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【DECO*27/人質交換】歌詞の意味を徹底解釈して考察!ストーリー展開が怖すぎる!?

【DECO*27(デコニーナ)】

「人質交換」について

MVと歌詞の意味を徹底的に

考察および解説していきたいと思います。

衝撃的な歌詞・ストーリー

に驚くこと間違いなしです。

是非、最後までご覧ください!

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楽曲の基本情報

この曲は、2019年にリリースされたDECO*27の第6弾アルバム「アンドロイドガール」の収録楽曲で、アルバムのリリース後、MVが公開されました。

 

MVも曲調も可愛らしい

というのが、おおよそ皆さんに共通する率直な感想ではないでしょうか?

サルー
サルー

私もそうでした。

 

しかし!
それとは裏腹に歌詞は衝撃的。

 

衝撃的というよりは、「怖い」という感情の方が近いのかも知れません。

本記事では、その

「怖い歌詞」を徹底解剖していきます。

まずは、タイトルを見ていきましょう。

楽曲名「人質交換」とは

一般的に「人質」とは

交渉を有利にするために、人の身柄を拘束することや、拘束された人。

を指す言葉として使われます。

犯罪を連想させるような言葉ですが、
本楽曲における「人質」は

忘れたい思い出

と歌詞に表記されています。

これが何を意味するのでしょうか。

また、それを取り換えることを意味する

「人質交換」というタイトル。

この楽曲名が歌詞の内容と

どう関与しているのでしょうか。

本題の歌詞を深読みしていきましょう。

歌詞

それなりの幸せと
思い込みを愛したよ
やけに君が笑う日は
隠し事がありました

「間違ってなんていないよ」
なんて言って 鼻歌を嗜んでは
バクバク鳴ってジッとしてらんない
心に爪を立てましょう

いちにのさんっで手を離そう
夢はどこで狂った?
引けないのよ
引けないからもうバイバイしよう

君がいくら愛しても 痒いだけだから
そろそろ返してよ 君の私を
忘れたい思い出が人質だから
いつでも殺れること覚悟しといてよ

知りすぎてしまうから
忘れたいと願うのです
上辺だけが好きなのよ
だって下僕にしたいんで

取り合った結果勝手に歪んで
深水に腫魔る恋模様
欲張ってばっか毎度ビバトゥーマッチ
バラバラになりそうだよ

いちにのさんっで切り落とそう
いくら無駄をしたって死ねないじゃない
死ねないならもう死んでんじゃない?

“どんな時も二人ならば超えていけるから”
下らない理想興なら
すでに終わったんだよ
始めよう これまでの恥のトレードを
二人の愛言葉も 聞きたくないことだろう

今すぐに楽にしてあげよう
これまでを無にしてあげよう
様を見ろ 貸しは歌詞にしよう
下がっていこう
お決まりのサヨナラの涙
なぜいつもそんなに狡いの
構ってくれ 構ってくれ

君がいくら愛しても 痒いだけだから
そろそろ返してよ 君の私を
忘れたい思い出が人質だから
いつでも殺れること覚悟してるけど

君といつか 笑い合えたら
それもまあいいかな
止まらないこの涙は
たぶんそう歌ってるから

ごめんね “したい”だらけの
恥のトレードは叶わない
君の鼓動は ちゃんと止まってるから

作詞作曲:DECO*27

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歌詞の意味・解釈

1番

それなりの幸せと
思い込みを愛したよ
やけに君が笑う日は
隠し事がありました

作詞作曲:DECO*27

主人公(女性)には、彼氏がいます。

愛していた

とあるように、その関係性を盲愛していたのですが、悔しくも君には「隠し事」があったのです。

サルー
サルー

恋愛における「隠し事」と言うと、「浮気」が一番に連想されますよね。主人公が勘付いた隠し事も、そういった類でおおよそ間違っていないと思います。

彼の裏切りに気付いて、自分だけが一直線に愛していたことが発覚したから「思い込み」という皮肉な言葉が使われているのでしょう。

「間違ってなんていないよ」
なんて言って 鼻歌を嗜んでは
バクバク鳴ってジッとしてらんない
心に爪を立てましょう

作詞作曲:DECO*27

主人公は浮気に勘付いていますが、彼は

「間違ってなんていないよ」

なんて言って誤魔化しています。

「鼻歌」と歌詞にあるように、疑っている主人公に対して、彼は余裕の様子を見せます。

 

しかし、主人公の中では

「裏切りの確信」

があるのでしょう。

余裕である彼を見て、苛立ちが募っています。

バクバク鳴ってジッとしてらんない

という文が、その心情を映しています。

 

また「爪を立てる」という言葉について。

この言葉は一見すると、威嚇や障害のような意味合いを持つように感じ取ってしまいますが、実際にそのような意味はありません。それには「牙をむく」という慣用表現が当てはまります。

 

では「爪を立てる」が何を意味するかと言いますと、この言葉は、爪先で立つようにするという意味を持ちます。

ここで、深読みして考えて頂きたいのが、爪先で立つ目的です。

高いものをとる。という目的も考えられますが、その多くは何かをのぞき込むときに使われるそうです。

 

つまり

「爪を立てる」=何かをのぞき込む

となります。

そう解釈できると、心に爪を立てるというのは、心をのぞき込むこと。ひいては

彼の裏切りによる傷心と向き合うこと

を意味するのです。

サルー
サルー

深いですね。自分の傷と向き合った主人公は、これからどのような行動に出るのでしょうか?

いちにのさんっで手を離そう
夢はどこで狂った?
引けないのよ
引けないからもうバイバイしよう

作詞作曲:DECO*27

夢(彼との幸せ)が狂ったことを嘆く描写が綴られていると同時に、だから「バイバイしよう」と幸せに踏ん切りを付けようとする心情が描かれています。

 

また、手を離そうという表現も深い。

これは、おそらくタイトルの「人質交換」とリンクしており、人質をから手を離そうという意味を包括しているのだと思います。

ちなみに主人公が抱える「人質」

後述されるサビで綴られています。

歌詞を追っていきましょう。

サビ1

君がいくら愛しても 痒いだけだから
そろそろ返してよ 君の私を
忘れたい思い出が人質だから
いつでも殺れること覚悟しといてよ

作詞作曲:DECO*27

爪先立って覗き込んだことで、
見えてきた自分の傷口

主人公が今見えているのは、

彼ではなく自分の傷口です。

 

だから、彼がどんなに愛を育んできたとしても、幸せを感じるどころか、かさぶたになった傷口が痒いだけなのです。

 

また、ここで「人質」というワードが出てきます。

このサビに内容から分かるお互いの人質は

  • 彼の人質→私自身
  • 主人公の人質→忘れたい思い出

といったところでしょう。

 

彼は、主人公の心を奪ったままでいると思っているから「私自身」が人質であり、主人公はもともとは盲愛していたけど、裏切りにより絶望してしまったから、大切な想い出ではなく「忘れたい思い出」が人質になっているのです。

 

つまり、この人質による交渉は

圧倒的に主人公が有利なのです。

 

だから、

いつでも殺れること覚悟しといてよ

とあるのです。

サルー
サルー

いつでも人質交換をできる優位な立場なんだぞ、と。

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2番

知りすぎてしまうから
忘れたいと願うのです
上辺だけが好きなのよ
だって下僕にしたいんで

取り合った結果勝手に歪んで
深水に腫魔る恋模様
欲張ってばっか毎度ビバトゥーマッチ
バラバラになりそうだよ

作詞作曲:DECO*27

ここでは、今回の幸せが崩れてしまった要因を抽出して、反省をしています。

  1.  知り過ぎてしまったから
    彼の裏切りに気付いてしまった。
  2.  表面だけしか知らなかったら
    それなりの幸せを継続できていた。
  3.  盲愛しすぎたから
    深淵にハマってしまった。
  4.  彼の過度な欲望からなる浮気に
    心が張り裂けそうだった。

といったところでしょうか。

サルー
サルー

深水に腫魔るは、深みにハマること。

トゥーマッチは、度が過ぎることを意味します。

いくら無駄をしたって死ねないじゃない
死ねないならもう死んでんじゃない?

作詞作曲:DECO*27

ここで意味深に何度も登場する「死」という言葉。この言葉が、この後のストーリー展開に大きく影響してきます。

サビ2

“どんな時も二人ならば超えていけるから”
下らない理想興なら
すでに終わったんだよ
始めよう これまでの恥のトレードを
二人の愛言葉も 聞きたくないことだろう

作詞作曲:DECO*27

今までの幸せな物語を

下らない理想郷

と吐き捨てています。

 

そして始まろうとする恥のトレード。

このトレードこそが、タイトルにもある「人質交換」そのものを表すのでしょう。お互いの人質を交換していく訳ですが、その人質になっているのが、今では卑下している彼との関係から築いた「自身」であることや「彼との想い出」であるから、「恥のトレード」という皮肉を込めた言い方をしているのでしょう。

3番

今すぐに楽にしてあげよう
これまでを無にしてあげよう
様を見ろ 貸しは歌詞にしよう
下がっていこう
お決まりのサヨナラの涙
なぜいつもそんなに狡いの
構ってくれ 構ってくれ

作詞作曲:DECO*27

ここで、主人公の行動が明確化します。

結論から申し上げますと

主人公は彼を殺害してしまう

のです。

歌詞の情景からも十分に伝わるのですが、

MVの映像もそれを裏付けます。

3番のタイミングで映されるこの映像です。

本映像は、水に沈んでいく骸骨が描写された後に、映されるのですが、明らかに合掌しています。

合掌をするという行為は、仏教の発祥地であるインドから日本へ伝えられたもので、仏を礼拝する際に両手を合わせる行為のことです。

つまり、「死」を裏付けるものなのです。

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ラストサビ

君といつか 笑い合えたら
それもまあいいかな
止まらないこの涙は
たぶんそう歌ってるから

作詞作曲:DECO*27

衝撃的なストーリー展開でしたが

ここは、ちょっぴり切なさを感じさせます。

彼を亡き者にして、絶望から解放されたはずなのに涙が止まらないのです。

なぜなら、本心では

君と笑い合いたい

と思っていたからです。

ごめんね “したい”だらけの
恥のトレードは叶わない
君の鼓動は ちゃんと止まってるから

作詞作曲:DECO*27

もう決して、取り返しは付きませんが、ここにきて後悔と謝罪をしています。

君に自分(の恋心)を人質に奪われ

自分は、君との想い出を人質にしていた

そんな恥のトレードは、もう行えないのです。

まとめ

「人質交換」というのは

「君の私」を取り返して

「自分の忘れたい想い出」を消したこと。

を意味していました。

つまり、

彼を殺害してしまったこと。

それ自体が「人質交換」だったのです。

衝撃的な歌詞展開でしたね。

 

時間がある方はこちらもどうぞ。

【DECO*27/人質交換】

MVと歌詞の意味の解釈でした!(‘ω’)

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