3番
情けない夢を握っていたいの
また溜まっていく Ah Ah Ah Ah
ここで《情けない夢》という歌詞が登場しますが、逆に ”情けなくない夢” とは一体何でしょう。
大きすぎず、現実に即していて、社会的に正しいとされているような夢。
初志貫徹、昔描いたままの状態で抱き続けている夢。
きっとそんなところでしょう。
しかしここでは《情けない夢を握っていたいの》と歌われています。
誰になんと言われようが、世の中がどうであろうが、ありのままの自分の夢を持ち続けていたい。
自分の感情に素直でありたい。
そんなVaundyさんの想いが込められた歌詞になっているのではないでしょうか。
楽曲はラスサビへむけて再び盛り上がっていきます。
ラストサビ
どうしょうなんてmotion
思い出すような夜に名前をつけて
どうしょうなんてmotion
狂いだしそうな夜に踊って見せてよ回る未来の地図を蹴り飛ばして
笑っていようぜ
君と描いた地図を手に取って
笑っていたいね
《回る世界の地図》というのは楽曲タイトルの「地球儀」を指しているように思います。
ここでの歌詞は《回る未来の地図を蹴り飛ばして笑っていようぜ》。
つまり、世界がどうとか未来がどうとか関係ねえ、と。
そんなものより、君と今書いた地図なんかを手に取って笑っていたいね、と歌われています。
目まぐるしい世界の変化や恋愛模様、正義や倫理の難しさ。
Vaundy楽曲ではたびたび、生きることの大変さが描き出されています。
人間誰しも、狂いだしそうなくっだらない夜だってきっとあるでしょう。
だけどそんな夜でも、好き勝手踊ってやろうじゃないか。
世界のことなんかほっといて、君とバカみたいな未来を掲げて笑っていられればいいじゃないか。
そんなこの楽曲のメッセージは、私たちの心に生きる余裕を与えてくれます。
まさに【Vaundy プロデュース】といった感じの世界観。
これをAimerさんへの提供曲にするあたり、ただのプロデュース楽曲にはしたくないというVaundyさんの想いが窺い知れるような気がします。
感想
愛で揺れる世界の中で僕たちは慰め合っている。
生きる辛さに気付いちゃっても、笑顔でリズムに乗って生きていこう。
そんなVaundy楽曲の文脈を確かに引き継いで成熟させた、いかにも”Vaundyプロデュース”の楽曲でした。
AimerさんとVaundyさんの歌声の共鳴も最高です…!
【Aimer/地球儀 with Vaundy】
歌詞の意味の解釈でした!
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