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【Ado/会いたくて】歌詞の意味を徹底解釈!映画「かぐや様~ファイナル」挿入歌。

【Ado(アド)】「会いたくて」について、歌詞の意味を徹底的に考察および解説していきたいと思います。

 

読みどころ

✔ 映画「かぐや様~ファイナル」挿入歌
✔ ストレートに綴られる主人公の恋心

 

サルー
サルー

Ado×みゆはんで作られた映画挿入歌はあまりにまっすぐなラブソングでした。一緒に歌詞を見ていきましょう!

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映画「かぐや様~ファイナル」挿入歌

今回紹介していく「会いたくて」は、平野紫耀&橋本環奈主演の映画『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~ ファイナル』の挿入歌。

作詞・作曲をシンガーソングライターのみゆはん、編曲をボカロPの、みきとPという布陣で制作。

映画主人公「かぐや」の恋心に寄り添う、純粋ラブソングに仕上がっています。

 

“告白が怖くて踏み出せないけど踏み出したい”

そんな切ない感情が歌われていく本楽曲に共感するリスナーは多数。片想い(だけどどこかで両想いの節がある恋愛)をしたことがある人は、当時の感情を想起せずにはいられないでしょう。

 

サルー
サルー

Ado楽曲にしては珍しい真っ直ぐな恋愛ソングは、映画タイアップ曲としての側面が強いのです。では背景を押さえたところで本題の歌詞考察に移っていきましょう。

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歌詞

少しずつ分かり始めた
君の癖 考えそうなこと
伝えたいことがあるのに
胸の奥つっかえるんだ

動き出さなきゃ この距離のまま
近づけないと分かってるけど
弱い心と強いプライドが
また邪魔をする でも今は

会いたくて 会いたくて
溢れ出す想いが限界を越えて
世界は愛につつまれた
相乗りして伝えよう

会いたくて 会えなくて
すれ違う想いを重ね合って
君への軌跡を辿って
今走りださなくちゃ
ブレーキかける前に

何回も いや何十回も
君と目を合わせてるのに
見つめれば見つめるほどに
なぜ鼓動はスピードを増すの

嬉しい時は呼ばせて君を
悲しい時は呼んで私を
弱い心も 強いプライドも
全てを知ってほしいから

会いたくて 会いたくて
溢れ出す想いに絶対値はなくて
世界は愛につつまれた
相乗りして伝えよう

くしゃくしゃに笑った顔も
少し寂しそうな顔も
いつもそばで 君の横で見ていたくて
わがままな愛を 下手くそな言葉に乗せ運ぶよ

会いたくて 会いたくて
溢れ出す想いが限界を越えて
世界は愛につつまれた
相乗りして伝えよう

会いたくて 会えなくて
すれ違う想いが嵩張っても
君への軌跡を辿って
今走っていくから
ブレーキかける前に

作詞:みゆはん

歌詞の意味・解釈

1番

少しずつ分かり始めた
君の癖 考えそうなこと
伝えたいことがあるのに
胸の奥つっかえるんだ

前章でもお話ししましたが本楽曲で歌われているのは『告白が怖くて踏み出せないけど踏み出したい』といった切ない想いです。

 

<少しずつ分かり始めた 君の癖 考えそうなこと>

君のことを少しずつ分かり始めているのは、日常から君を追い続けているからに違いありません。

 

いつでも手が届く距離に君がいながらも、想いを伝えることの出来ない。そのもどかしさが<伝えたいことがあるのに 胸の奥つっかえるんだ>といった歌詞に表れています。

 

サルー
サルー

真剣な想い故に伝えられない。誰しもが共感できるであろう情景が歌い出しから描かれていきますね。

動き出さなきゃ この距離のまま
近づけないと分かってるけど
弱い心と強いプライドが
また邪魔をする でも今は

<弱い心と強いプライド>

恋愛を円滑に進めるうえで、この上なく邪魔でどうしようもない要素がBメロでは描かれています。

 

自分から告白して下に見られたらどうしよう、失敗して周りに同情されたら、今の関係性が壊れてしまったら、、、

そんな『弱い心と強いプライド』故に生まれてくる数々のネガティブが、想いを伝えることの妨げになってしまうのです。

 

ましてや恋愛は『好きになった方が負け』なんて言葉があるくらいです。だからこそいっそ「告らせたい、、、」となるのが原作【かぐや様】。

 

しかし想いを止めるのにも限界があって<でも今は>から続くサビはストレートな恋心が歌われていきます。

 

サビ1

会いたくて 会いたくて
溢れ出す想いが限界を越えて
世界は愛につつまれた
相乗りして伝えよう

会いたくて 会えなくて
すれ違う想いを重ね合って
君への軌跡を辿って
今走りださなくちゃ
ブレーキかける前に

タイトル通り【会いたい】というストレートな想いが綴られていくサビ。

 

歌詞の世界は『二人から溢れ出した愛に包まれている』状態。

 

そして実は歌詞をよく見てみると「相乗り」「軌跡」「ブレーキ」といった乗り物を連想させる要素が多く含まれています。

 

中でも珍しいのは「相乗りして伝えよう」という表現。

相乗りとは「本来は別々に利用する人たちが一つの乗り物に同乗すること」を意味します。

 

君に対して素直に想いを伝えることができない主人公は愛に包まれた世界に乗じて想いを伝えようとしているのでしょう。この様を<相乗り>という言葉で表しています。

 

ファンタジー要素が強いと思ってしまいがちなサビ歌詞ですが、現実でも恋心が限界まで達してハイになると周りはおろか自分まで見えなくなることってありますよね。

 

そんなハイになっている自分を俯瞰的にも見つつも、冷静と興奮の狭間で突っ走ろうとしているのでしょう。

 

サルー
サルー

この感覚を理解できる人は高揚感溢れる歌詞の世界に入り込めるはずです…!

2番

何回も いや何十回も
君と目を合わせてるのに
見つめれば見つめるほどに
なぜ鼓動はスピードを増すの

嬉しい時は呼ばせて君を
悲しい時は呼んで私を
弱い心も 強いプライドも
全てを知ってほしいから

2番歌詞も1番と同様に「日々の中で高まる君への想い」が描かれています。

 

<弱い心も 強いプライドも全てを知ってほしい>

1番では「弱い心と強いプライドがまた邪魔をする」と嘆いていた主人公でしたが、2番ではそれすらも『知って欲しい』と、回避や妥協なしに素直な気持ちが綴られています。

 

募る思いの繰り返しが、否応なしに主人公を素直にさせていったわけです。

 

<サビ2はサビ1と類似しているため割愛>

3番

くしゃくしゃに笑った顔も
少し寂しそうな顔も
いつもそばで 君の横で見ていたくて
わがままな愛を 下手くそな言葉に乗せ運ぶよ

<いつもそばで 君の横で見ていたくて>

最後まで一貫してストレートな恋心が吐き出されていく。

 

<わがままな愛を 下手くそな言葉に乗せ運ぶ>

この告白は、弱い心と強いプライドを併せ持つ主人公がその両方を捨てたときに初めて実行に移すことができる。

 

あまりに強い恋心の前では、自分の小さなプライドなんて淘汰されていく。

ラストサビ

会いたくて 会いたくて
溢れ出す想いが限界を越えて
世界は愛につつまれた
相乗りして伝えよう

会いたくて 会えなくて
すれ違う想いが嵩張っても
君への軌跡を辿って
今走っていくから
ブレーキかける前に

ラストサビはサビ1と全く同じ構成で、好きゆえの会いたい気持ちや抑えきれない主人公の愛が明快に表現されています。

 

今にも告白せんかと、己の愛に突っ走っていくさまで締められる歌は、疾走感溢れるタイムリーな恋愛を見事に表現しています。

 

遠まわしで駆け引きばかりの『かぐや様』。その挿入歌『会いたくて』が、何よりもまっすぐに愛を歌っているのは、彼女たちの行動ではなく、心を映しているからなのではと、歌詞考察を終えて感じました。

 

【Ado/会いたくて】

歌詞の意味の解釈でした!

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