【椎名林檎と宇多田ヒカル/浪漫と算盤】歌詞の意味を徹底解釈!卓越した人生観がここに。

アルバム『ニュートンの林檎 ~初めてのベスト盤~』の1曲目を着飾る豪華コラボ楽曲。

【椎名林檎と宇多田ヒカル】

「浪漫と算盤(読み方:ろまんとそろばん)」について

MVと歌詞の意味を徹底的に

考察および解説していきたいと思います。

 

今までの椎名林檎ナンバーとは、ひと味違った深みを感じられること間違いなしです。

是非、最後までお読み下さい。

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楽曲の基本情報

冒頭でも述べましたが、今回紹介していく「浪漫と算盤」は、椎名林檎初のベストアルバム『ニュートンの林檎 ~初めてのベスト盤~』の収録楽曲。そして、なんと言っても「椎名林檎×宇多田ヒカル」という豪華コラボが世間を賑わしました。その注目度といえば、MVの公開直後に、YouTubeの急上昇ランキング1位まで容易に昇りつめるほど。

 

二人が共演するのは、実に3年ぶりになります。前回は、宇多田ヒカルが2016年9月に発表したアルバム「Fantome」の収録曲「二時間だけのバカンス featuring 椎名林檎」で共演されていましたね。

 

 

懐かしいですね。聴いたことないよって方は、この機会にどうぞご視聴下さい。同じコラボソングとはいえ、今作とはまた違った、少し和やかさが混ざるような雰囲気を感じれるかと思います。

 

そして、本楽曲について椎名林檎は

「浪漫と算盤」制作に当たって

たいへん面白いプログラムでした。ご参加くださった宇多田ヒカル氏はじめ、村田陽一せんせい、演奏家のみなさんへ、改めてお礼申し上げたいです。ありがとうございました。

新たな作品に着手する際、わたしはいつも、なにかしら初めての試みをするようにしております。今回はとにかく、和声から旋律からなにから、いつもみたく扇情的にせぬよう注意深く編みました。ヒカル氏の声の成分がよく馴染む、酸素や水のような曲にしたくて。いつになくまろやかな響きを、味わっていただけますと幸いです。

言葉についても、本作では少々挑戦しています。或る日ヒカル氏が「それはゆみちん(椎名のこと)ならうまいこと書きそう」などと共通の知人らと話していたらしいテーマが「ロマンとソロバン」でした。半年ほどまえ小耳に挟んで以来「受けて立とうぞ」と力み続けた結果、仕上がったのがこの作品です。唄うのにやや照れました。

なお、二十年間、頑なに「国産採れたて」に拘って参りましたものの、これからさきはもっとのびのび自由奔放に書きたいです。どうぞ今後なお一層、よろしくお願い致します。
(などなど現場から愛を込めて…「初めまして」「改めまして」のベスト盤もご用意しました。)

と、コメントしています。

 

歌詞考察をするにあたって押さえておきたいポイントは以下。

 

扇情的(欲望や情欲をあおり立てるさま)にせぬよう注意した
言葉についても、本作では少々挑戦している

 

これらのコメントから、いつもの椎名林檎ナンバーとは、ひと味違うテイストで展開されていくことが予想されますね。

 

また宇多田さんの声に馴染むよう

酸素や水のような曲にした

というのも音の理解の材料になります。

 

一方、宇多田ヒカルは

林檎ちゃんとのデュエットは3回目になりますが、過去のカーペンターズのカバー、私の楽曲に客演していただいたケース、を経て、今回は椎名林檎ワールドどっぷりの新曲とMVに参加できてとても嬉しいです。長丁場のMV撮影の待ち時間も、こんなに楽しく笑って過ごしていいのかというくらい楽しく過ごせて、全てが贅沢な時間でした。これからが楽しみです。

と、満足げにコメントしています。

 

二人が楽しんで制作した椎名林檎ワールドどっぷりのナンバー。

それが「浪漫と算盤」の輪郭になるのです。

 

サルー
サルー

お二人の大ファンである私にとっては、天才×天才が生み出す世界観。その一端を分けてもらえただけでも、幸福という感想しか出てこなかったです。尊すぎる、、、

 

続いて、本題の楽曲考察に移っていきます。

楽曲名「浪漫と算盤」とは

まずは、タイトルを噛み砕いてみましょう。

 

「浪漫」とは、カタカナ書きで「ロマン」。

“ロマンを追う”なんて言葉で使われるように

感情的、理想的に物事をとらえること。

夢や冒険などへの強いあこがれをもつこと。

という意味になっています。

 

そして「算盤」とは、「そろばん」のこと。

容易に想像できるアレですね。

細かく言葉の意味を求めると

計算補助用具の一種で、串(細い棒)で刺した珠(たま)を移動させ、その位置で数を表現し、計算の助けとするもの。

と、なっていますが、簡単に言うと

答えを導き出す道具。

と、いったところです。

 

MVでは、モノクロの世界で、テトリスをする二人の姿が描かれていたのですが、あれも“常に頭を使って最適だと思う答えを選択していくさま。”を映していたのだと筆者は解釈しております。タイトルからもMVの世界観との関連性が垣間見えてきますね。

 

タイトルについては最後なのですが、

皆さんは、

渋沢栄一の著書「論語と算盤」

を、ご存知でしょうか?

これには

  • 「論語で人格を磨くこと」 
  • 「資本主義で利益を追求すること」

その両立の重要さが説かれています。

 

後述していく歌詞考察の欄で、判明していくのですが「浪漫と算盤」は、上に挙げた著書「論語と算盤」にインスピレーションを受けていることは、ほぼほぼ間違いないかと。

 

それでは、本題の歌詞に迫っていきましょう。

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歌詞

主義をもって利益を成した場合は
商いが食い扶持以上の意味を宿す
義務と権利双方重んじつつ飽く迄
両者割合は有耶無耶にしていたい

玄人衆素人衆皆の衆賛否両論
頂戴 置きに行こうなんぞ野暮
新しい技毎度繰出したいです

苦しくとも僕には理解っている
貴方も同じ様に一人生きている

宇宙を因数分解したとこで自由と
孤独だけが待っているんでしょう

玄人で素人で労働者で生活者の侭
おもしろおかしく居させて
煩わしい役毎度請け負いたいです

虚しくとも 貴方を思うたび
僕は許されて行く 夢と現を結わえて

きっと、そう浪漫抱えたら算盤弾いて
両極のど真中狙い撃てお願い勇気をくれ

疑わしい相手なら何時だって
自分ずっと進化したいよね

答え合わせ 貴方を知るほど
僕は正されて行く 捨てたものじゃない
ただ生きようと

作詞作曲:椎名林檎

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歌詞の意味・解釈

1番

主義をもって利益を成した場合は
商いが食い扶持以上の意味を宿す
義務と権利双方重んじつつ飽く迄
両者割合は有耶無耶にしていたい

主義とは、

持ちつづけている考え・方針・態度など

を、意味します。

己の意志・信念といったところでしょうか。

そして、利益は、仕事の中でこそ生まれます。

 

また、食い扶持というのは、

食料を買うためのお金、食費、など

を、意味する言葉です。

 

そうすると

主義をもって利益を成した場合は
商いが食い扶持以上の意味を宿す

という歌詞は

己の意志を持って、仕事をすることは
単に飯が食べれること以上の意味を持つ。

といった風に解釈することができます。

 

もっと簡単に言うと

仕事をするというのは金稼ぎ以上に得られるものがあるんだよ

と、言っている訳ですね。

 

しかし、現実問題お金を稼ぐことも大切。

タイトル解釈の欄で紹介した、
渋沢栄一の著書「論語と算盤」でも

「資本主義で利益を追求すること」

の重要性が説かれていましたよね。

 

どちらも捨てがたいものであるから

両者割合は有耶無耶にしていたい

と、歌詞が連なっていくのでしょう。

玄人衆素人衆皆の衆賛否両論
頂戴 置きに行こうなんぞ野暮
新しい技毎度繰出したいです

苦しくとも僕には理解っている
貴方も同じ様に一人生きている

ここの歌詞では

新しいことに挑戦していこう!

というメッセージ性が込められています。

 

何事においても、新しいことに挑戦すると、多方向から賛否両論の声が上がります。たとえ、どんな聖人君主の声だろうがそれは変わりません。だから、全てにおいて挑戦するに越したことはないのです。安定を見計らって、「置きに行こうなんぞ野暮」なのです。

 

読み解くことで、様々なメッセージが見えてきますね。

2番に続きます。

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