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【My Hair is Bad/舞台をおりて】歌詞の意味を徹底解釈!椎木の高すぎる描写力が光る!

第4弾アルバム「boys」収録曲!

【My Hair is Bad(マイヘア)】

「舞台をおりて」について

歌詞の意味を徹底的に

考察および解説していきたいと思います。

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楽曲名「舞台をおりて」とは

「舞台」とは

演劇・舞踊・音楽などを
行うために設けられた場所。

という意味になっています。

誰しもが想像するであろう意味と何ら変わりありません。

しかし、本楽曲を作詞した椎木さんは

と楽曲についてコメント。

男女お互いが最後を察している歌

なのです。

 

そうすると「舞台」という言葉は、

交際中の二人の空間

を指していることが推測されます。

それを「おりる」とありますから

まさに「別れ」が連想されますね。

「舞台をおりる」

この楽曲名が歌詞の内容と

どう関与しているのでしょうか。

歌詞

わざと今夜は
お互い笑ってあげたいんだ
今日で二度と会うことがないと
どこかで分かるからね

春の片隅に咲く 花が踏まれている
鉛空に浮かぶ 旗が破れている
誰がどうとかはいいから
一つはいつでも一つだよ
同じ場所にはいないけど
同じ月を見た

せめて今夜は
昔の話はしたくなくて
これからどうしていこうとか話して
振り返らずに終わろう

今夜この舞台をおりたら
恋人役を終えたら
二人はまた次の劇場に向かい
また誰かと愛し合う役をするから

せめて今日だけ朝が来ないで
と願ったなら
ずっと夜が続いてしまって
二人はまた眠ってしまうから

わざと今夜は
お互い笑ってあげたいんだ
物語の最後はきっと
ハッピーエンドがいいから
幸せな役だけ演じていく訳にはいかない
二度と舞台を降りずに居られるような
そんな恋をするまで

utaten.com

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歌詞の意味・解釈

1番

わざと今夜は
お互い笑ってあげたいんだ
今日で二度と会うことがないと
どこかで分かるからね

utaten.com

物語のステージは

別れを悟った男女の最後の夜

です。

別れを決意しているということは、
お互いに相手に対して不満を抱えている。

しかし、最後だと分かっているから、
後を濁さないよう、波風を立てずにいる。

 

どこかよそよそしくも、

笑顔を取り繕っている二人の情景

が目に浮かぶのではないでしょうか。

春の片隅に咲く 花が踏まれている
鉛空に浮かぶ 旗が破れている
誰がどうとかはいいから
一つはいつでも一つだよ
同じ場所にはいないけど
同じ月を見た

utaten.com

春の花は、期待感や出逢いを連想させる。

“踏まれている”=それを否定している。

つまり

主人公は、春の花と真逆の心理にある。

 

また、空に浮かぶ破れた旗

主人公の心

を、比喩しているのでしょう。

憂鬱感が垣間見える。

 

また、最後のフレーズが非常に面白い。

 

同じ場所にいないというのは、

別れを悟っている二人

を意味しており、

同じ月を見たというのは

愛し合っていた頃の二人

を映している。

 

月が綺麗ですね=I LOVE YOU

と解釈されるように、

月は愛を連想させるのです。

せめて今夜は
昔の話はしたくなくて
これからどうしていこうとか話して
振り返らずに終わろう

utaten.com

ここにたどり着くまでの歌詞から

主人公は未だに未練がある

ということが読み取れる。

 

完全に吹っ切れている訳ではない。

 

しかし、昔話ばかりしていても何も進まないと分かっているから、ふたりの関係を先に進めようとしている。

振り返らずに終わろう

と言うのは、相手に対して放った言葉だと思いますが、「完全に吹っ切れていない自分の感情を押し込む為」というのが、言動の意としては大きいのでしょう。

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2番

今夜この舞台をおりたら
恋人役を終えたら
二人はまた次の劇場に向かい
また誰かと愛し合う役をするから

utaten.com

ここでタイトル

「舞台をおりて」

が回収される。

 

舞台をおりたら、恋人役の二人はお終い。

 

また誰かと愛し合う役をする

と、未来を見据えていますが、それは“未来に進みたくない自分を抑えるため”だと次の歌詞で明らかになります。

せめて今日だけ朝が来ないで
と願ったなら
ずっと夜が続いてしまって
二人はまた眠ってしまうから

utaten.com

ここで綴られるは主人公の本音。

最後の夜と悟っているから、
未練が無い訳ではないから、

今日だけは朝が来ないで
(最後になりたくない)

とある。

 

そして

相手も自分と同じ気持ち

であることを主人公は知っていて

縋りつけば、関係を保てる

ことを分かっている。

しかし、朝が来ないと前には進めないから、敢えて縋ろうとはしないのです。

ラストサビ

わざと今夜は
お互い笑ってあげたいんだ
物語の最後はきっと
ハッピーエンドがいいから
幸せな役だけ演じていく訳にはいかない
二度と舞台を降りずに居られるような
そんな恋をするまで

utaten.com

苦しみながらも、
舞台をおりることを決意したのは

ハッピーエンドを望んでいるから。

今は別れが名残惜しく、寂しさを感じていたとしても、別れを悟り合っているような二人が、関係を保ったところで、真のハッピーエンドにはたどり着けないと分かっているのです。

だから、

一生ものの舞台を求めて、
二人は前に進んでいく。

感想

改めて感じましたが

椎木さんの描写力は秀逸過ぎる!

まるで自分が体験しているように、
主人公の心情が伝わってきました。

 

また本楽曲の

未来はないと分かっていても、
その場の寂しさを紛らわすために、
関係を取り持とうとする。

という情景は、多くの人に
共感できるものだと思います。

孤独に起因する別れは、
誰だって避けたいものですからね。

【My Hair is Bad/舞台をおりて】

歌詞の意味の解釈でした!(‘ω’)

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