サビ2
会えない時間でまた強くなれる?
許されるならこのまま少し
君の髪が赤く染まる間
ここで眠っていたい
サビ2の情景解釈は様々なパターンがあるのかなと思いますが、個人的には君と別れる最後のシーンが映されているのかなと考えています。
会えない時間が愛を育むとか、一人の時間が人を強くするとかは、よくいう話ですよね。
ただ君と離れることで強くなれるなんてこと、にわかにも信じ難いことだから「君の髪が赤く染まる間ここで眠っていたい」と現実逃避をする。
君と離れてしまうことは仕方がないことだけど、すっといたい本音に、心は逆らうことができないのです。
ラストサビ
――ああ気付けなかった
一緒によく帰った道
こんなに何もない寂しい景色だっけ
すべてが君で輝いていたんだ
ああ横目で見た余りに鮮やかな赤
背筋伸ばしたら 新しい明日へ
君がいなくなってから主人公は痛感する。
いつも賑やかだった道はこんなにも素朴なものだったのかと。
すべての景色は君ありきで輝いていたものだったのだと。
そして我に返ると、一寸の赤が私を照らしてくれている。
私を一番輝かせてくれた君はもういなくなってしまったけど、、夕陽は相も変わらず私を照らしてくれているのです。
yamaさんのコメントであった「何気なく自分をそばで支えてくれている存在をふと思い出し…」はきっと「ああ横目で見た余りに鮮やかな赤」にかかっていたのかなと。
いつも自分を見てくれている(照らしてくれている)ものは、ふと気づけばどこかに存在してくれているものなのです。
もっと言うと、サビ1の「声のなる方へ」と言った歌詞からも感じていましたが、この「鮮やかな赤(一寸の赤)」はストレートに夕陽と断定する必要はなく、夕陽のようにいつも自分を見てくれている友達や家族と掛け合わせることができるのでしょう。
何かを失ったとき、自分が悲しみに打ちひしがれているとき、そんな逆境の中でこそ、何気なく自分をそばで支えてくれている存在の温かみに気付くことができるのです。
感想
歌詞考察を終えて、改めてすごく温かくて優しい楽曲だなと。
ただの失恋ソングなんかではなかった。
私の感性不足で切なさ一色に感じていたyamaさんの歌声も、今では眩しい優しさを感じ取ることができるようになりました。この歌は本当に胸に染みる、、、
それと主人公の心も未来の中で、いつか春を告げてくれたら良いなとほんのり感じました。
【yama/一寸の赤】
歌詞の意味の解釈でした!
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