「あいのり」の第3弾主題歌!
【Official髭男dism(通称:ヒゲダン)】の
「ビンテージ」について
歌詞の意味を徹底的に
考察および解説していきたいと思います。
タイトルに込められた想いに注目のナンバーです。
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楽曲の基本情報
今回紹介する「Official髭男dism」の「ビンテージ」は、恋愛バラエティ「あいのり」のシリーズ第3弾「あいのり:African Journey」の主題歌として起用された楽曲であり、メジャー1stアルバム「Traveler」の収録曲となっています。
髭男は本楽曲について
“ビンテージ”という楽曲を作りました。ビンテージって言うと、楽器、服、他にも様々なものがありますが、今日という日の思い出もいつかそんな風に呼ぶことが出来て、思い出す度に嬉しくなれると良いなという気持ちを歌っています。例えば楽器を例にとってみると、運んだ時にぶつけた傷、ベルトのバックルにあたって剥がれてしまった塗装さえも、その楽器だけのものとして愛おしく思えたりします。「あいのり:African Journey」の皆さん、リスナーの皆さんが、幸せな日だけじゃなくて、苦悩した日の事も振り返る度に愛おしくなりますように。
とコメントしており、
「あいのり」のスタジオCMを努めるベッキーは
何も知らずに、いつものようにヒゲダンさんの音楽を聴いて、気分を高めて、あいのりAfrican Journeyの初回の収録に臨み、そこで主題歌が髭ダンさんと知り、衝撃を受けました! 嬉しいです! 嬉しすぎます! 幸せでしかない! 天才的な歌詞に感動しました。メロディーにも優しく包まれました。髭ダンさんのこの曲が、あいのりAfrican Journeyを盛り上げてくれて、そして、全国の恋する方々の背中を押すことでしょう。Official髭男dismさん! ステキな楽曲をありがとうございます!
と、髭男が提供した主題歌ソングを絶賛しています。
これらのコメントから
- 思い出す度に嬉しくなれるように
- 感動する天才的な歌詞
- 優しいメロディー
といった楽曲に込められた想いや聴きどころを把握することができますね。
「ノーダウト」や「FIRE GROUND」のように盛り上がりを見せる楽曲も良いですが、髭男の強みはボーカル藤原さんの歌唱力の高さを活かした、歌詞がスッと入ってくるような歌を聴かせる楽曲にあると個人的に思っています。まさに「ビンテージ」この曲がそれに当たるのです。
楽曲名「ビンテージ」とは
「ビンテージ」とは
年代もののこと。
という意味になっています。
ただ古いだけでなく、年月を経て程良く味わいがでたものを指しますね。日常生活で使われる代表としては、ジーンズや老舗ブランドのアンティークなどでしょうか。
思い出す度に嬉しくなれるように
とコメントで述べられていましたが、その想いが「ビンテージ」の中には込められているのです。
ビンテージという表現、センス◎ですよね。
では、本題の歌詞に迫っていきましょう。
歌詞
口喧嘩なんかしたくもないから
細心の注意を払って生きてた
率先して自分のことをけなすのは
楽だけど虚しくて悲しい過去なんか1つもないのが
理想的だって価値観を持ってた
そんな僕は君という人に会えて
大事なことに気付かされたキレイとは傷跡がないことじゃない
傷さえ愛しいというキセキだ酸いも甘いもって言えるほど
何も僕ら始まっちゃないけれど
褪せた思い出もビンテージなんて言って
振り返る度に笑えるようにと
大切に日々を重ねよう
かけがえのない今を好きな色なんか特段ないけど
人生が絵画だったならどうだろう?
君との時間を重ねることでしか
出せない色がきっと好きだ喜怒哀楽そしてその間にきらめく想いを抱きしめて
シワくちゃだったり やけに錆びついたり
剥がれてしまった記憶があったとしても
何一つ隠し繕うこともなく
それさえ愛しいというキセキだ酸いも甘いもって言えるほど
何も僕ら始まっちゃないけれど
褪せた思い出もビンテージなんていって
振り返る度に笑えるようにと
大切に日々を重ねようそして増えた思い出がいつか星の数ほどに
溢れることがただ嬉しいから
今の心を歪まないように
例える言葉を 探してみるよ
連なってく日々の中を 君と重ねる今を作詞作曲:藤原 聡
歌詞の意味・解釈
1番
口喧嘩なんかしたくもないから
細心の注意を払って生きてた
率先して自分のことをけなすのは
楽だけど虚しくて
本楽曲の登場人物は
「僕」と「君」。
二人の中で争いごとが起きようとも、主人公の僕は「喧嘩」にならないように、とにかく謙虚に生きてきました。
なぜなら、
君との思い出を彩りあるものにしたい。
という願いが強く、喧嘩をしないことこそが、それに繋がると信じていたからです。
怒らないのではなく、怒れない。
そのようなタイプの人は共感できるのではないでしょうか。
悲しい過去なんか1つもないのが
理想的だって価値観を持ってた
そんな僕は君という人に会えて
大事なことに気付かされた
主人公の認識は
喧嘩=悲しい過去
だから、仲を保つことを優先に生きていた。
しかし、君と時間を重ねることに、その価値観はひっくり返されていくのです。
キレイとは傷跡がないことじゃない
傷さえ愛しいというキセキだ
主人公の新たな価値観が上の歌詞になる。
とにかく傷つかないように、
立ち回ってきた主人公でしたが、
真の愛は悲しい思い出すらも愛せるもの。
だと気付いたのです。
この価値観こそが「恋」を超越した「愛」。
真の愛の前では、相手のマイナス部分も、相手との嫌な思い出も、なぜか愛しくなってしまうものなのです。
ここは、特にグッときますね。
酸いも甘いもって言えるほど
何も僕ら始まっちゃないけれど
褪せた思い出もビンテージなんて言って
振り返る度に笑えるようにと
大切に日々を重ねよう
かけがえのない今を
何気ない日常の美しさ・儚さ
が肌全体に伝わってきます。
褪せた思い出もビンテージ
とあるように、苦悩を抱えた日々も心躍った瞬間も全ては「思い出」になります。今日、私たちが行った出来事も、未来の自分が思い出話として語っているかも知れません。
未来の自分たちが少しでも楽しめるように
「大切に日々を重ねよう」
と言っているのです。
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2番
好きな色なんか特段ないけど
人生が絵画だったならどうだろう?
君との時間を重ねることでしか
出せない色がきっと好きだ喜怒哀楽そしてその間に
きらめく想いを抱きしめて
恋人同士の2人には、きっと2人にしか分からない、想い出や歓楽があり、時を重ねることに深みを帯びていくものです。
それが、ここでは「色」として表現され、
君と僕だけの想い出を重ねていこう
というメッセージが込められた文になっています。
3番
シワくちゃだったり やけに錆びついたり
剥がれてしまった記憶があったとしても
何一つ隠し繕うこともなく
それさえ愛しいというキセキだ
タイトル「ビンテージ」の意味が
年月を経て程良く味わいがでて、
むしろ美しく思えるようになること。
であるように、この3番の歌詞では
歳月を重ねて、褐色のような日々が訪れたとしても、それすらも彩りある思い出になる。
と言っています。
酸いも甘いもって言えるほど
何も僕ら始まっちゃないけれど
褪せた思い出もビンテージなんていって
振り返る度に笑えるようにと
大切に日々を重ねようそして増えた思い出がいつか星の数ほどに
溢れることがただ嬉しいから
今の心を歪まないように
例える言葉を 探してみるよ
連なってく日々の中を 君と重ねる今を
二人で過ごす時間が長くなれば長くなるほど、二人にしか出せない味がより色濃くなる。
その濃い色をした思い出を、
二人で振り返ることをただただ楽しみにして、
酸いも甘いも噛みしめていくのです。
歌詞で「探してみるよ」と投げかけている、例える言葉こそが「ビンテージ」なのでしょう。
個人的な意見ですが、たくさん思い出話で笑えるように「多くのことを経験しよう、挑戦しよう」というメッセージも伝わってきました。とにかく背中を押されるような気分になりました。
感想
いかがでしょうか
敢えて、一言に絞ると
幸せが溢れてたまらない。
という言葉が似あうなと感じました。
愛する人に歌ってみたい曲ですね。
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歌詞の意味の解釈でした!(‘ω’)
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