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【東京事変/青のID】歌詞の意味を徹底解釈!それぞれの生きている証明(ID)を。

2番

今日の自分はそう 昨日の自分が搾えているぞ
絶えず育んできた敵意もおまえのオマケの要素
肯定やらして暖味に誤魔化すのは不正解早う早う
つられる待ちよ侵したいアテはわずかしかない
ありのままでいよう

2番でも考えさせられる歌詞が続いていく。

 

まず「搾える」とは「こしらえる」の音変化であり、ある材料を用いて、形の整ったものやある機能をもったものを作り上げることを意味します。

 

つまり歌詞中の「昨日の自分が搾えている」とは、今の自分が昨日の自分が作ったんだよといったところです。

至極当然ですが、日にちの概念さえなければ、昨日は今日に今日は明日に直接繋がっています。

 

もしも今日、自分のやりたいことに対して「曖昧」な解答を選んでしまったのなら、それが明日になり今になるのです。

だからこそ「ありのままで」未来を描いていくのが正解。

 

「つられる待ちよ」なんて歌詞も、なんとなくで本能から遠ざかってしまうことを危惧しているのでしょうね。

なんとも東京事変らしいメッセージ性だなと。

 

サビ2

何か滲み出して浸しそうだ抑えようにもこまる
一層 際立たせたい暴き足りない嗅ぎ分けたい
生きている言質なるかたちがただの容器なら
己たらしめる材料はどれ

伝えたいことのニュアンスはサビ1と類似しているのかなと思います。

 

抑えていることだからこそ、逆に何か滲み出しそうで破裂させたくなる。

歌詞中の「容器」はきっと「心」のようなものを対比していて、その心を満たしていく言葉(言質)・行動・感情を材料として、自分を形成していく必要があるのです。

 

この考えで言うと、自分の心に注ぐ材料なんて「自分の望むもの」で満たしたいに決まっていますよね。

自ずと貪欲にさせてくれるすごくポジティブな歌詞だなと感じます。

 

ラストサビ

根拠もないくせ余しているよ 破裂寸前不可避
ああもっとはみ出したいこの命を放り出したい
今ここに今ここで

ぜんぶぶちまけて晒したいよ堪えたくない何も
吃度これが他の誰でもない自分が自分たる裏付
生きている証明

難解な歌詞もようやくラストサビに。

 

ラストサビではとりわけ難しい言葉なんてものはなく、ただただ「ああもっとはみ出したいこの命を放り出したい」と本能に準ずりたい欲求がぶちまけられています。

 

青い地球に生まれて、それぞれの生きている証明(ID)を手に入れた私たち。

せっかくだからもっと貪欲にやりたいことに挑戦して、生を謳歌してみても良いのかも知れない。

 

感想

読み解いて見ると、東京事変ひいては椎名林檎らしい歌詞だったなと。

 

彼女たちの音楽はいつだって能動的にさせてくれる。

 

歌詞考察を一通り終えた今でも「青のID」の真意は掴めないままでしたが、最後はわりと綺麗に収まったのかなと思ってます。

 

いや!これはこうじゃないか!?

なんて発想・意見があればコメント欄で共有してくれたら嬉しく思います。お読みいただきありがとうございました。

 

【東京事変/青のID】

歌詞の意味の解釈でした!

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コメント

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