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【King Gnu/The hole】歌詞とMVの意味を徹底解釈して考察!

【King Gnu(キングヌー)】

「The hole(ザ ホール)」について

MVと歌詞の意味を徹底的に

考察および解説していきたいと思います。

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楽曲名「The hole」とは

「The hole」を和訳すると

「その穴」「破れ」

という意味になっています。

そして、歌詞解釈で明確になりますが、

本楽曲の題材は「傷ついた心」

つまり「The hole」が示すのは

身体(心)にぽっかりと空いた穴

ということになります。

続いて、MVの解説に移ります。

MVの意味・解釈

MVの詳細

MVの監督は、内山拓也が努める。

担当した内山は

「Sympa」リリース前に(常田)大希からThe holeを聴かせてもらった時、今までとは一味違う骨太なバラードで、King Gnuはまた新たな地平を渡ろうとしているんだ、と思いました。今回のMVは、人が恋をしていると実感できる、様々な“その瞬間”を捉えようと、最初に曲から受けた直感的なイメージを大事にしながら物語りを紡ぎました。実現に当たり、見事に応えてくれた役者の“いい顔”を是非観て下さい。

とコメントしています。

「The hole」という重厚な楽曲を目の当たりにして、内山さんが受けたファーストインプレッション。

これがMVの元となっているようです。

また、役者のいい顔に注目と言われていますが、本当にその通りですね。

MVという枠では収まり切れていません。

まるで映画を見ているように、
のめり込んでしまうこと間違いなしです。

MVのストーリー解説

前提として主人公は

バイセクシャル(両性愛者)

で、男性の恋人と女性の恋人がいます。

行為的なシーンが描かれているのは、
男性の恋人を相手にするときのみ。

その為、男性の恋人の方が

「恋人」として優位。

あくまでも女性の恋人は

「守ってあげたい存在」

だったのです。

しかし、徐々に女性の方優位になっていく。

 

歌詞で

気づけば誰かの物差しで
人と比べた未来に傷ついて

とあるように

主人公はバイセクシャルであるために、
心に傷を負った過去があるのでしょう。

同じように心に傷を負う彼女から、
目が離せなかったのです。

だから、女性優位へとなっていく。

 

またそれを裏付けるシーンは2つあり、

1つは男性の恋人宅で

飛行機のチケットを見つけるシーン。

主人公は悲しい表情を浮かべることもなければ、追いかけることもしない。

しかし、女性の恋人がいなきなったときは
すぐさま必死になって追いかける。

 

2つ目は、

旅行帰りの恋人と会うシーン。

片耳にイヤホンを装着しているが、
これは心を閉ざしていることを意味する。

男性の恋人もそれを察して後を去る。

 

しかし、根本としては男性の恋人優位という特性があるから、女性の恋人を追ったところで何もかもが上手くいかない。

彼女を守るつもりが、反対に傷つけてしまう。

 

「The hole」のMVでは

三者三様の「心の穴」

が描かれているのです。

最も必死に立ち回った主人公が、恐らく最も心に穴が空いたことが悔やまれる。

 

では、本題の歌詞に迫っていきます。

歌詞

晴れた空、公園のベンチで1人
誰かを想ったりする日もある
世界がいつもより穏やかに見える日は
自分の心模様を見ているのだろう

吐き出せばいいよ
取り乱せばいいよ
些細な拍子に
踏み外してしまう前に

愛を守らなくちゃ
あなたを守らなくちゃ
消えそうな心の声を聞かせて

ぽっかりと空いたその穴を
僕に隠さないで見せておくれよ
あなたの正体を
あなたの存在を
そっと包み込むように
僕が傷口になるよ

気づけば誰かの物差しで
人と比べた未来に傷ついて
身体にぽっかりと空いたその穴を
埋めてあげることが出来たのなら

逃げ出せばいいよ
全てを放り出せばいいよ
些細な拍子に
壊れてしまう前に

愛を守らなくちゃ
あなたを守らなくちゃ
消えそうな心の声を聞かせて

ぽっかりと空いたその穴を
僕に隠さないで見せておくれよ
傷には包帯を
好き勝手放題の
世界から遠ざけるように
僕が傷口になるよ

愛する誰かが自殺志願者に
僕らはそのくらい脆く不確かで
愛を守らなくちゃ
あなたを守らなくちゃ
世界の片隅に灯るかすかな光を
掻き集めて

この世界の 希望も絶望も
全て飛沫をあげて
あなたに降り注ぐのなら
あなたの正体を あなたの存在を
そっと庇うように
僕が傷口になるよ

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歌詞の意味・解釈

1番

晴れた空、公園のベンチで1人
誰かを想ったりする日もある
世界がいつもより穏やかに見える日は
自分の心模様を見ているのだろう

前提として、あくまでMVと歌詞の世界観は別物だという認識のもと解説していきます。

 

主人公は、ここ綴られる「誰か」を

「守らなくちゃ」という精神が強い。

自己犠牲も厭わないほどに。

 

その背景にあるのは

「君を想う強い心」

程度は君を想うだけで、
心が穏やかになれるほど。

吐き出せばいいよ
取り乱せばいいよ
些細な拍子に
踏み外してしまう前に

愛を守らなくちゃ
あなたを守らなくちゃ
消えそうな心の声を聞かせて

主人公が守りたい「あなた」

「The hole」というタイトルと同様に

心が破れ、穴が空いている状態にある。

 

「あなたを守らなくちゃ」

 

強迫観念ともいえる想いのもと、
主人公が解決策として見出したのは、

「すべて吐き出させること」

一度、まっさらな状態に戻してあげて、0の状態のあなたを全身全霊をかけて守り抜く次第だったのでしょう。

 

また、

些細な拍子に
踏み外してしまう前に

という歌詞から

あなたは自ら命を絶とうとする

くらい、傷ついていることが分かる。

サビ1

ぽっかりと空いたその穴を
僕に隠さないで見せておくれよ
あなたの正体を
あなたの存在を
そっと包み込むように
僕が傷口になるよ

一度、空いた心の穴は
簡単に埋めることはできません。

だから、少しでも早く埋めれるように

「僕が傷口になるよ(痛みを共有するよ)」

と言っているのです。

また「穴」と比べて「傷口」は時間経過で治る。

君と痛みを分け合い、
同じ時間を共有していく事で、
傷を取り払おうとしている。

包容力が高いですね。

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2番

気づけば誰かの物差しで
人と比べた未来に傷ついて
身体にぽっかりと空いたその穴を
埋めてあげることが出来たのなら

人は社会という他人評価の中で生きています。

そして、他人から認められることで、
自分の価値観を見出していくものです。

よって喜怒哀楽するのは必至。

「批判」という他人評価ゆえに傷ついた心を癒すのは、「称賛」というポジティブな他人評価になるのです。

逃げ出せばいいよ
全てを放り出せばいいよ
些細な拍子に
壊れてしまう前に

愛を守らなくちゃ
あなたを守らなくちゃ
消えそうな心の声を聞かせて

ポジティブな評価を与えて、
あなたを肯定したいから

~いいよ

~いいよ

と、全てを許容しようとしている。

サビ2

ぽっかりと空いたその穴を
僕に隠さないで見せておくれよ
傷には包帯を
好き勝手放題の
世界から遠ざけるように
僕が傷口になるよ

サビ1と同じく、
包容力の高い歌詞が綴られていきます。

3番

愛する誰かが自殺志願者に
僕らはそのくらい脆く不確かで
愛を守らなくちゃ
あなたを守らなくちゃ
世界の片隅に灯るかすかな光を
掻き集めて

デリケートな歌詞が展開されていく。

人によって世界の感じ方は違います。

誰かにとっては光に満ち溢れた世界だとしても、他の誰かからしたら闇深い世界なのです。

その闇の一部分である「自殺」
が本楽曲の歌詞では綴られています。

 

世界の片隅に灯るかすかな光を
掻き集めて

というフレーズは、

闇の中に垣間見える希望の光

を表現していると同時に、

どんな世界にも希望はある

というメッセージが込められているのでしょう。

感想

アルバム「Sympa」の収録曲の一つである本楽曲でしたが、まさかMVが公開されるとは思っていませんでした。

 

そして、そのクオリティに感激致しました。

 

ドラマに起用された「白日」で、一気に知名度が上がった「King Gnu」ですが、今回の「The hole」のように未だ白日のもとにさらされていない名曲は多いです。

 

今後もMV等を通して、King Gnuの別楽曲の知名度が上がっていくことを期待しております。(King Gnuのよさを皆で分かち合いたい)

 

合わせて読みたい【King Gnu】歌詞の意味解釈やアルバム情報、バンド情報など全てのまとめ!

 

【King Gnu/The hole】

MVと歌詞の意味の解釈でした!(‘ω’)

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