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【まふまふ/ノンタイトル】歌詞の意味を徹底解釈!切なすぎるMVのストーリーを解説。

まふまふが綴る切なすぎる物語!

【まふまふ】

「ノンタイトル」について

歌詞とMVの意味を徹底的に

考察および解説していきたいと思います。

 

・歌詞とMVの物語はバッドエンドなのか
・ノンタイトルとは何を意味しているのか
・主人公は何者なのか
数々の疑問点を徹底的に深堀りしていきます。

 

サルー
サルー

物語の情景が切なすぎて胸がキュッとなりました。是非最後までご覧ください。

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楽曲の基本情報

今回紹介していく「ノンタイトル」は、まふまふが2020年2月14日(バレンタインデー)にニコニコ動画上で初公開した楽曲。作詞作曲編曲をまふまふ、映像は小猫まりが担当しています。

 

本楽曲は歌詞とMVがリンクしており、読み解いていくことでかなり切ない物語体験をすることができる。

 

また、まふまふは楽曲について

失ったものなんて数えなくていいよ

どうも まふまふです
描かれない人生を書きました

とコメントを残しています。

 

サルー
サルー

楽曲のメッセージ性を理解するには必須のコメントですね。では上記を踏まえ楽曲考察に移っていきます。まずはタイトルに着目していきます。

楽曲名「ノンタイトル」とは

「ノンタイトル」とは

(題名、件名)がないことを意味する英熟語。

であり、

タイトルの意味である

  • 表題、題名
  • 肩書き、称号
  • 選手権、その保持者の資格

否定する意味になります。

 

そして楽曲を考察した結果、筆者は

  • 表題がないこと
  • 資格がないこと

という2つの意味合いが本楽曲のタイトルには込められているのではないかと考えています。

 

また楽曲の基本情報欄でも述べましたが、「ノンタイトル」はMVと歌詞の相関性が非常に高いため、今回の考察では歌詞解釈とともにMVの解説も同時に行っていきます。

 

サルー
サルー

本題の歌詞に迫っていきましょう。

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歌詞

朝をこぼした木組みの隙間
風の抜け道 春色の空
君の寝言がつぶやくすべてで
今日が始まるみたいな

蜘蛛の巣張った戸棚を開けて
カビ生えかけのライ麦のパン
かばんに詰めてどこかに行こうか
君の知らない街

道行くだけで台詞もなければ
撮り直しもないワンシーン
どのカメラにもこぼれた世界に
台本も監督も何もない
ただの居場所のひとつもない
それがボクの映画か

失ったものなんて数えなくていいよ
ボクら理由無しに生まれたノンタイトル
何も気にしないで泣きじゃくっていいよ
誰も君の声なんて聞いちゃいないさ

たまらず石を投げた湖面に
君は笑っておどけてみせる
例えば怪しい色した実を口にしても
誰も怒らないでしょ?

瓦礫の花を紡いだボートで
君とふたりの逃避行
ボクらを祝うケーキはないけど
そんな果物ナイフで盗んだブーケも
君を飾れるんだなあ

エンディングは期待通りなんてあるわけないさ
泣いた2分ちょっとゴミ捨て場のタイトル
明日灰になって吹き飛ばされようと
誰かが泣いてくれるなんて思っちゃいないよ

ねえ
どこか遠くへ逃げようよ
ここじゃないどこか遠くへ
もう広角のレンズにだって
映らないどこか遠くへ

そして最後に寝る前に
鳴り止まぬ銃の中で
君の両目に映りこんだ
それだけでいいなあ

君は泣かないで 泣かないでいいよ
終わり2分前のエンドロールにタイトル
それは誰一人も覚えていないような
きっと在り来たりだった物語

失ったものなんて数えなくていいよ
ボクは理由無しに生まれたノンタイトル
何も気にしないで泣きじゃくっていいよ
誰もボクのことなんて知りやしない

これは君とボクだけの名もなきタイトル

作詞作曲:まふまふ

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歌詞の意味・解釈

1番

朝をこぼした木組みの隙間
風の抜け道 春色の空
君の寝言がつぶやくすべてで
今日が始まるみたいな

1番のAメロでは、歌詞・MVともに比較的に穏やかな情景が描かれていく。

 

歌詞から連想されるのは、まさに「春」という言葉が似合う爽やかな景色たち。

 

この時点では「ほのぼのした展開かな」と無意識に今後の展開を予想したことだろう。リスナーは誰しもがそう考えたはず。しかしそれとは乖離した「違和感」を次の歌詞から感じていくことになる。

蜘蛛の巣張った戸棚を開けて
カビ生えかけのライ麦のパン
かばんに詰めてどこかに行こうか
君の知らない街

一見、ふたりで世界を旅しているような微笑ましい情景のように感じるかもしれないが、「ライ麦のパン かばんに詰めて」という歌詞は、主人公たちが盗みを働いている様子を描いている。

 

ここで一つの仮説を立てたいのだが

主人公は盗人類の犯罪者

なのではないかと推測される。

 

そう推測せざるを得ない理由はこれから展開されていく歌詞やMVの情景に散りばめられているのだが、1つだけ先に紹介しておくと主人公が時おり見せる「影の部分」だ。

 

 

MVを閲覧したリスナーなら感じたと思うが、主人公は君と向き合っているときは常に笑顔でいるが、影を感じさせる部分や後ろめたい表情が幾度となく描写されている。

道行くだけで台詞もなければ
撮り直しもないワンシーン
どのカメラにもこぼれた世界に
台本も監督も何もない
ただの居場所のひとつもない
それがボクの映画か

犯罪者である主人公は、追われている途中で「囚われの身の君」を見つけた。君が囚われていた理由はさておき、主人公は鬱が滲んだ君を見て、自分と重なったのだろう。いや純粋に君の美しさに惹かれただけかも知れない。

 

だから主人公は「君を盗む」決断を下したのだ。

 

この決断後の行動が1番のAメロ~Bメロで描かれており、帰る場所のない二人の逃避行だからこそ歌詞では「ただの居場所のひとつもない」と綴られている。

 

後に引き返せない二人の物語はやり直しなんてきかないから、カメラで撮って何回も撮り直すことができる映画の物語とは真反対の位置にあると感じているのだろう。主人公はそれを「ボクの映画」と皮肉まじりで表現している。

 

サルー
サルー

幸せに紛れ込む「負」の部分が楽曲の切なさを強調していますね…

サビ1

失ったものなんて数えなくていいよ
ボクら理由無しに生まれたノンタイトル
何も気にしないで泣きじゃくっていいよ
誰も君の声なんて聞いちゃいないさ

サビ1は主人公が君を慰めるように歌詞が展開されている。

 

二人でいるときの姿が幸せそうなあまり、忘れてしまいがちだが、二人の人生はとても過酷で惨憺たるものに違いない。何より一般的な「当たり前」に比べると、持っていないものが多すぎる。

 

しかし、だからこそ主人公は

「ボクら理由無しに生まれたノンタイトル」

と声をかける。

つまり「生まれたときは何も持っていなかったんだから、今ないものを悲しむ必要はないよ」と言っているのだ。

 

またサビの最後に綴られる

誰も君の声なんて聞いちゃいないさ

という文は、ここだけを見てしまうとネガティブワードのように感じてしまうかも知れませんが、君の人生背景を踏まえて考えると、かなりポジティブな声掛けであることが分かる。

 

囚われていた君は、泣いたり叫んだりするだけで、酷い目にあっていたのだろう(MV中で主人公と出会ったときの君は無表情で汚れている)

 

だけど今は二人だけの世界。君が意思表示をしても、ボクが受け入れてくれるのだ。

 

サルー
サルー

なんて素敵で切ないストーリーなんだ…

 

2番に続きます。

2番

たまらず石を投げた湖面に
君は笑っておどけてみせる
例えば怪しい色した実を口にしても
誰も怒らないでしょ?

瓦礫の花を紡いだボートで
君とふたりの逃避行
ボクらを祝うケーキはないけど
そんな果物ナイフで盗んだブーケも
君を飾れるんだなあ

2番のAメロ・Bメロでも、1番と同じように二人で過ごす幸せな時間が描かれている。結末を知っているだけに幸せな情景が繰り返されるのが切ない。

 

たまらず石を投げた主人公の行動からは、この幸せが続かないことを理解している故の「やりきれなさ」が読み取れる。

 

また深いのが「瓦礫の花」という表現。

まず「瓦礫」とは

  • 値うちのないもの
  • つまらないものの

を意味する。つまり「瓦礫の花」とは、つまらないものの中で咲いた花のこと。もう少し主人公目線で言うと、つまらない自分の人生を彩ってくれた君といったところだろう。

 

また最後の「果物ナイフで盗んだブーケ」では、主人公が盗人類の犯罪者であることを強調させる意と、自分が普通じゃないせいで「偽りの幸せ」である皮肉の意が込められているのだろう。

 

どんなに君を美しく着飾れたとしてもそれは「正規的」なものではないのだ。

 

サルー
サルー

MVとともに視聴する過程で、ここは特に切ないと感じました。。。

サビ2

エンディングは期待通りなんてあるわけないさ
泣いた2分ちょっとゴミ捨て場のタイトル
明日灰になって吹き飛ばされようと
誰かが泣いてくれるなんて思っちゃいないよ

サビ2は主人公の心内が描かれている。

 

普通の幸せとは逸脱した自分たちの幸せに、永遠はないとわかっている。だから君がいないところで、主人公は涙を流している。(一方MVは雨と紛れることで、涙を隠すように描かれている。うまい。)

 

明日灰になって…

とあるように、人生の終わりを予感している主人公。

 

サルー
サルー

不穏なフラグがたってしまいましたね…さらに物語を追っていきましょう。

3番

ねえ
どこか遠くへ逃げようよ
ここじゃないどこか遠くへ
もう広角のレンズにだって
映らないどこか遠くへ

そして最後に寝る前に
鳴り止まぬ銃の中で
君の両目に映りこんだ
それだけでいいなあ

3番は主人公が銃に撃たれる急展開。

ついに犯罪者である主人公のもとへ追手がやってきてしまった。しかし主人公にとっては、これは予想通りの未来。

 

だから少しでも長く生きて、君との幸せな時間を楽しもうとしていたのだ。「どこか遠くへ逃げようよ」と焦燥感まじりで君に話しかけながら。

 

ただ主人公にとっては、幸せなエンドだったことに違いない。期待通りとはいかなくても「人生の最後に君と出会えただけで主人公は幸せだった」のだ。『それだけでいいなあ』という主人公の願いは、図らずとも君が叶えたのだ。

ラストサビ

君は泣かないで 泣かないでいいよ
終わり2分前のエンドロールにタイトル
それは誰一人も覚えていないような
きっと在り来たりだった物語

失ったものなんて数えなくていいよ
ボクは理由無しに生まれたノンタイトル
何も気にしないで泣きじゃくっていいよ
誰もボクのことなんて知りやしない

これは君とボクだけの名もなきタイトル

ラストサビで綴られるのは

残った君を想う温かいメッセージ

となっている。

 

特に注目したいのが後半の大サビ。

この部分はサビ1と非常に類似しているが

  • ボクら→ボクは
  • 誰も君の声なんて聞いちゃいないさ→誰もボクのことなんて知りやしない

に変化している。

 

「ボクはもともと何も持っていないし、君が思ってくれている人じゃないから、悲しむ必要はないんだよ」と言っているのだ。皮肉にも感じるかもしれないが、これが主人公なりの鼓舞なのだ。

 

それともう一つ筆者の心を揺さぶった対比は

サビ2で

誰かが泣いてくれるなんて思っちゃいないよ

と言っていた主人公と

ラストサビで

君は泣かないで 泣かないでいいよ

という主人公の台詞。その違いだ。

 

きっと主人公は生まれながらにして、誰にも必要とされていないと感じていたのだろう。だから自分がいなくなっても誰かが泣くなんて思ってもいなかった。しかし君は泣いた。

 

人生の最後で「自分のために泣いてくれる君」に出逢うことができたのだ。「描かれない人生」を繰り返してきた主人公は、最後は君によって彩られたのだ。(MVもこのシーンは特に彩り深く描かれている)

感想

いかがでしょうか。

幸せがある分だけ悲しみが深く、悲しみがあるだけ幸せが深くなる。だからこそ私はいまこんなに胸が熱くなっているのでしょう。

 

今回考察した「ノンタイトル」はまさしく瓦礫に花が咲いたような、絶望の中でひと際光る希望を映しているように感じました。

 

【まふまふ/ノンタイトル】

MVと歌詞の意味の解釈でした!(‘ω’)

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