【RADWIMPS(ラッドウィンプス)】の
「万歳千唱(ばんざいせんしょう)」について
歌詞の意味を徹底的に
考察および解説していきたいと思います。
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楽曲名「万歳千唱」とは
皆さんは「万歳三唱」
って聞いたことありますか?
「バンザーイ!」
「バンザーイ!」
「バンザーイ!」
と三度繰り返すアレです。
めでたい時や嬉しい時に喜びを表現する
という意味があります。
ここで本楽曲「万歳千唱」に話を戻します。
野田洋二郎さんは
万歳三唱だと足りないので、万歳千唱にした
とコメントしています。
聞き慣れない「万歳千唱」の意味が理解できましたね。最上級の喜びを表しているのです。
この楽曲名が歌詞の内容と
どう関与しているのでしょうか。
歌詞
濡れた瞳で 明日を目指す意味を
僕は今でも 探し続けてるよ
笑われたりしないことが
君の生きるゴールなの?
笑われてもビクともしない
モノを探していたんでしょ思い出せるかな 僕が今まで
描いては路地裏にポイ捨てした夢の数
だけどこの街は そんな夢さえ
吸い込んで 新しい明日を吐き出す騙されたりしないように
生きるのに少し疲れたよ
アンテナの傘もとうに
ボロボロになってしまったよ君の中のカナシミを喜ばせて
君の中のクルシミを勝ち誇らせて
なぁどうすんだよ おいどうすんだよ
その影に隠れ震える
笑顔の手を取れるのは
君だけだろう悲しみは 君の涙を栄養にすくすくと
大きくたくましく 今日も育っていく
ほらまた その大きなため息が何よりの
彼らのご馳走で ヨダレ出して待っているそうさヤツらの敵は 君のハチ切れそうな
その笑顔と声さ それで木っ端みじんだ
君がどんな顔で笑うかを彼は知っているよ
打ち上げ花火みたいに笑う君がいるよ
君が笑わないとさ それじゃ思うツボさ
さぁいざ、迎えにいこう君の中のカナシミを喜ばせて
君の中のクルシミを勝ち誇らせて
なぁどうすんだよ おいどうすんだよ
その影に隠れ震える
笑顔の手を取れるのは
俺だけだろう君の中の悲しみを喜ばせて
君の中の苦しみを勝ち誇らせて
なぁどうすんだよ おいどうすんだよ
君の笑顔に させてやろうぜ万歳三唱
万歳千唱濡れた瞳で 明日を目指す意味を
僕は今でも 探し続けているんだよ
旅し続けているんだよ
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歌詞の意味・解釈
前提として
本楽曲「万歳千唱」と別楽曲「正解」は
「RADWIMPS 18祭(フェス)」
という、1000人の18歳世代との
1回限りのステージで披露された楽曲。
“2曲を1000人と一緒にパフォーマンスしたい”
そんな想いから生まれた楽曲だそう。
つまり、18歳という多感な世代
に対してのメッセージソングなのです。
18歳の人はもちろん
- これから18歳になる人
- 18歳を過ぎて大人になった人
どの年代が聴いても、
胸に響く内容となっています。
では、歌詞を細かく解釈していきます。
1番
濡れた瞳で 明日を目指す意味を
僕は今でも 探し続けてるよ
笑われたりしないことが
君の生きるゴールなの?
笑われてもビクともしない
モノを探していたんでしょ
濡れた瞳という言葉の意味だけを解釈すると、涙ぐんだような、半べそをかいたような表情を思い浮かべがちですが、歌詞全体を捉えた上で解釈すると、この濡れた瞳が指すのは「希望」というような明るいもの。
潤い溢れてキラキラしている瞳
を濡れた瞳と言っています。
つまり、ここでは18歳世代という多感な時期の若者に、RADWIMPSが
「いくつになっても夢を追いかけているよ」
とメッセージを送っているのです。
なぜわざわざそのようなメッセージを伝えるのかというと、18歳というのは、高校三年生。僕もそうでしたが若いなりに、「今しか青春はない」なんて思っちゃっているものです。だから、この時期は変に期待や焦りを抱いています。
そのタイミングで、
上記のようなメッセージを送られると、
「あ、大人になっても夢を見ていいんだ」
と、非常に勇気づけられるはずです。
まさに的確なエールだと思います。
描いては路地裏にポイ捨てした夢の数
だけどこの街は そんな夢さえ
吸い込んで 新しい明日を吐き出す
そして、RADWIMPSというと、
今の若者たちにとってスター同然。
誰だって彼らのように
キラキラした人生を味わいたいもの。
しかし、スター同然のRADWIMPSも、初めから何もかもが上手くいった訳ではありません。
夢を諦めてきては、描きなおして、、、
試行錯誤した結果いまがあるのです。
壁を乗り越えていくことの大切さ・大変さ
を伝えたかったのではないでしょうか。
騙されたりしないように
生きるのに少し疲れたよ
アンテナの傘もとうに
ボロボロになってしまったよ
社会に出て、必ず誰もが1度は悩むこと。
それは、人間関係。
みんながみんな自分の味方という訳ではありません。中には自分を踏み台にして上に上がろうとする人間もいるかも知れません。
“ボロボロになるときもあるかも知れない。
でもそれはみんな同じ。
一人じゃないことを思い出してほしい”
そんなメッセージが込められているようです。
サビ1
君の中のカナシミを喜ばせて
君の中のクルシミを勝ち誇らせて
なぁどうすんだよ おいどうすんだよ
その影に隠れ震える
笑顔の手を取れるのは
君だけだろう
ここで出てくる「カナシミ」と「クルシミ」
実はラストサビでは「悲しみ」「苦しみ」
に変化するのですが
なぜ、表記が違うのでしょうか?
これは歌詞を追っていくと見えてきます。
そのため解釈をあと伸ばしにして、
いったん2番に移ります。
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