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【椎名林檎/TOKYO】歌詞の意味を徹底解釈!元カレへの未練を歌っている?

【椎名林檎】

「TOKYO」について

歌詞の意味を徹底的に

考察および解説していきたいと思います。

ダイレクトに伝わる主人公の憂鬱。

そこにはどんな背景が存在するのでしょうか。

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楽曲の基本情報

本楽曲はアルバム「三毒史」の収録曲。

「TOKYO」は、7番目に収録されています。

  • 鳥越啓介のベース
  • みどりんのドラム
  • 林正樹のピアノ

によるセッションに圧倒される。

ロック路線もそうですが、
こういったジャズ路線の音楽は特にエモい。

 

 

そして今回のアルバムには秘密があります。

文字数やカタカナ、曲名が上下対称になっているのです。曲順まで美しいとは、、、なんという遊び心。カリスマ性が細部に宿りますね。

そして今回、考察していく「TOKYO」はちょうど真ん中に位置しています。

どんなメッセージ性を持つのでしょうか。

楽曲考察に移っていきます。

楽曲名「TOKYO」とは

「TOKYO」とは

漢字にすると「東京」

皆さんご存知の通り

日本の事実上の首都

という意味になっています。

この楽曲名が歌詞の内容と

どう関与しているのでしょうか。

まずは歌詞を見ていきましょう。

歌詞

同じ夢で目覚めた。
なぜ今また昔の男など現れる。
眉や目でさえ憶えていない相手じゃ
遥か朧の月。曖昧模糊。

そんな顔を見て過ごしていた、
妙な場面。
夢は十中八九晴れ模様清々しく。
精々願望を映し出しているようで、
莫迦に幸せそうに燥いでいたっけ。

ああしんどいわ。頭のみ冴えている。
どことも誰とも繋がらないこの命。
ああ重いわ。
持て余した自我。
急いで夢の途中に戻して。
起きていたくない。

微熱を帯びた瞼が居直ると、
現の世界は荒れ模様忌々しく。
傘も携え用意周到だった。
だのに濡れている自分。不幸なんだって。

まあしんどいよ。しとどに泣く足。
どこへも誰へも続いていないこの道。
まあ酷いよ。踏み外した過去。
行けども帰れども責められて
失せてしまいたい。

そう当座凌ぎに必死の人生。
悲しくてもう耐えられない。
ねえせめて愛されてみたかった。
ひと度でも。

どんな最期を迎えて死ぬんだろう。
変わらず誰にも甘えず、
ずっとひとりなら長いわ。高が知れた未来。
短く切上げて消え去りたい。
飲み込んで東京。

utaten.com

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歌詞の意味・解釈

繰り返し見る夢

同じ夢で目覚めた。
なぜ今また昔の男など現れる。
眉や目でさえ憶えていない相手じゃ
遥か朧の月。曖昧模糊。

utaten.com

情景は、一人暮らしの夜と言ったところでしょう。

もう好きでもないはずの、
元カレの夢を見て目を覚ますのです。

“同じ夢で”と、繰り返し元カレの夢を見ているところから、未練があるのか?と一瞬思いましたが、そうではなさそうです。

曖昧模糊という言葉が

はっきりしない、あやふやなさま。

を意味するように

元カレの容姿なんてものは、
ほとんど覚えておりません。

そんな顔を見て過ごしていた、
妙な場面。
夢は十中八九晴れ模様清々しく。
精々願望を映し出しているようで、
莫迦に幸せそうに燥いでいたっけ。

utaten.com

顔も覚えていない相手なのに

夢の中の自分は幸せそうだった

のです。

つまり、主人公は「元カレといること」に幸せを感じているのではなく、「誰かといること」に幸福を感じていたのです。

孤独

ああしんどいわ。頭のみ冴えている。
どことも誰とも繋がらないこの命。
ああ重いわ。
持て余した自我。
急いで夢の途中に戻して。
起きていたくない。

utaten.com

誰かといる夢→幸福

であるのならば

独りでいる現実→不幸

ということになります。

不幸な現実から脱却して、
幸せな夢の世界に逃げ込みたいから

急いで夢の途中に戻して。
起きていたくない。

とある。

ここまでで分かる情景は

孤独に怯えている

ということ。

人それぞれの価値観で変わりますが、少なくとも本楽曲の主人公は

「孤独」よりも「つながる安心感」

を求めているのです。

心の雨

微熱を帯びた瞼が居直ると、
現の世界は荒れ模様忌々しく。
傘も携え用意周到だった。
だのに濡れている自分。不幸なんだって。

utaten.com

内容は違えど、幸せ過ぎる夢の後の現実って軽い放心状態になりませんか?

そのような情景を思い出して頂けると本楽曲の主人公の感情により近づくことが出来ると思います。

 

泣いた後の瞼は熱を帯びています。

幸せな夢から覚めて、
現実とのギャップに打ちひしがれているのです。

ここからの比喩表現が秀逸ですね。

孤独が怖いから孤独にならないように、
努力をしていた。(傘も携え用意周到だった)

それなのに現実は、
最も恐れていた孤独。(濡れている自分)

幸せな夢を通して改めて不幸を感じている

のです。

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踏み外した過去

まあしんどいよ。しとどに泣く足。
どこへも誰へも続いていないこの道。
まあ酷いよ。踏み外した過去。
行けども帰れども責められて
失せてしまいたい。

utaten.com

しとどという言葉が、

勢いの激しいさま。

を意味するように

主人公の心には、激しい雨が降っている。

踏み外した過去。

というのは

  • 元カレと別れてしまった過去
  • 別れの理由になった事柄

を指すのでしょう。

行けども帰れども

というテキストだけを見ると、

元カレに何度も会いに行っている?

と安易に想像してしまいがちですが、これまでの歌詞を捉えているとそうではないことが分かります。

何度も同じ夢を見ること

を、行けども帰れども

と表現しているのです。

夢を見るたびに孤独を痛感し、
憂鬱に陥ってしまうから

責められて失せてしまいたい。

とある。

飲み込んで東京。

そう当座凌ぎに必死の人生。
悲しくてもう耐えられない。
ねえせめて愛されてみたかった。
ひと度でも。

utaten.com

当座凌ぎとは、
その場だけをまにあわせること。

つまり、孤独の一時しのぎを表す。

主人公は、孤独から解放されるために、
即席の愛を交わしていたのかも知れません。

しかし、そこに本当の愛は無いから

ねえせめて愛されてみたかった。

と嘆いているのです。

どんな最期を迎えて死ぬんだろう。
変わらず誰にも甘えず、
ずっとひとりなら長いわ。高が知れた未来。
短く切上げて消え去りたい。
飲み込んで東京。

utaten.com

飲み込んで東京。

と、ここでようやく楽曲名である

「TOKYO(東京)」が出てきます。

東京は、日本の首都ということだけあり、特出してたくさんの人が住んでいて、他の都道府県に比べ、色めきだっているというイメージがあります。

しかし、

現実の東京はイメージよりも暗い

です。

渋谷や新宿、六本木などはイメージ通り賑わっているものですが、土地によって街の表情が大きく変わるのが東京の特徴。

だから最後の歌詞である

飲み込んで東京。というのは

「東京」という輝いた街の中に、
私を紛れ込ましてくれ。

というよりは

「東京」という暗闇に私を連れて行って。

というニュアンスの方が正しいのでしょう。

孤独に苛まれた主人公は、いっそ深淵に潜り込みたいと開き直っているのです。

感想

孤独に起因する憂鬱。

これは多くの人が抱えたことのある感情なのではないでしょうか?

特に一人暮らしをしている人は、
そんな憂鬱な夜もあるのではと思います。

また、敢えて人の多い「東京」という街が孤独を強調しているようで「TOKYO」というタイトルにもセンスを感じました。

【椎名林檎/TOKYO】

歌詞の意味の解釈でした!(‘ω’)

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