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【sumika/願い】歌詞の意味を徹底解釈!片想いの心情と冬の情景が重なる切ないラブソング。

2番

突然降ってきた雪を誰に伝えよう
私は一人だけだよ
あなたはどう?
答え聞くまでもなかったようで
目線の行き先が諭すよ

作詞:片岡健太

2番のAメロでは日常から芽生える、

片想い特有の切ない情景

が映されています。

どれだけ長い期間あなたのことを想っても、あなたの想いの行く先が自分の方を向いてくれる事はないのです。1番で勘付いた恋の矢印は時間が経っても変化することはなかったのです。

 

答え聞くまでもなかった

とあるように、最後の答えを聞くまでもなく、自分の恋の結果が分かってしまう。

サルー
サルー

ドラマにもリンクしてくる、、、

サビ2

あなたの瞳に映って
「ただいま」「おかえり」を言い合って
真昼に見ていた儚い夢だ
白い息を小さく吐いて
「おはよう」「おやすみ」って
目を合わせ私も言いたかったな
きっとまだ

作詞:片岡健太

  • ただいま
  • おかえり
  • おはよう
  • おやすみ

こんな些細なやりとりを交わすことができる近い距離に、常にあなたがいることを主人公は願っている。

 

サビ2は

きっとまだ…

で終わっていますが、この後に続くのは

あなたはあの子を想っている

などと言う悲しい歌詞に違いありません。

サルー
サルー

改めて切ない。

3番

雪はずっとふっと
空から来ては
止めどなく降りしきる
想い重ねて
私はずっともっとあなたを

作詞:片岡健太

ここの歌詞表現が巧み過ぎる。

  • 雪が積もっていくさま
  • 想いが募っていくさま

が対比されています。

 

まず「雪」に着目すると、これは

「冷たいもの」「真っ白なもの」

を象徴する冬特有の現象です。

 

そして「主人公の想い(恋)」は、

これまでの歌詞から伺えるように成就することはありませんでした。言ってしまえば願っていた暖かい景色は見ることはできず、「さびしい」「かなしい」など寒色カラーの感情ばかりが芽生えてしまう結果に終わる。

 

色鮮やかな思い出が重なるばかりか、願いは叶わなかったから真っ白。冷たく真っ白な想いばかりが積み重なっていくのです。

サルー
サルー

まさに雪と重なる主人公の心情。

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ラストサビ

あなたの瞳に映って
私たち二人笑い合って
絵空に見ていた儚い夢だ
白い息を小さく吐いて
「最高に幸せ」って
きっとまだ
解っていた
ずっと“まだ”なんだね

あなたに出会えてよかった
あなたが笑っている未来まで
幸せ祈り続ける夢だ
一生物のギフトはそっと
私の胸の中
「おはよう」と「おやすみ」があって
時々起きては眠ってね
「さようなら」
春の中で

作詞:片岡健太

ここで表現される「ギフト」は

主人公の想いを比喩してるのではないでしょうか。

つまり、一生物のギフト=一生ものの想い。

主人公はこれからの未来も含めて、他の人を好きになることはないだろうと感じている。サビ1の歌詞で「虚しい思いは胸の中にしまった」はずですが、恋心自体が消えることを諦めた主人公はこの思いをたまに顔出したり(おはよう)諦めてまた胸にしまったり(おやすみ)したいと思っている。まるで寝たときだけに見れる夢のように。

 

また最後の「春の中で」という歌詞は主人公の「唯一救い」といってもいいのかも知れない。

叶わない願い、つまりは冬の中にいた主人公ですが、冬の情景からなんとか春に向かおうとしているのです。一生ものの想いは「夢である」と胸の中にそっとしまって。

 

サルー
サルー

歌詞考察とは逸脱しますが、ドラマファンは、主人公春田の「春」を連想させられるラストだなと思いました。

感想

歌詞を一つ一つ噛み砕きながら、主人公の中に入り込んでしまったのですが、かなり切ない片想いの心情に胸がキュッと締め付けられるようでした。

 

しかしラストフレーズの「春の中で」から、「願い」は冬から春へ進むための楽曲でもあるのかなと。「春夏秋冬」ですからね。

 

また考察好きな私は、

ドラマでいうと誰の心情に当てはまるのかな?なんて考えながら執筆していましたが、結果的に思ったのは片想いしている誰の心情にも当てはまりそうだということ。まさかの「全員片想い」という結末もあり得るかもしれない。

 

【sumika/願い】

歌詞の意味の解釈でした!(‘ω’)

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