【Dear. Mr「F」/ずっと真夜中でいいのに。】歌詞とMVの意味を徹底解釈!物語が深すぎる。

【ずっと真夜中でいいのに。(ずとまよ)】

「Dear. Mr「F」(ディアミス)」について

MVと歌詞の意味を徹底的に

考察および解説していきたいと思います。

登場人物の心情、ストーリーの展開が切なすぎます。

是非、最後までご覧ください。

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楽曲の基本情報

今回紹介する『Dear. Mr「F」』は、ずとまよ初のフルアルバム「潜潜話」の収録曲。音楽を「ACAね」さん、ピアノアレンジを「村山☆潤」さん、MVのアニメーションイラスト映像を「すとレ」さんが担当しています。

サルー
サルー

これは、名曲。切なさをダイレクトに感じさせるACAねさんの歌声と、それを強調させる村山さんのピアノアレンジが絶妙すぎる。MVを担当した、すとレさんはずとまよと初コラボですね。個人的に好み過ぎるイラストでした…

 

また、楽曲についてACAねさんは

と、自身のTwitterにてコメントしています。

おたがいの前向きないい訳

この言葉は楽曲理解の手掛かりになりそうですね。

では、本題の考察に移っていきます。

まずは、タイトルから。

楽曲名「Dear. Mr「F」」とは

本楽曲も、ずとまよらしい独特なタイトルですね。

「Dear. Mr」というのは

(男性に向けて)拝啓、親愛なるあなたへ。

という意味になっています。

 

また、「F」の正体についてですがこれは

フランケンシュタイン

だと、ACAねさん自身が言及していました。

 

これに関しては、面白い考察が生まれまして

皆さんは、イギリスの小説家、メアリー・シェリーが、1818年3月11日出版したゴシック小説「フランケンシュタイン」をご存知でしょうか?

 

この考察記事は、MVと歌詞の考察を一通り終えた後に執筆しているのですが、MVや歌詞の情景から、上記に述べた小説の「フランケンシュタイン」がまさに“F”に当たるものだと確信したのです。

 

簡単に小説のあらすじを紹介すると

ある時を境にフランケンシュタインは、生命の謎を解き明かし自在に操ろうという野心にとりつかれる。そして、狂気すらはらんだ研究の末、「理想の人間」の設計図を完成させ、それが神に背く行為であると自覚しながらも計画を実行に移す。自ら墓を暴き人間の死体を手に入れ、それをつなぎ合わせることで11月のわびしい夜に怪物の創造に成功した。

誕生した怪物は、優れた体力と人間の心、そして知性を持ち合わせていたが、細部までには再生できておらずに、筆舌に尽くしがたいほど容貌が醜いものとなった。そのあまりのおぞましさにフランケンシュタインは絶望し、怪物を残したまま故郷のジュネーヴへと逃亡する。しかし、怪物は強靭な肉体のために生き延び、野山を越え、途中「神の業(Godlike science)」 である言語も習得して雄弁になる。やがて遠く離れたフランケンシュタインの元へたどり着くが、自分の醜さゆえ人間達からは忌み嫌われ迫害されたので、ついに弟のウィリアムを怪物が殺し、その殺人犯としてお手伝いのジュスティーヌも絞首刑になる。

引用「Wikipedia」

と、言った内容です。

本楽曲と重なる部分が多々ありますので、大雑把に理解しておくと、後の歌詞解釈がスムーズになるかと。

 

そして、1つ本記事においての仮説を述べさせて頂くと、フランケンシュタイン=MVの怪物といった方程式です。(原作では、フランケンシュタイン=怪物ではなく、フランケンシュタイン博士が怪物を作るのですが、一般的なイメージ通り、フランケンシュタイン=怪物だと仮説を立てた方がストーリーの辻褄が合うのです)

それを裏付けるように、MV中の怪物には

手術痕のような傷跡

があります。

そして、人間から迫害されたフランケンシュタインの怪物の境遇と、闇に閉じ込められたMVの怪物の境遇が重なるのです。

 

細かいMVの考察は下記に述べていく、歌詞考察の方で細かく行っていきます。

では、本題の歌詞に迫っていきましょう。

歌詞

追いかけて みたけれど
目を見開いて 逃げていった
緑色 囲まれた
この空間から はみ出したら負けだ
あの風車の 下でさ
待ち合わせしよって 約束した
僕の足音 だけが虚しく リズムをとってた

暗い 幽い 森の中
取り残された感覚 思い出した
きみ無しじゃ 生きていけないって
依存しそう で厄介さ

もう駄目だ もし触れたら
消えて無くなるんでしょ 真っ白に
だめだ もう僕をさ
見つけないでくれよ お願いだよ

そもそも 住む世界が違うな
会いたいよ 迷惑かな
間違えた ふりして笑おう
どうにもならない
きみが 空気が 僕のパワーが
消えないことは もう 知ってるよ

ずれても 気付かないまま
輪の中 軽やかな壁が見えた
空気は 読み書きできずに
吸って吐いて 返した
居場所を決めたせいで
凹んで 嵌まって 抜け出せなくなった
無限にある時間はいらない
きみが 欲しいなら

もう冷めた きみどころじゃないくらい
時間に 追われたい
醒めた もう僕をさ
突き放してくれよ お願いだよ

そもそも 住む世界が違うな
冗談だよ 口癖の
間違えた ふりして笑おう
どうにもならない
きみが 空気が 僕のパワーが
消えないことは もう 知ってるよ

あぁ、なんか わからなくなりました
自分って誰 あれ 何故なれないの
降らす 張っ苦 胸が堕悪
強がり 群がり 口走り 空回り
僕なりに演じてるよ
ひとりぼっちが叫んでるよ
ねえ 気付いてた 知らなかったよ
どこに居ても 答えなど無いな

今更
ふれた温度 覚えてる
思い出して 臆病になって
それだけを ただ 繰り返したくて
どうにもならない
きみが 狂気な 僕のパワーが
消えないことは もう 知ってるよ

住む世界が違えば
会えないの? 何処に居ても
伝えられたら 変わったかな
ひとりで平気だけど 太陽はあかるいけど
きみの足跡は 消えないよ

作詞作曲:ACAね

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歌詞の意味・解釈

前提として

タイトル考察の欄でも述べましたが

本楽曲のストーリーは、小説「フランケンシュタイン」と重なる部分が多々あります。そして、そのメッセージ性が比喩表現のように、MVの世界で展開されていくのです。

 

MVの世界を一言で表すならば

光と闇の世界

といったところ。

フランケンシュタインのストーリ-のように、MVの怪物は光の世界(小説でいう人間界)から迫害されたのでしょう。闇の世界(小説でいう故郷)に閉じ込められてしまうのです。

 

ここからは、歌詞と並行してストーリーを進めていきましょう。

1番

追いかけて みたけれど
目を見開いて 逃げていった
緑色 囲まれた
この空間から はみ出したら負けだ
あの風車の 下でさ
待ち合わせしよって 約束した
僕の足音 だけが虚しく リズムをとってた

孤独な怪物①

ここでは、

迫害されて闇の世界でポツリと歩く怪物

が歌詞・MVともに描写されています。

 

フランケンシュタインの怪物は光の世界から迫害され、普通の者では耐えることのできない闇の世界を彷徨うことになりました。だから孤独に生きていく以外の選択肢を失ってしまったのです。

 

また

この空間から はみ出したら負けだ

と、あることから光の住人から迫害される以外にも「光に触れてはいけない」「光に触れたら消える」などの制約があるのではないかと筆者は考えております。(後の伏線)

 

そして、ここで怪物以外の存在が登場します。

待ち合わせしよって 約束した

と、歌詞にあるように、怪物と待ち合わせの約束をした第二者です。

おそらく、この人物は怪物が光の世界の住人だったときに、特別な関係を結んでいたのでしょう。

次の歌詞に続きます。

暗い 幽い 森の中
取り残された感覚 思い出した
きみ無しじゃ 生きていけないって
依存しそう で厄介さ

怪物と少女①

その第ニ者は、歌詞中の「きみ」であり、MV中の矢が刺さった少女を指すことが明らかになります。

 

この再開は怪物にとって予想外の出来事。

 

きみ無しじゃ 生きていけないって

と呟くほど、強く想っている君が闇の世界まで追いかけてきてくれていたのです。光のない闇の世界なんて、苦痛でしかないのに。

もう駄目だ もし触れたら
消えて無くなるんでしょ 真っ白に
だめだ もう僕をさ
見つけないでくれよ お願いだよ

君がいたことに心底喜んだ怪物ですが、気持ちとは裏腹に少女に近づこうとすることはありません。

 

考えられる理由は2つ。

 

1つ目は

歌詞で

もう駄目だ もし触れたら
消えて無くなるんでしょ 真っ白に

とあるように、光に触れてしまうと

自分が消滅してしまうから。

 

2つ目は

自分を追いかけることで、少女が被害を受けることを懸念しているのです(光の矢は、怪物を追いかける経緯で光の世界の住人に迫害された証)

怪物と少女②

しかし、そんな主人公の気持ちは意にも介さず、少女は眩しすぎるくらいの笑みで怪物を迎えるのです。

 

サルー
サルー

ここで1つ、タイトルに関して、引っかかっていた謎が解けました。それは、明らかに怪物目線の歌詞・MVなのに、なぜ「Dear. Mr「F」」(親愛なるフランケンシュタインへ)というタイトルなのかということ。ストーリーを追うごとに、“これは、闇の世界に行っても追いかけるくらいの「深い少女の親愛」を純粋表していた”と、自分の中で解釈を落とし込むことが出来ました。

サビ1

そもそも 住む世界が違うな
会いたいよ 迷惑かな
間違えた ふりして笑おう
どうにもならない
きみが 空気が 僕のパワーが
消えないことは もう 知ってるよ

光の世界の住人でなくなった怪物は

住む世界が違う

と、歌詞中で痛感しています。

 

怪物は、お互いの為にも、関わらない方がいいと分かってはいます。しかし、MVの中でも部屋の柵から光の世界をのぞき込む描写があるように、どんなに言い聞かしても君との関係を絶縁することができないのです。

きみが 空気が 僕のパワーが
消えないことは もう 知ってるよ

という歌詞が、その心境に当たります。

サルー
サルー

怪物の葛藤が痛いほど伝わってきますね。

2番以降、物語は更に進んでいきます

どうなっていくのでしょうか

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