サビ2
窓から差し込む太陽 そんな風に君をあたためるよ
後ろ指をさされ 正気の沙汰でないと 揶揄されたとしても
疑心暗鬼で凍てつく心を溶かしきったら続きを話すよ
ありふれた言葉じゃ もう表せないほどに猛る思いを
世間が君を揶揄して笑おうと、僕は君をあたためる。
冷たかった世界にここで一気に温もりが取り戻されます。
ここまで「ビルからの街中の景色」など夜を連想させる歌詞が登場しましたが、ここで太陽が差し込んでくることで時間・景色のイメージが一転しているのが面白いですね。
世間がどうあろうと、世間に合わせて自分を曲げる必要なんかない。
僕らだけで、僕らなりの美しさを見出していければそれでいい。
そう言われているようで胸が熱くなります。
私たちを励ましてくれていて、まるでこの曲の歌詞自体が「ヒーロー」であるよう。
ひょっとすると藤原さんにとってもリスナーにとっても、この曲自体が「君」であり「ヒーロー」なのかもしれません。
3番
あのビルの屋上見下ろす街中の景色は1つの模様 さあ
探ろう君と 得体の知れない世界を 歩いて行こう
あのビルから見える街中の景色。そんなものは一つの模様に過ぎません。
確かに美しいだろうけど、僕たちが何をしようと今と変わらない。言ってしまえば僕らとは無関係な模様でしかないのです。
だったら僕らで得体のしれない世界を歩いて、無限の美しさを捜し歩こうじゃないか。
ヒーローはそう訴えかけてきます。
ラストサビ
HELLO 360度 僕らを包むこの世のBeautiful
思わず忘れたよ 無傷で生きるバリアを張ってたってことを
決まり文句も座右の銘も 何も持ってない素朴なヒーロー
笑い合えただけで どんな場所へも肩を並べて行けるよHELLO HELLO HELLO
何度でも言うよHELLO
この「ヒーロー」には決まり文句も座右の銘もありません。
それはきっと、世間からの見え方なんか気にせずに自分らしく生きているからでしょう。体裁なんかどうだっていいのです。
ただ自分らしく、笑い合って歩いて行ければそれでいい。
「HELLO」
それは自分を突き動かしてくれるヒーローとの再会の合言葉であり、周りの目なんか気にせず新たな世界への扉を開く掛け声なのです。
まとめ
「HELLO」
その言葉を藤原さんは「再会の合言葉 新しい世界への掛け声」だと綴りました。
HELLO。
その掛け声の先にいるヒーローが誰なのかはわかりません。きっと人によって違うことだろうし、ひょっとしたら過去の自分だったりするのかもしれません。あるいはリスナーにとって、この曲そのものがヒーローだったりもするでしょう。
そんなヒーローは僕らに教えてくれます。
世界は得体のしれない圧倒的なBeautifulに溢れているのだと。
辛い事だってあるけれど、そのままの僕らで、笑い合いながら歩いて行ければそれでいいのだと。
いつしか忘れてしまっていた大切なことを思い起こさせてくれる素敵な楽曲。
「HELLO」
それは自分を突き動かすヒーローとの再会の合言葉であり、得体の知れない新たな世界への扉を開く掛け声なのです。
【Official髭男dism/HELLO】
歌詞の意味の解釈でした!
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