2番
いつしか 現れる
同じ熱の 途方もない憂いにも
いつしか 助けられる
まだ 諦めの悪い夢に頼ってしまうから作詞作曲:ACAね
抗う主人公の描写②
個々が集団に対抗する場合、一般的に精神的負担が強くかかると言われています。それは、本楽曲の主人公にとっても同じで、MVでは疲弊した主人公が洗脳を強いられる姿が映されている。
しかし、それでも主人公は洗脳されません。
なぜなら希望があるから。
ちなみに、その希望は
いつしか 現れる
という歌詞から読み取ることができるのですが、期待の対象は別の人物(仲間)。今はたった一人のマイノリティだとしても、きっと同じ有志を持った仲間が現れると信じているのです。
MVでいう「うにぐりくん」が、仲間に当たります。
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思っていたことと違っても
今更 引き返せないよ
[選べないコト]を きっと選ぶから
もっと 単純で いいんだよ
でも きっと こうやって着飾るの
より良いように 組み合うように
確かめたいよ
君の声で 太る意志で 貫けるから作詞作曲:ACAね
うにぐりくんのストーリー①
MVでは、うにぐりくんのストーリーが展開されていくのですが、歌詞では集団に反発する前の、意見を言うべきか葛藤している主人公が描かれています。
集団の話し合いが、自分の意と違う方向に進んでいるのに、ついつい頷いてしまったのでしょう。一度でも頷いてしまったものですから、今更意見を言えない(引き返せない)のです。
[選べないコト]とはすなわち
「意見を言えない」選択肢のことでしょう。
(集団と)組み合うように、
無難な行動を取ってしまうのです。
そして最後の一文の表現が面白い。
君の声で 太る意志
とありますが、
「君」=「集団の人物」だと仮定すると
皆で相槌を打つ為だけの、集団の声を聞いているうちに、「このままじゃだめだ」という意志が強くなる。
という風に解釈をすることができます。
意見を言えずに縮こまっている主人公も、集団の中で機械的に相槌を繰り返すことで、反発心が高まっていくのです。
サビ2
嫌われたくない会話から
ほっとけない 疑問の全部 どうしても
痛く見えてるほど
なりたい自分で強がれるんだ
気にしてばかりで 巡り会いも失いたくない
こんなこと 云いたいわけじゃないのに
こんな自分に負けたくないのに
もう どうだってよくなってしまう前に
覚悟を決めたかった作詞作曲:ACAね
抗う主人公の描写③
抗う主人公の描写④
歌詞の内容は、サビ1と同じく集団心理に対する葛藤が描かれている。
そして、MVでは
信号機に逆らう主人公
が描かれており、一貫して集団に対する、反発の意図をもった映像が映されていきます。
いよいよ主人公の葛藤(戦い)は、クライマックスを迎えます。
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コメント
楽しく記事を見させていただいてます。少し思ったのは、一番最後にまた曲の始まりのリズムが少しだけ流れるのは、再びマジョリティに対する反逆者が現れたのを意味しているのではないかと感じましたのですが、どうでしょうか?