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【Official髭男dism/バッドフォーミー】歌詞の意味を解釈!叶わない恋の中を永遠に彷徨い続ける男のロマンス。

メロディーに反して歌詞が切なすぎる。

【Official髭男dism(通称:ヒゲダン)】

「バッドフォーミー」について

歌詞の意味を徹底的に

考察および解説していきたいと思います。

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楽曲の基本情報

今回紹介していく「バッドフォーミー」は、アルバム「Traveler」の収録曲であり、ドラマ「グッド・バイ」の主題歌として起用された楽曲でもあります。ドラマのために書き下ろしたというよりは、ドラマ監督がバッドフォーミーを聴いて「この曲をぜひ」と、デモ音源がそのままタイアップに決定したようです。

 

初見聴きでインパクトの強い良楽曲。

そう思わせる要因は、藤原さんの歌からはじまるかっこよさ、アップテンポの楽しさ、そして相反する歌詞やメロディーのセンチメンタルにあるのかなと個人的に感じています。

 

サルー
サルー

歌がいいのは前提として、髭男の楽曲は細かい部分の音楽まで緻密に作られていて、音を探れば探るほど楽しさや魅力が際立ってくる。バッドフォーミーに関して言うと「ブラス」がやはり良いですね。

楽曲名「バッドフォーミー」とは

「バッドフォーミー」を英語にすると

「bad for me」に変換される。

この英語の意味を噛み砕いていくことで、タイトルの意味が明瞭になっていきます。

 

まず「bad」

  • 悪い
  • 荒れた
  • ひどい

というネガティブな意味になっています。

これは一般的なイメージ通りですね

 

つづいて「for me」

  • 私のために
  • 私にとって

という意味を持っています。

ちなみに日常での使用用途は、目的を成し遂げるための利益を含んだ「私にとって」となります。

例えば、

海外に行くために、私にとっては英語が必要だ。

など。

 

話がずれましたが、二つの意味を合わせると

「バッドフォーミー」

私にとっては(利益的に)悪い

という意味を持つように解釈ができます。

 

ちなみにOfficial髭男dismは

自分の意思と裏腹に暴れ出す厄介な恋心の歌。

と楽曲についてコメントを残しています。

 

楽曲の輪郭が浮き出てきましたね。

それでは本題の歌詞に迫っていきましょう。

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歌詞

笑っちまうほど 夢見がちなのさ
君に会ってから 余計にひどくなったな
とどめを刺された 群青色の涙
指でぬぐったら 引っ付いて離れなくなった

季節外れの装いに 悲しみがフィットした微笑み

あっと あっと いう間に
引きずり込まれるファンタジー
通り雨みたいな恋心 Oh Oh
あっと あっと いう間に
全然タイプじゃないのに
ときめきが浪費されていく No No
Bad for Bad for Bad for me

変わっちまったな 愛想を振りまいたり
誰が見たって 好かれそうな服を着たり
俺は落ちぶれて 鏡みたいになって
君は垢抜けて みんなの「キミ」になった

あっと あっと いう間に
遠くに感じるファンタジー
吐き捨ててしまいたい恋心 Oh Oh
パッと パッと パッと見
お幸せそうでなにより
ときめきが歪みかけている No No
Bad for Bad for Bad for me

さよなら さよなら それがきっと答えだ
さよなら さよなら わかってるはずなのに
言い出せず何度も曖昧に
忘れたふりでごまかしてる 今も

あっと あっと いう間に
引きずり込まれるファンタジー
通り雨みたいな恋心 Oh Oh
あっと あっと いう間に
全然タイプじゃないのに
ときめきが浪費されていく No No
あっと あっと 言う間に
ぬけ出せなくなるファンタジー
得体の知れない恋心 Oh Oh
あっと あっと いう間に
やっぱりタイプじゃないのに
ときめきが無限に増えて行く No No
Bad for Bad for Bad for me

笑っちまうほど 夢見がちなのさ
君に会ってから 余計にひどくなったな
とどめを刺された 群青色の涙
俺はまたしても ふりだしに戻ってしまった

作詞作曲:藤原聡

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歌詞の意味・解釈

1番

笑っちまうほど 夢見がちなのさ
君に会ってから 余計にひどくなったな
とどめを刺された 群青色の涙
指でぬぐったら 引っ付いて離れなくなった

季節外れの装いに 悲しみがフィットした微笑み

“笑っちまうほど 夢見がちなのさ”

この歌い出しの1文だけで、

主人公の恋心は君には届かない。

という俯瞰的に見た現実が読み取れる。ただ「夢見がち」とあるように「いつか恋が成就する」と自分に言い聞かせて、日常を送り続けています。

 

また歌詞のテクニカルが際立つ最後の1文。

「季節外れの装い」という表現から主人公が浮いている、ひいては「孤独」を抱えているという情景が強調されている。さらに歌詞中の「フィット」には「似合う」という意味があり、悲しみが似合う主人公がダイレクトに表現されています。

 

サルー
サルー

ここまでの歌詞で「悲しみ」「憂い」という、マイナス感情に支配されながらも、無理に「微笑み」をつくって日常をやり過ごす主人公の姿が見えてきましたね。

さらに歌詞を追っていきましょう。

サビ1

あっと あっと いう間に
引きずり込まれるファンタジー
通り雨みたいな恋心 Oh Oh
あっと あっと いう間に
全然タイプじゃないのに
ときめきが浪費されていく No No
Bad for Bad for Bad for me

サビ1でおさえたいのは

全然タイプじゃないのに
ときめきが浪費されていく

という歌詞のフレーズ。

ここで主人公と君の関係性がぼんやり見えてくる。

 

主人公が抱える恋心は「一目惚れ」のような瞬間的なものではなくて、時間をかけてゆっくりと形成されていったものなのです。妄想ですが、学校のクラスメイト、会社の同僚、幼馴染などがこのケースにあてはまるのではないでしょうか。

 

また「通り雨のような恋」とありますが、

「通り雨」

突然降り始めて、まもなくやんでしまう雨。

を意味します。

主人公の恋による心の内も同様に、

一気に胸が高まっては落胆する

ような心境が繰り返されていくのです。さしずめ君と接点を持った瞬間は高鳴って、恋が届かない現実を認知するたびに落胆しているといったところでしょう。

 

届かない恋なのに、胸は高鳴ってしまう。

意思と裏腹に暴れ出す厄介な恋心

が描かれていますね。

しかし高鳴りや期待感が高まっていくほど、現実を目の当たりにしたときの落胆は大きくなってしまいます。だから「Bad for me(私にとって良くない)」とある。

 

主人公の恋はどうなっていくのでしょうか。

2番に続きます。

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