2番
おかしな君は笑って
逆さま世界が顔出して
夢ならまだ覚めないで
心模様 赤に染まってく
「逆さま世界」とあることから、ある日、普段の主人公とは違う日常が巻き起こったことが推測される。
その内容は普段の日常に加えて「君が笑う」といったもの。おそらく周りから見ると「普通に話していただけ」なんて見えるイベントだとしてもも、主人公にとっては白い心模様が赤に染まるくらいのビッグイベントだったのです。
好きな人が絡んでくると些細なことで幸福になれる。誰しもが共感できる感情なのではないでしょうか。
冷静沈着では
どう頑張ったって無い
大体 視界に居ない
ちょっと late なスターリナイト
相手から見た自分を
- 慌てふためていて情けない人間
- ほとんど眼中にない人間
だと感じつつも、日常から逸脱したビッグイベントのおかげで「バレンタインに想いを伝える」という決意は行動に変わる。
ちょっと late なスターリナイトとは
“遅めのチョコ作り”を意味するのでしょう。
最低な昨日にさえ
さよなら言いたいよな
甘いおまじないかけられてしまいそうだから
この夜を越えてゆけ
響かせて その想いを君に染まってしまえば
君だけ想っていたいな
君にあげるチョコを作りながら、頭の中は君でいっぱいになる。
君で埋め尽くされ「甘いおまじない」にかけられたような気分になった主人公は、そんな状態に幸福を感じています。だから反対に「僕には関係ない」と言っていた過去の自分を“最低な昨日”と称している。
ポジティブに好きな人のことを考えると、それだけで幸せな気持ちになれますよね。いまの主人公はまさにそれ。幸福だから「君に染まってしまえば」という切実な願望がラストサビへの繋ぎの中でこぼれているのでしょう。
ラストサビ
君に
染まってしまえば 染まってしまえば
心遊ばせ 余所見してないで
想っていたいな 想っていたいな
桃色の心予報今
伝えてしまえ 伝えてしまえば
君と重なって 視線が愛 相まって
失敗したらグッバイステップ
神さまどうか今日は味方して
ラストサビ(サビ1)で綴られるのは、ついにきたバレンタインの当日。
最終的な物語は
“神さまどうか今日は味方して”
という決戦前の強気な心意気で締められる。
ただこのラストサビからは
君でいっぱいになった主人公の幸福感
が溢れんばかりに伝わってくる。
そして白から赤になった心模様は、二つの色が混じり合った桃色になっている。(ここは“ピンクバレンタイン”というテーマに寄り添っている側面と恋を連想させる感情的なピンク色の側面があるのでしょう)
「心予報」は、バレンタイン特有の「気恥ずかしさ」や「楽しさ」「ときめき」が混じり合う、片想い女子の応援ソングとも言える内容だったのではないでしょうか。
感想
「僕には関係ない、、、」と言っていた主人公とは、同一人物とは思えないくらい勇ましいラストでしたね。「バレンタイン」は特別な魔力があるのだと改めて感じました。
「バレンタインデーに告白する」
という文化が薄れているいま、この楽曲を通して従来の文化の魅力を思い出したような気がします。ちなみに筆者は「貰う側」でしたが、学生時代のバレンタインデーの日は圧倒的にソワソワしていました。
【Eve/心予報】
歌詞の意味の解釈でした!(‘ω’)
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コメント
こんにちは!とても分かりやすかったです!リクエスト?になっちゃうんですがSouくんの『ユートピア』の解釈をしてほしいです!良かったらよろしくお願いします!これからも頑張ってください~
コメントありがとうございます。
そして返事かなり遅くなってしまい申し訳ないです。ユートピアとはこれまた考察難易度の高い、、(笑)
検討しておきます!
だけどどうやったって釣り合わない〜の部分は、縦読みをすると「だいすき」になるというのも多分含まれていて、MVには黒板にわかりやすく書いてあります!
好きな人におすすめされて初めて聞いたのですがこんな意味があると知るとなんだか意識してしまいますね笑