サビ2
今だんだん愛になっていく 騒めいていく
鉢合わせの とんだピーカブー
燦々照り出していく 謎めいていく
甘い罠に やられていく 落ちていく
二人の「恋」は、次第に「愛」へと移り変わっていきます。
ここで「恋」と「愛」がどう違うのかなんて議論をするつもりはありませんが、1番で米津さんが「恋になっていく」と歌い2番で野田さんが「愛になっていく」と歌っているのがちょっとエモーショナル。
なんとなく米津さんが「恋」で野田さんが「愛」というのは感覚的にわかるような気がします。
もっとも、「愛にできることはまだあるかい」に引っ張られているだけのような気がしないでもないですが…
「ピーカブー」は英語圏における「いないいないばあ」に当たる言葉。
偶然鉢合わせた二人の運命は、輝いたり謎めいたりして混ざり合っていきます。
一曲を通じて、”米津節”ともいわれる独特な言い回しが恋や愛の胸躍る高揚感を演出しているように感じます。
3番
気の迷いじゃない 嘘じゃない想い
思い込みじゃない 嘘じゃない想い
気の迷いじゃない 嘘じゃない想い
思い込みじゃない 嘘じゃない想い
タイトルについての項目で触れましたが、この部分の歌詞は「PLACEBO」というタイトルを意識したものだと思われます。
恋や愛の高揚感なんてものは、見方によってはただの思い込み。
別に「君」との出会いそれ自体は「プラシーボ(偽薬)」であってきっと胸を躍らすような作用はないはずだし、言ってしまえば勝手にその出会いに意味を見出して恋い焦がれているだけに過ぎません。
しかしそれを踏まえても、「気の迷い」や「思い込み」とはとても思えないくらいに心臓は高鳴っているし、見える世界も出会う前には戻れないくらいに一変してしまっている。
恋や愛はミステリアスで不思議なものです。
ラストサビ
だんだん恋になっていく ときめいていく
思いがけぬ とんだランデブー
どんどんハイになっていく 洒落込んでいく
甘い罠に やられていく 落ちていく
最後は二人の掛け合いで。
歌詞の高揚感だけでなく、二人の天才の歌声で否が応でも心は踊ります。
「だんだん恋になっていく ときめいていく」
「どんどんハイになっていく 洒落込んでいく」
恋や愛の得も言えぬ胸の高鳴りを歌った「PLACEBO」。
まさに夢の様な楽曲でした!
感想
米津玄師と野田洋次郎の待望のコラボ楽曲でありながら、世間の「この二人が組むならきっとこんな曲だろう」というイメージを見事に弾き返してきたミステリアスな楽曲。
米津さんの独特な言葉選びと、野田洋次郎さんの新鮮なボーカル。
不思議な化学反応で、胸躍る恋の衝動が美しく表現されているように感じました。
【米津玄師/PLACEBO+野田洋次郎】
歌詞の意味の解釈でした!
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