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【ヨルシカ/ブレーメン】歌詞の意味を徹底解釈!”大した意味はない” 楽観的なマーチ。

サビ2

精々歌っていようぜ 笑われてるのも仕方がないね
何もかも間違ってんのさ なぁ、あっはっはっは
精々楽していこうぜ 馬鹿を装うのも楽じゃないぜ
同じような歌詞だし三番は飛ばしていいよ

困難から目を背けて楽観的に笑ってる彼らを見て、周りの人々は嘲笑うでしょう。

辛いことから逃げ出した僕らも間違ってるし、辛いことだらけのこんな世の中も、僕らを笑う人たちも何もかも間違っている。

だから笑われてもまあ仕方がないよね、と彼らは余裕を見せます。

 

《馬鹿を装うのも楽じゃないぜ》

繰り返しますが、彼らは本気で世の中に希望があると信じて笑っているわけではありません。

ただ「辛いことがこの世にあるなんて全く知らないなぁ」という ”馬鹿なふり” をして笑っているだけ。

本当は痛いほど分かっているからこそ、それを解決するなんて不可能なのだと諦めて馬鹿なふりをしているのです。

 

《同じような歌詞だし三番は飛ばしていいよ》

という衝撃のメタ的な歌詞が飛び出したように、3番も歌っていることは大体同じ。

彼らは馬鹿なふりをして愛を歌います。

たぶん愛が世界を救うなんて微塵も思っていないけれど。

 

3番

さぁ息を吸って早く吐いて
ねぇ心を貸して今日くらいは

この部分の歌詞も深い意味があるかと問われれば恐らくないと思います。

難しいことなんか考えてないで、今日くらいはこの曲に身を委ねてみたらどうでしょう、とリスナーを楽曲の世界に誘っているのでしょう。

 

ラストサビ

精々歌っていようぜ 違うか
お前ら皆僕のことを笑ってんのか?なぁ
精々楽していこうぜ 死ぬほど辛いなら逃げ出そうぜ
数年経てばきっと一人も覚えてないよ

ここで不意を突くように、自分たちを笑う聴衆を思いっきりナイフで一刺し

suisさんの「なぁ」のリアルなトーンと、《あっはっはっは》がないのが恐ろしいですね。

 

人々は躍起になって困難だらけの世の中に立ち向かって、分かり合えなくて傷ついて、死ぬほど辛い思いをして、たまに耐えられなかった人が死んだりします。

 

世の中どうにもならないことばかり。

そんな中で彼らはこう歌います。

《精々楽していこうぜ》

馬鹿を装って、何も考えていないふりをして、楽観的に笑っていよう。

死ぬほどつらいならさっさと逃げ出してしまおう、と。

 

ぜえぜえ歌っていようぜ 身体は動く?お前もどうだい
愛の歌を歌ってんのさ あっはっはっは
精々楽していこうぜ 死ぬほどのことはこの世に無いぜ
明日は何しようか 暇なら笑い合おうぜ
そのうちわかり合おうぜ

《死ぬほどのことはこの世に無いぜ》

これはただ楽観的に「世の中そんな辛いことはないよ」と言っているわけではなく、「死ぬほどつらいことだってたくさんあるけど、そこから目を背ければ生きていけるよ」と歌っているように思えてきます。

 

どうにもならない問題から逃げ出して、音楽に乗って笑い合うブレーメン。

困難に立ち向かおうとせず、馬鹿みたいに楽観的に音楽を奏でる彼らの姿を人々は指をさして笑います。

それでも彼らはこう歌います。

精々楽していこうぜ。

辛いことからは逃げていよう。

僕らはただ、愛の歌を歌ってんのさ。

お前もどうだい?、と。

 

 

n-bunaさんが希望に満ちた楽観主義者ではないことは、彼の過去の曲を聴いていれば明らかです。

馬鹿なふりをして、ただ意味も無く愛を歌っているだけ。

だからこの曲は彼にとって「大した意味はない」楽曲なのでしょう。

 

 

【ヨルシカ/ブレーメン】

歌詞の意味の解釈でした!

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