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【Mrs. GREEN APPLE/アボイドノート】歌詞の意味を徹底解釈!描かれるは人間の闇…?

サビ2

果てない空を駆ける鳥の様に
君は外を羨む
果てない大地に育つマグマの様に
鼓動は熱を帯びる

君が抱える嫉妬心が顕著に表れるサビ2。

 

しかしそれを完全に否定するわけではなく、羨望ゆえに熱くなった心に対して「鼓動は熱を帯びる」と言う言葉を使っています。

 

メッセージ性としては「せっかく熱くなれる心があるんだから上手に活かせなくちゃ!」といったところでしょう。

 

また1300度を超えるマグマは白く変化し、炎というよりは光に近くなります。マグマのように熱くなれるということは、心に希望の光を飼っているのと同義なのです。

 

サルー
サルー

方向性がネガティブからポジティブへと転換されていきましたね…!

3番

吹かない風 靡かない樹々
泳げない僕 泳がない僕
広すぎる空を待て余すほら
悪者はどこにも居ないだろう

先の歌詞で果てない空を駆ける鳥と比喩した君を救うような歌詞が描かれています。

 

こんなに広くて自由な空を持つ僕らなんだから他人を羨んだり恨んだりするのは無駄。

 

悪者なんて自分の中にしかいないのです。

ラストサビ

果てない道が続く旅路の様に
僕らは生きてる

張り詰めた呼吸を経て万歳
1、2の3でまたバイバイ
ところでさ君という存在
誰も敵いはしない美の潜在

いよいよラストフレーズ。

 

張り詰めた呼吸を経て万歳する姿は、くだらない嫉妬心やプライドで力が入った心身がほぐれていく様子を示しています。

 

さらにそうなることで君の本当の魅力があふれだす様子を、誰も敵いはしない美の潜在という素敵な歌詞が表現しています。

 

憎まれて削り合い喝采
4の5の6でまたバイバイ
まだまださ我ら人の存在
誰も敵いはしない

締めは完全にポジティブな言葉で織りなされます。

 

憎みあったり譲り合ったりすることは、喝采(声を上げて褒めそやすこと)にでも変えて、バイバイして生きていこう。そう捉えられるほど強い我ら誰も敵いははしない。

 

憎しみや羨む心は人間であれば、誰しもが切って離せない部分。しかし自分の心に潜む「アボイドノート」を上手に扱うことで人間は本当の意味で強い存在になれるのです。

 

感想

ネガティブからポジティブへの転換が自然でメッセージ性に高低差があるため、より深く心に浸透しました。

 

どうしても抱えてしまう自尊心は大切なものを見失ってしまう恐れ多い存在であると同時に、自分を強くしてくれる大切な要素でもあるのですね。

 

まさに音楽でいう「アボイドノート」

 

人間の闇ともいえる醜い感情を丁寧に綴った歌詞に、気付けば入り込んでいました。そしてタイトルの回収の上手さに、歌詞考察を終えて改めて感服しています。

 

【Mrs. GREEN APPLE/アボイドノート】

歌詞の意味の解釈でした!

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コメント

  1. 奇遇な者 より:

    素敵な解説読ませて頂きありがとうございました!すっきりしました!

  2. 名無し より:

    『吹かない風 靡かない樹々』の歌詞がぬけている。

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