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【Ado/夜のピエロ】歌詞の意味を徹底解釈!演じるように日々を生きる若者の憂鬱。

【Ado】「夜のピエロ」について、歌詞の意味を徹底的に考察および解説していきたいと思います。

 

注目ポイント

✔ タイトル「夜のピエロ」とは

✔ 描かれる主人公の劣等感

✔ 共感を呼ぶAdo楽曲の世界観

 

骨助
骨助

世の中への劣等感と孤独を描いた歌詞には共感せずにはいられません。楽曲の世界観について考察しましたので是非最後までお読みください…!

 

 

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Ado 5作目のシングル曲

今回紹介していく「夜のピエロ」は作詞・作曲をボカロPのbizが担当したAdoの5作目のシングル曲です。

 

「うっせぇわ」の爆発的ヒットにとどまらず、劣等感を歌った歌詞が共感を呼んだ「ギラギラ」、衝撃のダンスチューン「踊」など絶えず世間の期待を越え続けてきたAdoさん。

今回の楽曲でも彼女の圧倒的な表現力が遺憾なく発揮されています。

 

また「夜のピエロ」はMBSの深夜ドラマ『初情事まであと1時間』のオープニング主題歌にも抜擢されています。Adoさん自身の楽曲タイアップは今回が初めてです。

Adoさんは小学生の頃からボカロ楽曲と親しんできた、まさに新世代のアーティスト。

毎回ボカロPを楽曲制作に迎え、ボカロカルチャーを大衆文化に昇華させてきた彼女のスタイルがドラマタイアップという新たな可能性を示した一曲にもなっています。

 

骨助
骨助

楽曲の概要を確認したところで、さっそく本題の歌詞を見ていきましょう!

歌詞

街灯は消えてく 孤独な夜が誘う

騒がしい日々の眩しさに 今日を演じてる
憧れと好奇心 眩み 目は霞んでゆく

退屈な自分は 窮屈な日常は 忘れ去って
踊るナイトタウン

もう慢性的な不感症 未体験 街を抜け出そう
鏡とその面影 でも あどけなくて

サヨナラを告げた 自分を嘲笑った
これでいいんだ 止まった終電

いつか忘れてた この夢も
日々の幻想に消えてゆく

ネオンが夜を飲み干す 苦いだけの空き缶に
掃き溜めた劣等 冷たく胸を焦がす
独り孤独を吐いた

煌めく街の明かりは 色を変えて
蔑んでる 部屋にポツリ
虚ろな光は通り過ぎて 影となった
夜に沈む

夜明けは微かなメランコリー 朝が怖いんだ
蓋をする思考力 酔えず吐いたアルコール

理由もない不安が胸に押し寄せるんだ
溺れそうだ 足掻くだけの日々

使い捨てのような毎日に
ただ踊るだけのエキストラ

ネオンが夜を飲み干す 苦いだけの空き缶に
掃き溜めた劣等 冷たく胸を焦がす
独り孤独を吐いた

煌めく街の明かりは 色を変えて
蔑んでる 部屋にポツリ
虚ろな光は通り過ぎて 影となった
夜に沈む

笑い笑われるピエロ
街灯は消えて夜に沈む

 

作詞:biz

歌詞の意味・解釈

1番

街灯は消えてく 孤独な夜が誘う

徐々に街灯が消えていく、深夜の描写から楽曲はスタート。

「夜のピエロ」では夜の描写を中心に、主人公の人物像や孤独が描かれていくこととなります。

 

騒がしい日々の眩しさに 今日を演じてる
憧れと好奇心 眩み 目は霞んでゆく

退屈な自分は 窮屈な日常は 忘れ去って
踊るナイトタウン

騒がしくて眩しい世界に目は霞んでゆく。

この曲の中で楽曲の主人公は、輝かしい世界に上手く馴染めずにいます。

 

「人生誰もが主人公」なんてのはよく聞く話ですが、決してそうではないのが世の中の常です。

憧れてきたものを追いかけてキラキラした日常を送る人がいる一方で、偽りの自分を演じて日々を送る人もいる。

主人公は明らかに後者でしょう。

憧れと好奇心に駆り立てられて世界に飛び込んではみたものの、その世界の眩しさについて行けなかった側。

この楽曲で描かれているのはそんな人物像です。

 

輝かしい街は夜でさえ、日々の憂鬱を消し飛ばすくらいに煌めいています。

酒やら恋愛やら性やらが渦巻く世界。

到底そんなものでは酔えない主人公は、街を抜け出すことを決意します。

 

もう慢性的な不感症 未体験 街を抜け出そう
鏡とその面影 でも あどけなくて

サヨナラを告げた 自分を嘲笑った
これでいいんだ 止まった終電

不感症とは静的な刺激に対して、快感を得られない状態を指す言葉。ここでは性的なことに限らず、刺激的なはずの日常の中で快感を得られない様を表しているような気がします。

 

夜の間だけでも、煌びやかな街を抜け出すことを決めた主人公。

鏡に映る、純真無垢なあどけない自分はサヨナラを告げた自分を嘲笑います。追いかけてきたはずの眩しい世界から逃げ出す自分自身は、かつての自分から見ればさぞ滑稽に映ることでしょう。

 

でもこれでいいんだ。

輝かしい世界に自分が馴染めないことを知ってしまった、もう純真ではない主人公はそう呟きます。

 

いつか忘れてた この夢も
日々の幻想に消えてゆく

ここでいう「夢」は、それこそ汚れを知らないあどけない自分が抱えていた夢の事でしょう。

しかしそんなものは、退屈で窮屈な日常の中で消えて行ってしまいます。

もう主人公はあどけない子供ではないのです。

 

街を抜け出した主人公は、孤独な夜へと歩んでいきます。

 

サビ1

ネオンが夜を飲み干す 苦いだけの空き缶に
掃き溜めた劣等 冷たく胸を焦がす
独り孤独を吐いた

《ネオンが夜を飲み干す 苦いだけの空き缶に》という歌詞が美しく端的に、主人公にとっての「夜」がどんなものなのかを描き出しています。

”夜” という美酒があるなれば、その煌めきや高揚感は全てネオン街のキラキラした営みによって飲み干されてしまっていて、主人公に残されたのは苦味の残る空き缶だけ。

主人公にとっての夜はキラキラした人々が恋人や友人と飲み明かすような幸せな時間などでは決してなく、その残りかすみたいな孤独なひとときなのです。

 

《ネオンが夜を飲み干す 苦いだけの空き缶に》を言い換えれば、ネオン街で過ごす幸せな人々のせいで自分は孤独に陥っているというわけで、主人公がいわゆるリア充に抱く嫉妬心みたいなのも垣間見えます。

 

煌めく街の明かりは 色を変えて
蔑んでる 部屋にポツリ
虚ろな光は通り過ぎて 影となった
夜に沈む

楽しそうなネオン街は、まるでそこから逃げ出した自分を蔑むかのように色を変えて輝きを増します。

煌びやかな世界と、それによって生じる影の世界。

この皮肉な対比が、この楽曲が描く世の中の構図であるような気がします。

 

主人公が生きるのは、もちろん後者の世界です。

 

骨助
骨助

ここからは2番の歌詞を読み解きながら、Adoさんの楽曲の世界観を紐解いていきます…!

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コメント

  1. より:

    すごい

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