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【米津玄師/TEENAGE RIOT】歌詞の意味を徹底解釈!何事にも多感な10代の情動が描かれる!?

2番

しみったれたツラが似合うダークホース
不貞腐れて開けた壁の穴
あの時言えなかった三文字
ブラスバンド鳴らし出すメロディー

ダークホースとは、
競馬で番狂わせを起こすウマ。
実力は未知だが有力と思われるウマを指すこともある。

しみったれたツラが似合うダークホース

を、楽曲に沿って解釈すると

無限の可能性を秘めつつも、
狭苦しさを感じながら生きている

ということ。

一見、米津さんを比喩している気もしますが、それだけではなく10代の若者全てを対象にしているのかも知れません。

誰もが、可能性を秘めています。

また

不貞腐れて 開けた壁の穴

というのが、
狭苦しさを感じている若者を象徴しています。

あの時言えなかった3文字

とは何を指すのでしょうか。

明確な答えは米津さんにしか分かりません。

しかし、主人公の背景をおさらいすると、

10代の今とその環境に
不満や切なさを抱え、
反抗的で意地っ張りな主人公。

そんな主人公ですから
言えなかったのは弱音ではないでしょうか?

そう仮定すると3文字には

  • きつい
  • つらい
  • 苦しい
  • 難しい
  • 悲しい
  • 切ない

などといった言葉が入り込むと思います。

反抗的ゆえに言えないこともあるのです。

真面目でもないのに賢しい顔で
ニヒリスト気取ってグルーミー
誰も聴いちゃいないそのBコードを
それでもただ信じていたんだ

ニヒリストとは、虚無主義のこと。

虚無主義とは『物事の意義や目的といったものは存在しない』とする考え方に留まる人を示します。

簡単に言うと、『人生に意味なんてあるのですか?(どうせ無いのに)』という、人によっては聞き慣れた質問がありますよね?

その質問者の立場にある人。
そのような人をニヒリストと言います。

分かっているような顔をして

『人生なんて、、、』

と語っている。なぜか悟りを開いている。

多くの人が経験するのではないでしょうか。

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サビ2

よーいドンで 鳴る銃の音を
いつの間にか 聴き逃していた
地獄の奥底に タッチして走り出せ

よーいドンで 鳴る銃の音

は、運動会を連想させますね。

周囲に取り残される劣等感を、

10代感を交えつつ描いているのでしょう。

地獄の奥底

というのはつまり

弱音を吐きたい(吐けない)ほど辛い環境。
その一番底辺にあたる自分。

“ここまで下がってしまったら、もう上がるしかない”

という、ネガティブの中に隠れた
ポジティブが顔を覗かせます。

ある意味この反動も反抗の一つです。

今すぐに 誰より独りでいるなら
誰より誰かに届く歌を
歌えるさ 間の抜けた
だけど確かな バースデイソング

誰より、独りでいる主人公。

それだから、わかる気持ちもあるのです。

“自分のように、独りでいる誰かに
響くような音楽を作って、
その励みになりたい。”

そう思っていたからこそ

誰より誰かに届く歌を

とあるのでしょう。

ネガティブだからこそできること。

ポジティブに昇華できること。

上で述べた

地獄の奥底に タッチして走り出せ

とも、関連性がありますね。

まさに『TEENAGE RIOT

10代の情動。その反動です。

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コメント

  1. 零崎智識 より:

    灼熱じゃなくて病熱

  2. 匿名 より:

    面相じゃなくてメンソール

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