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【yama/一寸の赤】歌詞の意味を徹底解釈!心が暖かくも切なくもなる優しい楽曲。

【yama(ヤマ)】「一寸の赤」について、歌詞の意味を徹底的に考察および解説していきたいと思います。

 

読みどころ

✔ 「一寸の赤」に込められた想いとは?
✔ ただの失恋ソングではない!?

 

サルー
サルー

歌詞を読み解いた前と後では、音楽やyamaさんの歌声から感じれる「温かみ」が劇的に変化しました。心に染みる優しい楽曲。ぜひ最後まで一緒に読み解いていきましょう!

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心が暖かくも切なくもなる優しい楽曲

今回紹介していく「一寸の赤」はセブン-イレブンのオリジナル・アニメーション動画”レインボーファインダー”最終話に提供された楽曲。

作詞作曲は「にお」さんが努めています。

 

楽曲についてyamaは

今回におさんに書き下ろしていただいた新曲「一寸の赤」は、何気なく自分をそばで支えてくれている存在をふと思い出し、心が暖かくも切なくもなる優しい楽曲となっています。鮮やかな赤い夕景を思い浮かべて聴いていただければ、より楽曲の暖かみを感じてもらえると思います。ともわかさんが描き下ろしてくださったイラストを使用したMVもぜひお楽しみください。

とコメントを残しています。

 

ただ正直私は初めて楽曲を聴いたとき、歌詞を見たとき、このコメントに対して矛盾を感じました。

なぜなら本楽曲の内容はラブソングテイストが強く、しかも別れという形で物語が締められるからです。

 

その中でなぜ「何気なく自分をそばで支えてくれている存在をふと思い出し、心が暖かくも切なくもなる」といった優しい感情を感じるのか。

 

これは歌詞の主人公の視点に立って、情景を読み込んでいくことで明快になってきます。

 

サルー
サルー

では本題の楽曲考察に移っていきましょう。まずはタイトル名に着目していきます。

楽曲名「一寸の赤」とは

「一寸の赤」というタイトル。

本楽曲においては「夕陽が放つ光」を比喩しています。

 

そして注目したいのは「一寸の」であることです。

言わずもがな「一寸」は「わずかなもの」を意味する言葉ですよね。

 

実は本楽曲においての夕陽は「希望」や「未来」を象徴しており、それとは真反対に主人公は悲しみの想いに囚われています。

 

そんな主人公にとっては「一寸の(わずかな)赤(希望)」が心に染みたわけです。

 

つまり一寸の赤は、優しい希望の光を象徴するとともに、主人公の闇がかっている心を象徴していたのです。

 

サルー
サルー

とここで長く語ってもパッとしないと思いますので、本題の歌詞考察に移っていきます。歌詞を読み込んでいくことでタイトルに込められた想いも明瞭化されていくのかなと思います。

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歌詞

ずっと変わらない日々の中でそっと揺れるもの
いつも支えられていたその笑顔に
嘘のない真っ直ぐな瞳に
やさしい声に

ああ気付けなかった
いつでも側に居たからかな
意地張ったりしないで正しい距離で
そう冷静に君をもっと知りたいんだ
ああ見上げた空は余りに鮮やかな赤
走り出した 声の鳴る方へ

ずっと変わらないよと根拠なしでも言い切って
イエス/ノーだけじゃ心許ない
その笑顔と嘘のない真っ直ぐな瞳と
やさしい声でちゃんと言って

会えない時間でまた強くなれる?
許されるならこのまま少し
君の髪が赤く染まる間
ここで眠っていたい

――ああ気付けなかった
一緒によく帰った道
こんなに何もない寂しい景色だっけ
すべてが君で輝いていたんだ
ああ横目で見た余りに鮮やかな赤
背筋伸ばしたら 新しい明日へ

作詞:にお

歌詞の意味・解釈

1番

ずっと変わらない日々の中でそっと揺れるもの
いつも支えられていたその笑顔に
嘘のない真っ直ぐな瞳に
やさしい声に

前章でもお話ししましたが、本楽曲はラブソングテイストが強く、しかも別れという形で物語が締められます。

 

ただ先に言わせて頂くと、失恋といった心理的な別れではなく、引っ越しや転校などといった物理的な別れだったのかなと感じています。

そう解釈した方が歌詞の辻褄もバチっと合いますし、楽曲の切なさや感慨深さがより濃いものになるのです。

これを前提に歌詞を見ていきましょう。

 

まず歌い出しの歌詞に着目。

パッと見では微笑ましい情景を思い浮かべそうになりますが、実際全ては過去の話であり、君と別れた後の主人公が回想をしているに過ぎません。

 

その笑顔も、嘘のない真っ直ぐな瞳も、やさしい声も、今はなき君の面影、、、

 

サビ1

ああ気付けなかった
いつでも側に居たからかな
意地張ったりしないで正しい距離で
そう冷静に君をもっと知りたいんだ
ああ見上げた空は余りに鮮やかな赤
走り出した 声の鳴る方へ

サビで歌われるのは離れた後の後悔。

当たり前の存在過ぎて、そして関係性に慣れ過ぎてしまったせいで、お互いに意地を張って理想の距離感を保てなくなってしまう。

 

きっと別れを経験したことのある多くの人が共感できる心情ですよね。

 

そして、気付けなかった後悔をしている主人公とは無関係に、いつも二人を照らしてくれていた夕陽は同じように自分を照らしてくれる。

それを感じた主人公は、折れそうな心を保ちながらも、未来の方向へ走っていくのです。

 

サルー
サルー

遠くに霞んでいくようなyamaさんの歌声が楽曲の切なさを増幅させますよね。胸に染みるとはこのこと。今後物語はどのように締められていくのか。2番に移っていきます!

 

2番

ずっと変わらないよと根拠なしでも言い切って
イエス/ノーだけじゃ心許ない
その笑顔と嘘のない真っ直ぐな瞳と
やさしい声でちゃんと言って

2番のメロディで歌われるのも1番と同じように、君と一緒にいた頃の回想です。

 

何気ない二人のやり取りが切り取られているのですが、この内容からも主人公が抱える一寸の不安が読み取れます。

 

実際このやり取りをしたことがある方は意外と多いのではないでしょうか?

「好き?」といった類の質問に対して「うん」で応えると、もっとハッキリした言葉を求めてくるってヤツですね。

 

主人公は将来君が自分から離れていくことを薄っすらと感じていたわけです。もしくは絶対に離れて欲しくないくらい君のことが好きだった。

 

だから君の嘘のない真っ直ぐな瞳とやさしい声から出る「ずっと変わらないよ」が欲しかったのです。たとえ根拠なんかなかったとしても。

 

サルー
サルー

このやり取りはリアル過ぎて(ときめきじゃない方の)ドキッとしました…!そしてここからの歌詞とラストサビでタイトルの回収を致します。ぜひ最後まで追っていきましょう!

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コメント

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