれるのです。
だから、みさえが添えてくれる掌が必要。
ちょっと強気な君のおかげで、
弱い自分が強くなれる
と、みさえを失ったひろしは
再認識しているのです。
サビ2
どうか未来が
こちらに手を振ってほしい
日々の辛さと僕の体が
だらしなく帰る場所を探し続けている
ほら もうこんなにも夕焼け
いつかの灯り思い出すとき
大切に気づくのでしょう
こちらに手を振ってほしい
というのは、“みさえと描いていける未来と、その未来がどうか明るいものであって欲しい”という願い。
今のひろしは、みさえと喧嘩して、仕事でも上手く言っていないのかも知れません。
仕事が終わってへとへとになった帰り道で、帰る場所と待ってくれている家族を渇望しているのでしょう。
ここで出てくる「夕焼けの灯りを思い出す」というのはアニメ上のプロポーズシーンの情景のことを言っているのでしょう。
3番
焦らないでいい
いつか花束になっておくれよ
僕らは何も見えない
未来を誓い合った
見えない未来に焦ることはない。
しかし「花束」と言えるような素敵な家庭をひろしは心から願っているのです。未来を誓い合ったみさえを幸せにするためにも。
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ラストサビ
どんな未来が
こちらを覗いてるかな
君の強さと僕の弱さをわけ合えば
どんな凄いことが起きるかな?
ほら もうこんなにも幸せ
いつかはひとり いつかはふたり
いや もっともっと
大切を増やしていこう?
サビ1と同じであるため解釈は割愛致します。
住み慣れた駅のプラットホーム
水色に挨拶
「お帰りなさい」と
小さく揺れる影を踏む幸せ
住み慣れた駅
という表現から
結婚後の情景であることが分かります。
「お帰りなさい」
と言える距離にみさえがいる幸せ、何気ない家庭が存在する幸せを噛みしめているのでしょう。
感想
ひろしの優しさや、みさえに対する大きな愛情に心温まる歌詞だったと思います。
ふたりの情景を想像しつつ歌詞を読み解いていくと、歌を聴くだけで感動して、涙を流してしまいそうになります。
野原家のホームタウン「春日部」
が元になった「ハルノヒ」
映画クレヨンしんちゃんの主題歌として
最高峰の出来になっていましたね。
本当に心が温まりました。
【あいみょん/ハルノヒ】
MVと歌詞の意味の解釈でした!(‘ω’)
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