【RADWIMPS(ラッド)×Taka(タカ)】の
「IKIJIBIKI(生き字引)」について
楽曲・歌詞の意味を徹底的に
考察および解説していきたいと思います。
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楽曲名「IKIJIBIKI」とは
英和すると
「IKIJIBIKI」→「生き字引」です。
この言葉を聞いたことがありますか?
「生き字引」とは
博識の人。
長年かかわっている人。
特に会社・役所などで
過去の出来事や規則などに通じている人。
という意味になっています。
この楽曲名が歌詞の内容と
どう関与しているのでしょうか。
と、楽曲考察の前に少し前情報を。
ROCK界の2TOPがコラボ!
圧倒的衝撃!!
皆さん、既存の情報かとは思われますが
本楽曲は「RADWIMPS」と
「ONE OK ROCK(Taka)」の
コラボ楽曲となっています!
間違いなく現代のロック業界を引っ張る両者のコラボなだけあって、報じられるや否や世間を騒然とさせましたね。
この楽曲がまた
まさに、王道ロック!!
という感じの爽快なナンバーに仕上がっているのです。
まだの方は是非一度お聞きください。
野田洋次郎の超絶言葉遊び!
それを満天の迫力で投げ返すTaka!
たまんないですねほんと。
猛烈なスピード感とひしゃげた爆音の中で綴られるのは、一行一行に込められて散らばった感情が収束していくような歌詞。余韻に浸る間もなく、衝撃波が走っていく。
また本楽曲は
5年前には既に制作しており、
ドラムは現在療養中の智史が叩いているそう。
楽曲背景もアツいですね、、、
では、本題の歌詞に迫っていきます。
歌詞
君とのあの戦争が僕の六感に合図して
鈍い夢見させた
真実との競争です
追い越しは右レーンから
そんな悠長言ってられ
られ られ られないのです「ああなったらお終いさ」
失敗例両手(ん)列挙して
勝ち誇った嬢ちゃんたちよ
ヨイ ヨイ ヨイ負けないで勝った気万歳
でっかちな正論は犯罪
履きちがえた『場違いと天才』
飛び跳ねるとっ散らかった 僕の恋と
あっぱらぱーの 君の前戯と
ほったらかっしの 現実ごっこで
「エイ、ヤ、ソ」見えないよ 明日が怖いから
宿題まだ 終わってないから
頑張っても頑張っても
頑張ってもわかんない
踏ん張ったってなんだってんだ
世界はビクともしないじゃんか現実との平行線 鼻差0.1秒だって
勇気が勝ちゃいいのさ
成功者の参考書 端から端まで読破して
いざ駆け出した街へと
へとへとへとへとへとへと凡才が通りゃんせ(oi、oi)
寄って いらっしゃいな(oi、oi)
放し飼いの戦慄と慟哭 馬鹿が見るそんなキスじゃ濡れないよ
濡れたとこでイケないよ
イケたとこでできないよ
「ナ、ニ、ガ?」見えないよ 明日が怖いから
消えたいよ 痛くしないなら見えないよ 明日が怖いから
言えないよ 友達じゃないから
数十年やそこいらで
なに知った気になってんだい?
未開拓で未開発の
自分が何万といるんじゃない?
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歌詞の意味・解釈
前提として
上でも述べたようにタイトル名は
「生き字引」
その意味は、長年関わっている人。
単純に考えると
野田洋二郎とTakaの関係性?
なんて連想しちゃいますが
歌詞を捉えてみると、それは違うようです。
むしろ洋二郎が描く
“アッチ系”である可能性が高いです。
こちらのtweetをご覧ください。
親は「手を洗いなさい、清潔にしなさい、そんなもの口に入れちゃダメ」と子供に口うるさく言うけどみんなエッチなことする時その何倍も清潔ではなさそうなことや汚なそうなことを平気でしているわけで。
そこはやっぱり歌にしたいと思うのです。
でもこんな事を言うから厨二とか言われるのか。— Yojiro Noda (@YojiNoda1) 2018年10月3日
あくまでも自己解釈ですが、本楽曲とこのツイート内容が重なる気がしてなりません。
そのため、今回はその路線で
楽曲を細かく解釈・考察していきます。
1番
君とのあの戦争が僕の六感に合図して
鈍い夢見させた
真実との競争です
追い越しは右レーンから
そんな悠長言ってられ
られ られ られないのです
君とのあの戦争=夜の駆け引き
第六感とは、理屈では説明しがたい、鋭くものごとの本質をつかむ心の働きのこと。
主人公はここで登場する
「君」という人物と夜を重ねた。
でも、鈍い夢とあるから
納得いくような終わり方は
できなかった。後味の悪さが伝わる。
理由は
追い越しは右レーンというような、
決められた順序通りにはいかなかったから。
悠長にしている暇はなかった。
「君」が満足する前に事が
終わってしまったのかも知れません。
「ああなったらお終いさ」
失敗例両手(ん)列挙して
勝ち誇った嬢ちゃんたちよ
ヨイ ヨイ ヨイ負けないで勝った気万歳
でっかちな正論は犯罪
履きちがえた『場違いと天才』
飛び跳ねる
失敗例とは、上で述べた主人公のような例。
それを、勝ち誇ったように
自慢気に話すお嬢ちゃんたち。
ここで出てくる「お嬢」というのは、先ほど登場した「君」と重なるものがあって、後述していく歌詞で正体が明らかになります。
ああなったらお終いさ
履き違えた場違いと天才
から分かるように、勝った気万歳のお嬢ちゃんに、主人公に呆れているようです。
飛び跳ねるは、そのままの意味ですね。
君の情動を写すのでしょう。
とっ散らかった 僕の恋と
あっぱらぱーの 君の前戯と
ほったらかっしの 現実ごっこで
「エイ、ヤ、ソ」
ここは完全に、性行為を彷彿させる。
とっちらかった=乱雑してて散々
あっぱらぱ=能天気でお調子乗り
不器用な主人公とお調子乗りな君の交わり。
それを皮肉めいた表現で
ほったらかしの現実ごっこ
と言っています。
とんだ茶番、猿芝居のように感じているのでしょうか。
サビ1
見えないよ 明日が怖いから
宿題まだ 終わってないから
頑張っても頑張っても
頑張ってもわかんない
踏ん張ったってなんだってんだ
世界はビクともしないじゃんか
パッと聞き流すと、未来への不安に葛藤し、もがきながらも前に進んでいく主人公を歌っているようですが、ここで述べている考察に沿うとどうでしょうか?
宿題とは、学習上の課題のこと。
主人公が抱えている課題(悩み)は、
「後味の悪い性行為」
解決していないから、次の機会も怖い。
踏ん張ったって、びくともしない。
主人公のやるせない気持ちが伝わります。
本当に怖いから、明日が見えない理由を
「宿題まだ終わってないから」
なんて安易な言葉で少しでも楽観視しようとしているのです。
2番では、更に解釈が深まっていきます。
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コメント
解説ありがとうございます
遊び心満載の曲ってことがわかりました笑
歌詞ありで見やすかったです!
間違いがあったのでコメントしました!
放し飼いの戦慄と慟哭
の慟哭の部分が衝突になってます