TwitterはこちらApple Musicのレビュー

【My Hair is Bad/浮気のとなりで】歌詞の意味を徹底解釈!「悪い人」ってどんな人?

アルバム「boys」収録曲。

【My Hair is Bad(マイヘア)】

「浮気のとなりで」について

歌詞の意味を徹底的に

考察および解説していきたいと思います。

スポンサーリンク


アルバム「boys」収録曲!

今回紹介する「浮気のとなりで」

アルバム「boys」の3曲目に収録されています。

上はトレーラー映像ですが、51秒からの再生で「浮気のとなりで」の2番部分の早口パートを視聴することができます。

サルー
サルー

今回のアルバムも良楽曲揃い。では、さっそく楽曲考察に移っていきましょう。

楽曲名「浮気のとなりで」とは

「浮気のとなりで」とは

またマイヘアらしい楽曲タイトルですね。

浮気のとなりに立っている人物こそが主人公なのでしょう。

つまり、本楽曲のタイトルは

浮気に勘付いている主人公目線で。

という意味を持つことが考えられます。

サルー
サルー

タイトルを見ただけで、歌詞で展開されていくであろう葛藤憂鬱が予測されますね。

この楽曲名が歌詞の内容と

どう関与しているのでしょうか。

歌詞

君の嘘 その服装 その言葉遣いも
どっか見下してる表情も
怒り通り越し 涙目に浮かべたり
逆逆逆ギレも 慣れました

都合のいいだけの♡に
はぁ となりながら嬉しいよー
でも 黙々とどこの誰に返信しているの…
ほら 目泳がしたままムキにならないでよ
あれもあれも気になるけど

今日も
悪いことされて平気だったのはなんでだろう?
悪いことされて怒らなかったのは
本当は悪い人じゃないもん

「ごめんごめん ばっかりでごめん
ってごめんってまた言っちゃってごめん…」
ってごめんなさい顔のお面していて
起こっちゃったことに
怒っちゃったりしないけど
本当は胸の奥の奥じゃ
くそくそくそくそくそやろー
あほーばかあの大嘘野郎ーあー
これは 無関心 じゃなくて
器の広さ だよ?
でも痛いの痛いのまとめて
君に飛んでったとしても
包帯は巻いてあげるよ

今日も
優しくされて許してしまったのはなんでだろう?
優しくされてなあなあにしてしまったのは
だって本当は優しい人なんだって
ちゃんとわかっているからね

間違っているのは果たしてどっちなの?

今日で君の僕をやめて
僕は僕の僕に戻ろうかな
悪いことされて怒らなかったのは
ずっと信じてたからじゃん

で、悪い人だったんですか?

作詞作曲:椎木知仁

スポンサーリンク

歌詞の意味・解釈

1番

君の嘘 その服装 その言葉遣いも
どっか見下してる表情も
怒り通り越し 涙目に浮かべたり
逆逆逆ギレも 慣れました

作詞作曲:椎木知仁

前提ですが、本楽曲は「男性目線」で、
彼女を観察する姿が描かれていきます。

まず着目したいのが冒頭の

君の嘘

という言葉です。

この嘘の内容こそ、本楽曲のタイトルにも取り上げられている「浮気」です。

最後に

慣れました

とあるように、

彼女は嘘(浮気)を繰り返しています。

サルー
サルー

それを分かっていても別れることができないのは、主人公の想いの方が強いからでしょう。「言葉遣い」「見下している表情」「逆ギレ」という歌詞からも、二人の上下関係が読み取れます。

都合のいいだけの♡に
はぁ となりながら嬉しいよー
でも 黙々とどこの誰に返信しているの…
ほら 目泳がしたままムキにならないでよ
あれもあれも気になるけど

作詞作曲:椎木知仁

浮気を隠していると確信していながらも、
ハートマークのような単純な愛情表現に、
「幸せ」を感じてしまう。

「女々しい」と言えばそれまでですが、それほどまでに、好きが大きいのです。

 

携帯を夢中で扱う彼女に対して

「誰と連絡しているの?」

と聞きたいけど聞けません。

なぜなら、質問することで
二人の関係を険悪にしたくないから。

我慢を繰り返しつつも、疑惑から起因する

「不満」「ストレス」

確実に主人公の心を蝕んでいきます。

今日も
悪いことされて平気だったのはなんでだろう?
悪いことされて怒らなかったのは
本当は悪い人じゃないもん

作詞作曲:椎木知仁

ここで出てくる「悪いこと」

浮気をしたこと

の他にありません。

しかし、主人公は浮気をされたのに

  • 平気だった
  • 怒らなかった

と言っています。

 

“ものすごく好きな人に浮気をされる”

普通なら取り乱してしまうはずの情景なのに主人公が平気だったのはなぜでしょうか?

これは主人公の考える

「悪い人」の条件に関係しています。

主人公的には、浮気をしたからと言って
「悪い人」になるわけではないようです。

サルー
サルー

本楽曲における「悪い人の基準」がとても共感深く感じました。ここに関しての細かい考察はラスト部分で行っていきますので、とりあえず置いた状態で2番に移っていきます。

スポンサーリンク

2番

「ごめんごめん ばっかりでごめん
ってごめんってまた言っちゃってごめん…」
ってごめんなさい顔のお面していて
起こっちゃったことに
怒っちゃったりしないけど
本当は胸の奥の奥じゃ
くそくそくそくそくそやろー
あほーばかあの大嘘野郎ーあー
これは 無関心 じゃなくて
器の広さ だよ?
でも痛いの痛いのまとめて
君に飛んでったとしても
包帯は巻いてあげるよ

作詞作曲:椎木知仁

ここでは、

浮気が発覚した後の二人のやり取り

が生々しく描かれています。

 

本心では、怒っているのに、
謝ってくる彼女に対しては、
冷静に対応したのでしょう。

なぜなら、器の大きい男だと思われたいからです。

取り乱して怒らないことが、
今後も彼女と良好な関係を築くために、
最良な選択だと思ったからです。

つまり、君の為に自分を演じているのです。

サルー
サルー

ラストサビで「君の僕」という言葉が綴られますが、それに当たる情景がここなのでしょう。

包帯は巻いてあげるよ

という言葉からも、浮気をされてもなお、彼女と一緒にいたいという気持ちが読み取れますね。

今日も
優しくされて許してしまったのはなんでだろう?
優しくされてなあなあにしてしまったのは
だって本当は優しい人なんだって
ちゃんとわかっているからね

作詞作曲:椎木知仁

今日「も」という言葉が感慨深い。

浮気をする→腹を立てる→
優しくされる→許してしまう

二人はこれを何度も繰り返している訳です。

 

実は、優しくされて許してしまう主人公は、心が広いとかではなくて、心理的にそうするしかない状態にあるのです。

なぜなら

相手の反応にホッとしている自分がいるから。

です。

 

そもそも浮気には

「本気の浮気」「遊びの浮気」

の二パターンがあります。

しかし、浮気された側にとって、相手の浮気がどちらに該当するかなんてものは、発覚した後の相手の反応でしか分かることが出きません。

  • 謝りながら離れられるか
  • 謝りながら自分に寄ってくるか

どちらの行動を相手が取るか次第なのです。

 

本楽曲の彼女のように

浮気後に柔しく寄り添ってくる

場合は、好きの本心は主人公にありながらも、遊びで浮気をしていたということになります。

だから、それにホッとして許してしまうのです。

本気の浮気で離れられるよりは、
よっぽどマシなのです。

3番

間違っているのは果たしてどっちなの?

今日で君の僕をやめて
僕は僕の僕に戻ろうかな
悪いことされて怒らなかったのは
ずっと信じてたからじゃん

で、悪い人だったんですか?

作詞作曲:椎木知仁

相手の反応にホッとしている。

とはいえ、繰り返される浮気に、
心が疲弊して耐えられなくなってきています。

 

だから、

君に振り回られる僕は止めて(君の僕)

自分らしく立ち回ろうかな(僕の僕)

と言っています。

ある日の浮気発覚後、ついに彼女との別れを考え始めているのです。

 

というより、

別れを考えていることを彼女に直接告げた

のだと思います。

 

そして

告げた後の主人公の問いこそが

で、悪い人だったんですか?

という最後の一文なのでしょう。

 

「悪いこと(浮気)」をされたのに、「悪い人じゃない」と1番で綴っていた主人公にとって、「悪い人」とはどんな人を指すのでしょう?

 

ここの答えはズバリ

自分のことを好きじゃない彼女

のことではないかと考えました。

そうすると、これまでの歌詞に出てきた「悪い人」との辻褄が合いますし、このラストのストーリー展開とも噛み合ってくるのです。

 

別れを考えていることを告げた後

相手の反応を見ているのです。

悪い人だったんですか?

とはすなわち、

さあどう反応するの?

と言ったところ。

「悪い人」でないのなら、自分が切り出した別れを断固拒否して、寄り添ってくれると主人公は思っている訳です。

サルー
サルー

最後の結末はどうなったのでしょうね。彼女が「悪い人」だったのか、そうでなかったのか。主人公の望む方に転がっていると良いのですが、、、

感想

タイトルからして「マイヘアらしい楽曲」であることは予想されましたが、内容もまさしくマイヘアを象徴するような生々しくリアルなストーリーだったと思います。

特に主人公の情景変化がリアルでした。

ラストの締め方も個人的にかなり好みでした。

時間がある方はこちらのまとめをどうぞ。

【My Hair is Bad/浮気のとなりで】

歌詞の意味の解釈でした!(‘ω’)

スポンサーリンク

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました