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【Official髭男dism/Subtitle】歌詞の意味を徹底解釈!”想いを伝える”ことを歌った「silent」主題歌。

【Official髭男dism】「Subtitle」について、歌詞の意味を徹底的に考察および解説していきたいと思います。

 

注目ポイント

✓ 想いが伝えられないもどかしさ

✓ ”四則演算” の言葉遊び

✓ タイトル「Subtitle」の意味

 

骨助
骨助

話題沸騰中のドラマ「silent」主題歌として注目の一曲。髭男の表現の美しさに触れながら、その魅力を紐解いていきます。

 

 

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ドラマ「silent」主題歌

今回紹介していく「Subtitle」はドラマ「silent」主題歌として書き下ろされた楽曲です。

2022年10月12日に配信リリースされ、各種ヒットチャートに連日ランクインするなど大きな注目を集めています。

<いよいよ6日(木)よる10時スタート>silent 予告

ドラマ「silent」は川口春奈さん演じる主人公・青羽紬がかつて想いを寄せていた恋人と ”音のない世界で”出会いなおすというラブストーリー。

青羽紬と、難聴を患い聴力を失ってしまった元恋人・佐倉想の切なすぎる関係が話題を呼び、TVerにおける1話の見逃し配信の初週再生回数は、過去に配信された民放全ドラマの歴代最高を記録しています。

このドラマの主題歌では髭男さん以上のアーティストはいない、と考えた「silent」プロデューサーである村瀬さんからの熱烈なラブコールを受け、今回の楽曲が実現しました。

 

Official髭男dismは楽曲について、

“冬の歌は冬作るんじゃなくて、夏に作るんです。そうしないと冬に間に合いませんからね”、上京して間もない時とあるスタッフからそう教わった事を思い出しながら、「Subtitle」という曲を作りました。ドラマチームの方々がバンドの事をとても信頼して下さっていたのがうれしく、メンバーと共に色んな所にこだわりながら作り上げて行きました。この楽曲がドラマや聴いてくださった皆さんの日々に何か、彩りを添えられるような楽曲になれば幸いです。

とコメントされていました。

また、藤原さんは「想いを伝えるということに対して嘘偽りのない楽曲が完成したと思います」とも発言されていました。

 

冬にぴったりの切なくも温かみのある楽曲「Subtitle」。

一体どんな思いが込められた楽曲なのか、ここでは歌詞に注目しながら解説していきます。

 

骨助
骨助

さっそく本題の歌詞を見ていきましょう。

歌詞

「凍りついた心には太陽を」 そして「僕が君にとってそのポジションを」
そんなだいぶ傲慢な思い込みを拗らせてたんだよ ごめんね 笑ってやって
火傷しそうなほどのポジティブの 冷たさと残酷さに気付いたんだよ
きっと君に渡したいものはもっとひんやり熱いもの

綺麗事じゃないけど 綺麗で揺るぎないもの
うわべよりも胸の奥の奥を温めるもの
理想だけはあるけど 心のどこ探しても まるで見つからないんだよ

伝えたい伝わらない その不条理が今 キツく縛りつけるんだよ
臆病な僕の この一挙手一投足を

言葉はまるで雪の結晶 君にプレゼントしたくても
夢中になればなるほどに 形は崩れ落ちて溶けていって 消えてしまうけど
でも僕が選ぶ言葉が そこに託された想いが
君の胸を震わすのを 諦められない 愛してるよりも愛が届くまで
もう少しだけ待ってて

薄着でただそばに立ってても 不必要に汗をかいてしまう僕なんかもう
どうしたって生温くて君を痛めつけてしまうのだろう

「手のひらが熱いほど心は冷たいんでしょう?」
冗談でもそんな残酷なこと言わないでよ
別に言えばいいけど 全人生を賭けても ちゃんと覆さしてよ

救いたい=救われたい このイコールが今 優しく剥がしていくんだよ
堅い理論武装 プライドの過剰包装を

正しさよりも優しさが欲しい そしてそれを受け取れるのは
イルミネーションみたいな 不特定多数じゃなくてただ1人
君であってほしい

かけた言葉で 割れたヒビを直そうとして
足しすぎた熱量で 引かれてしまったカーテン
そんな失敗作を 重ねて 重ねて 重ねて
見つけたいんだいつか 最高の一言一句を

言葉はまるで雪の結晶 君にプレゼントしたとして
時間が経ってしまえば大抵 記憶から溢れ落ちて溶けていって
消えてしまう でも
絶えず僕らのストーリーに 添えられた字幕のように
思い返した時 不意に目をやる時に
君の胸を震わすもの 探し続けたい 愛してるよりも愛が届くまで
もう少しだけ待ってて

言葉など何も欲しくないほど 悲しみに凍てつく夜でも
勝手に君のそばで あれこれと考えてる 雪が溶けても残ってる

 

作詞:藤原聡

歌詞の意味・解釈

1番

「凍りついた心には太陽を」 そして「僕が君にとってそのポジションを」
そんなだいぶ傲慢な思い込みを拗らせてたんだよ ごめんね 笑ってやって
火傷しそうなほどのポジティブの 冷たさと残酷さに気付いたんだよ
きっと君に渡したいものはもっとひんやり熱いもの

「想いを伝えるということに対して嘘偽りのない楽曲が完成したと思います」という藤原さんのコメントにもあったように、今回の楽曲では「想いを伝えるということ」が一曲を通じて重大なテーマとなっています。

 

《火傷しそうなほどのポジティブの 冷たさと残酷さに気付いたんだよ》

かつては太陽のような存在でありたいと思っていたけれど、ただひたすらにポジティブな感情を押し付けるのは傲慢だし、かえって残酷で”君”を傷つけてしまいます。

悲しんでいる人が必ずしも欲しいのはポジティブな言葉ではありません。

ただやみくもに熱いものではなくて、もっと《ひんやり熱いもの》を君に届けたい。

想いを寄せている ”君” に渡したい言葉を考える主人公ですが、彼はその感情をどう伝えるべきかを思い悩んでいます。

 

また、今回の楽曲では意図的に歌詞の対比的な構造が組まれている点も大きな特徴です。

凍りついた心には太陽を。火傷しそうなほどのポジティブの冷たさと残酷さ。ひんやり熱いもの。

この後の歌詞でもこのような対になる言葉が数多く登場します。

 

綺麗事じゃないけど 綺麗で揺るぎないもの
うわべよりも胸の奥の奥を温めるもの
理想だけはあるけど 心のどこ探しても まるで見つからないんだよ

伝えたい伝わらない その不条理が今 キツく縛りつけるんだよ
臆病な僕の この一挙手一投足を

薄っぺらい綺麗事ではないけれど、綺麗で揺るぎなくて、うわべよりも胸の奥を温めるもの。

主人公の伝えたい想いの理想形はそんなものなのですが、それらの理想を叶えられる言葉や表現は心の何処を探してもまるで見つけられそうもありません。

 

これだけ伝えたいことがあるのに、それを伝えるだけのものがどこにもないという不条理ともどかしさ。

この曲はそんな感情にフィーチャーしています。

 

また、ここでも《綺麗事じゃないけど綺麗で揺るぎないもの》《伝えたい伝わらない》のような対比が多用されています。

 

サビ1

言葉はまるで雪の結晶 君にプレゼントしたくても
夢中になればなるほどに 形は崩れ落ちて溶けていって 消えてしまうけど
でも僕が選ぶ言葉が そこに託された想いが
君の胸を震わすのを 諦められない 愛してるよりも愛が届くまで
もう少しだけ待ってて

冷たいけどひんやり熱いもの。綺麗事じゃないけど綺麗で揺るぎないもの。

そんな理想を追い求めるうちにそれが何なのかよくわからなくなって、結局心の中で形をとどめず消えて行ってしまう「言葉」というものを、ここでは《言葉はまるで雪の結晶》だと表現しています。

 

ここまでのもどかしさを歌ったAメロ、Bメロの歌詞は、このサビの一言目の美しい比喩への布石。

冬を彩るラブソングとしても最高の表現ですね。

 

”君” に伝えたい想いを上手く伝えるものはどこにも見つからないけれど、この想いをなんとか伝えたいと願う主人公。

愛してるよりも愛が届くまでもう少しだけ待ってて

「愛してる」という直接的な言葉じゃなくて、もっと複雑でいろんな想いがこもったこの「愛」が、これから紡いでいく様々な言葉を通じて君に届くまでどうかもう少しだけ待って欲しい。

藤原さんのコメントにもありましたが、本当に想いを伝えるということに対して嘘偽りなく、どこまでも真摯な歌詞だと思います。

 

2番

薄着でただそばに立ってても 不必要に汗をかいてしまう僕なんかもう
どうしたって生温くて君を痛めつけてしまうのだろう

「手のひらが熱いほど心は冷たいんでしょう?」
冗談でもそんな残酷なこと言わないでよ
別に言えばいいけど 全人生を賭けても ちゃんと覆さしてよ

2番も一番同様に対比の構造が組まれながら、想いが伝わらないもどかしさが言葉にされています。

 

楽曲で歌われる季節は冬ですが、薄着でも暑苦しい主人公は不必要に汗をかいてしまいます。

《火傷しそうなほどのポジティブの 冷たさと残酷さに気付いたんだよ》という1番の歌詞同様に、いつも生温かい自分がそうでない ”君” を時に傷つけてしまうことを危惧しています。

 

そんな風に体温が高い主人公に対して、「手のひらが熱いほど心は冷たいんでしょう?」という冗談を言う ”君”。

よく「手のひらが冷たい人ほど心は温かい」なんて言ったりしますが、ならその逆で「君の心は冷たいんでしょ?」とからかわれてしまいます。

 

《別に言えばいいけど 全人生を賭けても ちゃんと覆さしてよ》

なんとか熱い感情を ”君” に伝えたい主人公はそんな冗談を真に受けて少し傷つきつつ、そんな通説を覆そうと決意します。

 

救いたい=救われたい このイコールが今 優しく剥がしていくんだよ
堅い理論武装 プライドの過剰包装を

ここまでの歌詞ではずっと対比の構造が組まれていましたが、ここでは《救いたい》《救われたい》という対になる言葉が「=」、すなわち表裏一体のものとして表現されています。

 

君を救いたいのと同時に、自分も君に救われたい。

そんな自分の感情に触れることで、《「凍りついた心には太陽を」そして「僕が君にとってそのポジションを」》なんてことをかつては考えていた主人公はプライドの過剰包装を剥がし、閉ざされた心を開いていきます。

 

骨助
骨助

ここからの歌詞ではヒゲダンらしい言葉遊びを用いながら、主人公のまっすぐな想いが綴られていきます。

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コメント

  1. ちーたん より:

    素晴らしい!!ヒゲダンも考察も素晴らしい!

  2. ひげれん より:

    僕も考察をしてみましたがここまで自分と同じ考察はなかったのですごく嬉しかったです!
    歌詞の意味を理解していっぱい聴きます!

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