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【ヒューマノイド/ずっと真夜中でいいのに。】歌詞の意味を徹底解釈!主人公とロボットの距離感が切ない!

サビ1

きっと水でさえ この熱でさえ
感じていないのなら 使い切って声に出そう
通えない記憶を全部
冷凍したって形に残るんだ

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ヒューマノイド(ロボット)だから、水の冷たさを感じることも熱を感じることもありません。

またここでいう「熱」には、「主人公の感情」という意味も含まれています。

ロボットだから通じ合えない

“それならダメもとで全部伝えてやろう”

と言っているのです。

こんな気持ちだけ 名前があるだけ
手を握るたび プログラムだってこと?
誰にも当てはまることない
基準なんていらないよ

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自分で書き込んだ「恋愛プログラム」

それゆえに、

胸が高鳴るような動作も

全てプログラムに過ぎない。

皮肉にもその事実は書き込んだ本人である主人公が1番分かっています。だから、「基準(プログラム)なんていらないよ。なくていいよ」と嘆いているのでしょう。

2番

浮かんでいるだけの
あの泡に 名前がある
この世界には
再現困難の 表情が 意味を持つ
言葉も要らぬほど

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私たちで生きている世界では、
多くの場合でどんなものにも
「名前」と、それに伴う「意味」がある。

それと同じように、

「人間の表情」にも

笑顔、泣き顔などのように意味を持ちます。

再現困難の 表情

というのは、人間では真似することができない、ヒューマノイド独自の表情といったところでしょう。

完全に交わることのできない、

人間とヒューマノイドの距離感

が絶妙に描かれています。

生まれて死ぬまでを 人間は
一度しか 辿れないのなら
何度も壊しては 組み立てて
奇跡だとか 確かめていたいだけ

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人間はいずれ朽ち果てていく生もの。

「儚さ」「人間のもろさ」が描かれます。

だから、それに抗うように

何度も壊しては 組み立てて

ロボットを作ろうとする。

主人公はロボットというような、永遠を感じさせるものに憧れていたのかも知れません。

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桃味の 炭酸水に2人潜り込んで
少し泣いても わかんない具合に
晦ましあえた

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桃味の 炭酸水

の、「ピンク」は恋をイメージさせる。

人間×ロボットであるからこそ生まれる葛藤の中にも、ピンク色の景色はあったのでしょう。悲しみに暮れて泣いてしまうこともありますが、それを補って余るほどの幸福感も、確かに存在したのです。

サビ2

きっと震えさえ この重ささえ
届かないのなら ボタン押して消去しよう
揃わない記憶を全部
解答したって不安を増すんだ

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幸福な時間があるものの

やはり、上手くいかない主人公とヒューマノイド。

  • 届かない想い
  • 共有できない思い出

それに耐えられなくなってきたのです。

DELETE(消去)しようとしています。

そんなメモリだけ 名前があるだけ
目を逸らしたら 錆びてしまうけれど
遮る無駄な思考回路も
傷になって触れたくて 言えるかな

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名前を付けた「恋愛プログラム」

そのせいで、
主人公は悩み・葛藤が生まれています。

だから、消去しようとはしたものの

目を逸らしたら 錆びてしまうけれど

とあるように、ヒューマノイドに対する思い入れの為に、行動を躊躇っています。

一時は、桃味の炭酸水に潜り込んだ2人

そんな簡単に消せる訳がないのです。

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コメント

  1. ぬー より:

    今まで音楽は歌詞の背景とか気にせずにリズムや声など聞こえてくるものを楽しんでいました。
    このサイトで背景の考察を読んだ後に聞いてみると曲のまた違った一面が見れて信じられないぐらい心が高揚しました。
    音楽の楽しさを教えていただき本当にありがとうございました。影ながら応援しています。

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