TwitterはこちらApple Musicのレビュー

【SEKAI NO OWARI/umbrella】歌詞の意味を徹底解釈!大切な人を想う傘の物語。

【SEKAI NO OWARI(通称:セカオワ)】「umbrella(アンブレラ)」について、歌詞の意味を徹底的に考察および解説していきたいと思います。

 

注目ポイント

✔ 「私」と「君」の切ない関係性

✔ テーマ “傘の擬人法”

✔ 救いのない物語の結末

 

骨助
骨助

君を守る「傘」の物語。是非最後までお読みください…!

スポンサーリンク


”傘の擬人法”から生まれた楽曲…?

→Apple Musicでフル視聴する 

 

今回紹介していく「umbrella」は2020年6月24日リリースの両A面シングル「umbrella / Dropout」収録曲で、ドラマ「竜の道 二つの顔の復讐者」主題歌

 

当初は5月27日にベストアルバムと同時に発売される予定でしたが、コロナウイルスの影響で予定が大きく変更されることとなりました。

 

ボーカルを務めるFukaseさんは楽曲について、

今回ドラマとコラボレーションするにあたり、監督・プロデューサーなど実際にドラマを作っている皆さんと直接お会いしたり、先に脚本も読ませていただいたりしました。その中にあるいくつかのキーワードを元にしながら、“傘の擬人法”がテーマになってこの「umbrella」は生まれました。ドラマ制作陣の皆さんとも何度もやり取りさせていただき、いつも以上に多くの試行錯誤を重ねた楽曲になりました。

とコメントしています。

 

擬人法とは人間以外のものを人間に見立てて表現する修辞法のこと。

「umbrella」という曲名の通り、「傘」が楽曲の大きなテーマになっているようですね。

 

骨助
骨助

さっそく本題の歌詞考察に移っていきましょう!

スポンサーリンク

歌詞

鏡に映る私は透明だった
分かってた事でも知らないままの方が良かった

私は君を濡らすこの忌々しい雨から
君を守る為のそれだけの傘
それは自分で決めたようで運命みたいなもの
何も望んではいけない 傷付くのが怖いから

もう一度あの日に戻れたとしても
繰り返してしまうでしょう 私はきっとそう

この雨がこのままずっと降れば
願ってはいけない そんな事は分かってる だけど
君に降る雨が いつの日か上がって青空を望んだら
その時私はきっと

もっと自分の事をこんなに知らなければ
もう少し幸せな未来も望めたのかな

あの雪の日 私を閉じ空を見上げた
泣いているように見えた笑顔に私は触れられない

哀しくて美しい思い出が
走馬灯のように 希望がちらついてしまう
この醜くて本当の気持ちが強くなる前に
きっと吐き気がするほど眩しい太陽

私の気持ちは自由だと誰かが言った
そんな事ないわ 運命よりも変えられないの

この雨がこのままずっと降れば
願ってはいけない そんな事は分かっていたはず
君に降る雨が いつの日か上がって青空を望んだら
その時私はきっと

雨が静かに上がり傘立てに置かれた傘
忘れた事さえ忘れられてしまったような

 

作詞:Fukase

歌詞の意味・解釈

鏡に映る私は透明だった
分かってた事でも知らないままの方が良かった

「鏡に映る私は透明だった」

しっとりとした歌い出しですが、突きつけられる情報はなかなか残酷です

 

「透明だった」というのは傘の話として捉えれば、自分が特別な傘ではなくどこにでもあるビニール傘であると自覚したということ。

また比喩表現だと考えれば、「はっきりとした実体が無かった」つまり「私の存在は絶対的なものではなかった」ということになります。

 

そして主人公はそれを知ってしまったことを後悔しています。

この部分だけでは内容が掴めないので、1番からじっくり歌詞を見ていきましょう。

1番

私は君を濡らすこの忌々しい雨から
君を守る為のそれだけの傘
それは自分で決めたようで運命みたいなもの
何も望んではいけない 傷付くのが怖いから

Fukaseさんのコメントにもあった通り、楽曲の主人公の正体は「傘」

君を雨から守るために君のもとに存在しています。

 

そしてそれは自分で決めたといえばそうだろうし、元からそんな運命だったと言われればきっとそう。

大切な人を守りたいという想いは本物だし、仮にそうでなくても傘として産まれた以上は必ず誰かを雨から守る運命にあります。

 

もちろんこの「傘」の表現はあくまで比喩であって、実際はその裏には「傘」と持ち主の関係に近いような人間関係が見え隠れしています。詳しくは後述。

 

もう一度あの日に戻れたとしても
繰り返してしまうでしょう 私はきっとそう

この部分は先ほどの「それは自分で決めたようで運命みたいなもの」という歌詞の補足。

 

「傘が傘になった日」というと少々分かりづらいですが、「私が君を守ろうとした日」にたとえ戻ったとしても、「私」はもう一度君を守ることを選ぶでしょう。きっと君と今と違う関係を築くことなどできなかったはずです。

 

その意味で主人公が君を雨から守る傘であることは「自分で決めたこと」であり、避けられない「運命」だったのです。

サビ1

この雨がこのままずっと降れば
願ってはいけない そんな事は分かってる だけど
君に降る雨が いつの日か上がって青空を望んだら
その時私はきっと

ここで、「傘」が抱えているどうしようもない悲しみが明かされることとなります。

 

傘にとって、自分の役割は「君を雨から守ること」ただそれだけ。

つまり、傘が君に寄り添えるのは雨が降っているその間だけです。

 

君に忘れられたくない。君のそばに存在し続けたい

だから「私」は、君に雨が永遠に降り続けることを、君が永遠に不幸であり続けることを望んでしまうのです。

晴れてしまえば自分の存在などきっと忘れ去られてしまうから。

 

そしてこれを人間関係に落とし込んでみれば、その複雑な胸中がひしひしと伝わってきます。

 

わかりやすく例えるならば、絶対的な片思いをする女性とその相手。

相手が悩んでいるときや辛い時だけ頼られるような存在であったならば、雨が止んだ時彼女の居場所はなくなってしまいます。まして彼に大切な人ができたとするならば。

それは最も望んでいた彼の幸せであり、最も恐れていた自分の幸せの終わりにもなってしまうでしょう。

 

君と共に過ごしたいという想いと、君に幸せであってほしいという願いの間で「私」はもがき苦しんでいます。

 

骨助
骨助

傘は雨の間だけ存在する意味を持ち、それ自身に存在理由は無い。絶対的な存在ではない。だから「鏡に映る私は透明」だったのです。

2番

もっと自分の事をこんなに知らなければ
もう少し幸せな未来も望めたのかな

あの雪の日 私を閉じ空を見上げた
泣いているように見えた笑顔に私は触れられない

自分がどこにでもある普通の傘で、雨が止めば忘れ去られる存在だと知らずにいられたのならば、きっと素直に君の幸せな未来を望めたことでしょう。

自分が相手にとって何ら特別な存在ではなく、単なる都合のいい相手だと知らずにいられたならば。

 

しかし鏡を見て自らの運命を知ってしまった以上、そんなことを願うことなどできません。

客観的に自分を見つめなおしてその立場を知ってしまった以上は、雨が降り続くことを望まずにはいられないのです

 

そして傘にできるのは、ただ君を雨から守ることだけ。

 

関わることができるのは本当に限定的な状況下だけで、異なる状況での「君」に触れることは許されていません。

雪が降った時、傘を閉じて空を仰ぐ君が何を想っているのか。

自分が必要とされていない時、君が何を想って泣いて、何を想って笑っているのか。

そんな君の過去や心の奥深くを傘は知る事もなければ、触れることもできないのです。

 

心を通わせる恋人同士ではなく、ただ君のそばにいるだけの関係性

 

骨助
骨助

「あの雪の日…」からの2行の歌詞がどうしようもなく切ないです…

 

スポンサーリンク

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました