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【SEKAI NO OWARI/Habit】歌詞の意味を徹底解釈!人間を分類したがる若者への警笛。

【SEKAI NO OWARI(セカオワ)】「Habit(ハビット)」について、歌詞の意味を徹底的に考察および解説していきたいと思います。

 

注目ポイント

✔ ラップ調の軽快なライミング

✔ 今を生きる若者たちへの優しさ(?)

 

骨助
骨助

セカオワが昔から歌い続けてきた価値観が、新たな形で鮮明に表現された楽曲。歌詞に注目してその魅力を紐解いていきます。

 

 

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映画「ホリック xxxHOLiC」主題歌

今回紹介していく「Habit」は映画「ホリック xxxHOLiC」の主題歌として書き下ろされた楽曲です。

2022年4月28日に楽曲の配信がスタートしており、YouTubeではMVも公開されています。

セカオワメンバーのコミカルでキレキレのダンスは必見です。

 

映画『ホリック xxxHOLiC』60秒本予告 4月29日(金・祝)全国公開!

「ホリック xxxHOLiC」は創作集団・CLAMPの大ヒットコミックが原作の、蜷川実花監督による実写化映画。

対価を払えば何でも願いを叶えるという不思議な【ミセ】の女主人の元に客が次々訪れるというファンタジー作品で、メインキャラクターである高校生・四月一日を演じるのはセカオワともMVなどで親交のある神木隆之介さんです。

 

主題歌「Habit」は監督である蜷川さんからの「今を生きる若者たちへの優しさを込めてほしい」というオーダーを受けて制作されたとのこと。

SEKAI NO OWARIは楽曲について、

今まで写真作品という形では何度もご一緒した事のある蜷川監督と、今度は映画を通じて新たなコラボレーションが出来ることをとても嬉しく思います。
SEKAI NO OWARIの普段はあまり見せない一面を表現した楽曲「Habit」を、映画の妖艶な世界観とともにお楽しみください。

とコメントされています。

 

英語で「習慣」を意味する楽曲「Habit」

一体どんな思いが込められているのか、ここでは歌詞に注目して解説していきます。

 

骨助
骨助

さっそく本題の歌詞を見ていきましょう。

 

歌詞

君たちったら何でもかんでも
分類、区別、ジャンル分けしたがる
ヒトはなぜか分類したがる習性があるとかないとか
この世の中2種類の人間がいるとか言う君たちが標的
持ってるヤツとモテないやつとか
ちゃんとやるヤツとヤッてないヤツとか

隠キャ陽キャ?
君らは分類しないとどうにも落ち着かない
気付かない本能の外側を
覗いていかない? 気分が乗らない?

つまり それは そんな シンプルじゃない
もっと 曖昧で 繊細で 不明瞭なナニカ

例えば持ってるのに出せないヤツ
やってるのにイケないヤツ
持ってるのに悟ったふりして
スカしてるうちに不安になっちゃったりするヤツ

所詮アンタはギフテッド
アタシは普通の主婦ですと
それは良いでしょう? 素晴らしいんでしょう?
不可能の証明の完成なんじゃない?

夢を持てなんて言ってない
そんな無責任になりはしない
ただその習性に喰われないで
そんなHabit捨てる度 見えてくる君の価値

俺たちだって動物
こーゆーのって好物
ここまで言われたらどう?
普通 腹の底からこうふつふつと

俺たちだって動物
故に持ち得るOriginalな習性
自分で自分を分類するなよ
壊して見せろよ そのBad Habit

大人の俺が言っちゃいけない事言っちゃうけど
説教するってぶっちゃけ快楽
酒の肴にすりゃもう傑作
でもって君も進むキッカケになりゃ

そりゃそれでWin-Winじゃん?
こりゃこれで残念じゃん
そもそもそれって君次第だし
その後なんか俺興味ないわけ

この先君はどうしたい?
ってヒトに問われる事自体
終わりじゃないと信じたいけど
そーじゃなきゃかなり非常事態

君たちがその分類された
普通の箱で燻ってるからさ
俺は人生イージーモード
ずっとそこで眠っててアラサー

俺はそもそもスペックが低い
だから足掻いて踠いて醜く吠えた
俺のあの頃を分類したら
誰の目から見ても明らか

すぐ世の中、金だとか、愛だとか、運だとか、縁だとか
なぜ2文字で片付けちゃうの

俺たちはもっと曖昧で
複雑で不明瞭なナニカ
悟ったふりして驕るなよ
君に君を分類する能力なんてない

俺たちだって動物
こーゆーのって好物
ここまで言われたらどう?
普通 腹の底からこうふつふつと

俺たちだって動物
故に持ち得るOriginalな習性
自分で自分を分類するなよ
壊して見せろよ そのBad Habit

俺たちだって動物
こーゆーのって好物
ここまで言われたらどう?
普通 腹の底からこうふつふつと

俺たちだって動物
故に持ち得るOriginalな習性
自分で自分を分類するなよ
壊して見せろよ そのBad Habit

 

作詞:Fukase

歌詞の意味・解釈

1番

君たちったら何でもかんでも
分類、区別、ジャンル分けしたがる
ヒトはなぜか分類したがる習性があるとかないとか
この世の中2種類の人間がいるとか言う君たちが標的
持ってるヤツとモテないやつとか
ちゃんとやるヤツとヤッてないヤツとか

ラップ調で軽快にライムが刻まれていく今回の楽曲「Habit」

アルバム「scent of memory」の収録曲「Like a scent」でも本格的なラップを披露していましたが、ヒップホップ好きを公言するFukaseさんの音楽の趣向が最近の楽曲では如実に表れているように思います。

 

《ヒトはなぜか分類したがる習性があるとかないとか》

さて、この冒頭の歌詞でも明らかになっているように、この曲でいう「習性」「Habit」とは「人間の何でもかんでも分類したがる習性」のことです。

”持ってる側の人間” と ”持ってない側の人間”、” ちゃんとやるヤツ ”と” ヤッてないヤツ ”みたいに、いつの時代も人間は人間の間に区別を作りたがるもの。

今回の楽曲のテーマはこの「分類」という人間の習性です。

 

この「人間は物事を分類したがる」という着想は今回の楽曲の制作に向けて降って沸いたものではなく、実はセカオワがずっと昔から語ってきた価値観です。

私が確認できた限りでは、遅くとも2012年のインタビューで既に「要するに人間っていうのは、ある程度分類して、分別して、ものごとを認知するので。」とFukaseさんが語っていました。

これは僕の知っている朝ではないから夜なんだ、平和の反対側には戦争があるんだ、というように、人間は二元論的に物事を区別することで世界を認知している、というのが彼の考え方で、これは「天使と悪魔」「Love the warz」など10年前の楽曲でも一貫しています。

 

隠キャ陽キャ?
君らは分類しないとどうにも落ち着かない
気付かない本能の外側を
覗いていかない? 気分が乗らない?

そしてこの楽曲の主張は、「その人間が作り上げた『分類』の外側に行ってみないか?」ということです。

 

例えば人間は自分たちを陰キャと陽キャの2つに分類して、「自分は陰キャ側の人間だから目立つようなことはできないよなぁ」なんてことを考えたがります。

でもそれは本能的に分類した結果そう思い込んでるだけなんだから、本能の外側を覗いてみないかい?と彼らは歌っているわけです。

 

つまり それは そんな シンプルじゃない
もっと 曖昧で 繊細で 不明瞭なナニカ

例えば持ってるのに出せないヤツ
やってるのにイケないヤツ
持ってるのに悟ったふりして
スカしてるうちに不安になっちゃったりするヤツ

あらゆる物事を分類してしまうのは人間の本能なのに、どうして「人間」を分類することをこの楽曲が否定しているのか。それが明らかにされているのがこの部分の歌詞でしょう。

 

人間は、二元論で簡単に分類できるほど単純ではありません。

例えはヒップホップ的で少々過激な歌詞ですが、《持ってるのに出せないヤツ》もいれば《やってるのにイケないヤツ》もいるわけで、一括りに「男性」「女性」と分類することすら本来は難しいはず。

まして複雑な人間の内面を「隠キャ」と「陽キャ」や「持ってるやつ」と「持ってないやつ」に区別するなんて本来できるはずがありません。

 

だから人間の分類なんかするべきじゃないのだと彼らは説いています。

 

所詮アンタはギフテッド
アタシは普通の主婦ですと
それは良いでしょう? 素晴らしいんでしょう?
不可能の証明の完成なんじゃない?

「ギフテッド」とは生まれつき特別な才能を授かった人のこと。

人間は「自分は普通の主婦で才能なんかない側の人間だから」なんて理由で自分ができないことを諦めたがります。

 

《不可能の証明の完成なんじゃない?》

数学や科学の世界でも、出来ることの証明は簡単でも出来ないことの証明は難しいものです

同じく人間も、例えば「文字を書ける」ことの証明はすぐにできますが「自分が小説を書いて芥川賞を受賞する」ことが不可能であることの証明はできません。できるかもしれないから。

しかしここでは、「もしもそうやって人間を二つに分類できるなら不可能の証明の完成なんじゃない?」とこちら側に寄り添ったようなことを歌っています。自分は文才がない側の人間に分類されているから賞を取ることなど不可能だ、と証明することができるからです。

 

勿論これは皮肉で、実際は人間はそんな簡単に分類できないからそんなの不可能の証明にならねーよ、それを理由に物事を諦めるなよ、と嘲笑っているわけですが。

 

夢を持てなんて言ってない
そんな無責任になりはしない
ただその習性に喰われないで
そんなHabit捨てる度 見えてくる君の価値

セカオワはファンタジーを歌っているようで、昔から現実的な部分はとことん現実主義です。

彼らは「夢を持て」「夢を諦めるな」なんて無責任なことは歌いません。

 

でもその習性を理由に夢を諦めようとしてるんだったら、それはもったいなんじゃない?

と彼らは私たちに投げかけます。

 

サビ1

俺たちだって動物
こーゆーのって好物
ここまで言われたらどう?
普通 腹の底からこうふつふつと

俺たちだって動物
故に持ち得るOriginalな習性
自分で自分を分類するなよ
壊して見せろよ そのBad Habit

サビの前半の解釈がちょっと難しいところですが、私は「あなたは動物だからこういうの好きでしょ?(笑)って言われたら普通腹立つよね」ということを歌っているのでは、と感じました。

 

もっと例を具体的にすると、例えば「大阪出身だから面白いこと言えるよね」「女性だから家事は好きなんでしょ?」みたいなこと。そんなこと言われたら誰だって腹が立ちます。

こんな風に他人に自分のことを好き勝手分類されるのは嫌なのに、自分のことは「才能ない側の人間だから」などと都合のいいように分類して何かを諦める理由を作りたがるのが人間の悪い習性です。

 

《俺たちだって動物 故に持ち得るOriginalな習性》

そんな《Bad Habit》なんか壊してしまえ、とこの曲は訴えているのです。

 

骨助
骨助

2番では少し話題を変えて、セカオワのこの楽曲に関するスタンスが歌われていきます。

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コメント

  1. より:

    サビの部分とか2番冒頭の解釈は気になっていたのですっきりしました。とても共感できる解釈でした!

  2. 匿名 より:

    またセカオワに刺されました!

  3. より:

    とても共感できる解釈でした!YouTubeのコメント欄でシェアしてもいいでしょうか?

  4. 保井 昊 (ヤスイ ソラ) より:

    やっぱり、ハビットは、大好き❤
    カラオケしたーーーーーーーーーーーい ぐ•ら•い!

  5. Ender より:

    この考察を見てやっぱりhabitの歌詞、好きだなあと改めて思いました。すごく現代人に刺さる歌詞だと思います。ダンスだけじゃなく歌詞ももっといろんな人に知って欲しいですね…!

  6. 山中りんな より:

    とても良いですねセカオワの大ファンです。

  7. Hakase より:

    この曲を口づさめたらめちゃくちゃかっこいいんだろうなぁ…

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