【SEKAI NO OWARI(セカオワ)】の
「イルミネーション」について
MVと歌詞の意味を徹底的に
考察および解説していきたいと思います。
MVが公開される前まで、てっきり私は恋人同士の華やかな恋愛を描いているものだと解釈していましたが、公開された瞬間すべてをひっくり返されました。(あくまで自己解釈ですが)
切なさと優しさに感極まります。
是非、最後までご覧ください。
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楽曲名「イルミネーション」とは
「イルミネーション」とは
色とりどりの電灯をつけて飾ること。
という意味になっています。
クリスマスや恋人を連想させるような、一般的なアレですね。
この楽曲名が歌詞の内容と
どう関与しているのでしょうか。
ドラマ「リーガルV」主題歌!
本楽曲「イルミネーション」は
ドラマ「リーガルV」の主題歌となっています。
弁護士資格を剥奪された、米倉涼子演じる主人公の小鳥遊翔子が、訳ありの弁護士やパラリーガルを集めて法律事務所を設立し、どんなに不利な訴訟でも勝利を手にするため突き進んでいく様子を描く。
本楽曲について、SEKAI NO OWARIは
炎で燃やされても残ることが出来るくらいの強さと、色んな意見を聞いて決断するという優しさ、その選択を後押し出来る曲にできたらと思いこの歌を作りました
とコメントしています。
- 強さ
- 優しさ
- 選択
というのが楽曲のポイントとなりそうです。
続いてMVを深堀りしていきます。
MVの意味・解釈
MVは、鮮やかな色彩を隠し持つグレーの衣装を身に着けた主役格の4人の少女と、赤、青、黄色の衣装に分かれたダンサーたちが、楽曲の世界観を表現しています。
MVを解釈するうえで注目して頂きたいのは
- 主役格4人の格好
- 全体的に灰色の情景
- 色鮮やかなダンサーたち
という、3つのポイントです。
まず、主役格の格好に注目すると
「無彩色な衣装」「アイマスク」
が目に入って来るかと思います。
実は、ここが「解釈の肝」となっていて
この姿から考えられることは
本楽曲で描かれる「君(恋人)」が
「目が不自由」
であること。
2番目に挙げた「全体的に灰色な情景」というのも、恋人に「視力障害」や「色覚障害」があるという設定のもと、描かれた情景であるのかも知れません。
そして「色鮮やかなダンサーたち」
これは、恋人を支える人(歌詞の主人公)
を示しているのではないでしょうか。
上記に述べた設定を前提に歌詞を解釈していくと、切なさと優しさに涙が溢れてしまいます。
では、本題の歌詞に迫っていきましょう。
歌詞
君に似合うのはきっと
赤でも青でも黄色でもない
どんな炎に焼かれても
ただ一つ残る色だ幸せになるにはきっと
何か払わなきゃいけないの、と
泣いているような空を見る
君の強さを知っているよ汚れたような色だねって
そんなに拗ねるなよ
人知れずシャツの袖で
涙を拭った君に純白の街へ連れてくよ
緑や赤の綺麗な光
濡れた袖が暖まるまで
雪道を彩る
二人だけの足跡優しさに色があるなら
赤でも青でも黄色でもない
全部を混ぜあわせて
ただ一つ出来る色だそれ、鼠色だよねって
顔をしかめるなよ
人知れず眠れない
夜を過ごした君に僕らの家へ帰ろうか
影絵のような帰り道
夕食の匂いのする方へ
二人手を繋いで 向かい合った足跡強いようで弱い
でも弱いようで強い君へ贈る色 グレー今年の冬は暖かいね
少し前に君が言ってたけど
世界はこんなに一瞬で
真っ白になっていく純白の街へ連れてくよ
緑や赤の綺麗な光
濡れた袖が暖まるまで
雪道を彩る
二人だけの足跡
続いていく足跡
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歌詞の意味・解釈
1番
君に似合うのはきっと
赤でも青でも黄色でもない
どんな炎に焼かれても
ただ一つ残る色だ
前提として、MVの解釈でも述べたように
主人公の恋人である
「君」は色覚障害を抱えている。
だから、君といって連想されるのは、赤・青・黄という、有彩色ではなく、炎に焼かれた後に残るような灰色(グレー)
と、「敬愛」を込めて言っています。
なぜ、皮肉と捉えられてもおかしくないようなメッセージに「敬愛」が込められているのかというと、「灰色」というのは、炎に燃やされた後も残るくらい「強い色」であるから。
幸せになるにはきっと
何か払わなきゃいけないの、と
泣いているような空を見る
君の強さを知っているよ
払わないといけないのは「犠牲」
きっと、君が目の障害を抱えたのは、恋人である主人公と出会った後の出来事なのでしょう。
出会った当初の君は
何の不自由もない健康体だったのです。
泣いているような空=ぼやけた空
目の病気で視界がぼやけているから
“泣いているような空”とあります。
汚れたような色だねって
そんなに拗ねるなよ
人知れずシャツの袖で
涙を拭った君に
ここで描かれるは
- 人知れず主人公の前で泣く「君」
- それを慰める「主人公」
きっと、この楽曲は
君が目の障害を抱えた瞬間の2人
を描く物語なのでしょう。
後述していくサビで「主人公の優しさ」に涙ぐんでしまいます。
サビ1
純白の街へ連れてくよ
緑や赤の綺麗な光
濡れた袖が暖まるまで
雪道を彩る
二人だけの足跡
泣いている君を、主人公は
色鮮やかな純白な街へ連れていくのです。
「目が不自由でも皆と同じことができるよ」
「僕たちの関係は変わらないよ」
と、言っているようです。
愛する恋人の突然の目の障害。
辛いのは主人公だって同じのはず。しかし、そんな感情は包み隠して、君の笑顔を第一優先に、楽しませようとするのです。
2番に続きます。
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コメント
私はセカオワのファンです。この考察で一気にこの曲の深い意味がわかった気がします。素晴らしい考察ありがとうございます。
これから始まる新ドラマ、「この恋あたためますか」をご存知ですか?主題歌はセカオワの「silent」です。ぜひ「silent」も考察をお願いしたいです。
これからのセカオワの曲の考察、楽しみにしています。
Enderさんコメントありがとうございます!
自分的にも独自解釈が刺さったなと自賛していた楽曲だったので、褒めて頂き素直に嬉しく思います!
「silent」ですが、ただいま記事を仕上げましたので読んで頂けたら嬉しいです。
「silent」の考察ありがとうございます!読ませていただきました。今回も素敵な考察でした!
これからもたくさんの曲の考察、楽しみにしています。
わざわざお知らせありがとうございます。すごく良い歌ですよね。セカオワは今後も追っていきますので、また読んで頂けたら嬉しいです(‘ω’)