なんて 笑って 吐いて 捨てては
君を思い出す
そんな思いを
抱いて 抱えて 悶えた 先には
いつも君がいる「そんなことより
願いは君との先にある」たわいない話を2人で
しよう
ただどれだけ願っても今は頭の中の物語でしかない。
「そんなことより願いは君との先にある」
といった歌詞はまさにそのことを綴っていて、二人が一緒にいる日常をどれだけ描いたとしても、それは現実で君と僕の関係を成立させた先にあるものなのです。
二人の永劫を願い続けるより、目の前の君をどうにかする。まずはこれに尽きるのです。
サビ2
僕たちの1000年の恋は
相槌で折れる花のようだ
僕たちは1000年後もまだ
同じように待ってんだ
笑っちゃうよね
何年経っても妄想が
根を張ってもうこんなに
溢れ出している
願いは
花が散るほど
溢れ出していく
花占う恋歌
サビ2の前半はサビ1と同じく「終わらない恋」と「その脆さ」が描かれています。
そして後半は
- 「この1000年の恋が自分の中の妄想であること」
- 「妄想とともに強くなっていく恋心」
といったどうしようもなく確信的な恋愛要素が綴られています。
<何年経っても妄想が…>とあることから、主人公の想いの強さが分かりますよね。この恋と妄想は、今になって始まったことではなく、ずっと追いかけ続けてきたもの。
そして<花が散るほど溢れ出していく>といった、募り続ける想いに心打たれます。
ラストサビ
僕たちの1000年の恋は
相槌で咲く
花のように
僕たちは1000年後もまだ
同じようにちぎってまた
笑っていたいよね何年経っても妄想が
根を張ってもうこんなに
溢れ出している
願いは
何年経っても妄想が
根を張ってもうこんなに
溢れ出している
男の妄想恋愛歌は明るい形で締められていく。
これまで<相槌で折れる花>と表現されていた恋は<相槌で咲く花>と表現される。
これは花が咲くというように「成功」を意味する側面と、花占いの中で花が咲き続けること、つまり「終わらない恋」を意味する側面があるのでしょう。
最後の花が散るまで恋の成就が分からない花占いにおいて、相槌で花が咲き続けるなんてチート級の条件。
好き嫌いを繰り返して、いつの日か「好き」で終われるタイミングで花占いを終える。
本楽曲「花占い」は、そんな浪漫を描いた男の恋愛歌だったのだ。
感想
歌詞考察をしつつ思いましたが、たぶん僕は「届かない性愛を歌う男の妄想歌」が好きです。
それはきっと共感してしまうから。
確か過去に「東京フラッシュ」の考察をしたときも、同じように「届かない性愛を歌った歌詞なのだ」といった締め方をしたような気がします。(情景は全然違いますが)
時間がある方はぜひ一緒に読んでみてください。
【Vaundy/花占い】
歌詞の意味の解釈でした!
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