【Official髭男dismのおすすめアルバムランキング３選！】2024年時点での筆者的おすすめを激選！

本記事では日本の音楽シーンで最先端を突っ走るOfficial髭男dism（通称ヒゲダン）のおすすめアルバムをランキング形式でご紹介します。

新しめのアルバム～インディーズ時代にリリースしたアルバムまで含めて、なおかつ激選して紹介していきます。

サルー

彼らの楽曲は特に心に響くメロディと深い歌詞が特徴です。それでは彼らの魅力が詰まったアルバムを見ていきましょう！

『Traveler』

リリース日: 2019年10月9日

ヒゲダンの中でも特に人気の高いアルバム。オリコンチャートでも高い順位を記録しており、彼らの代表曲が多数収録されています。バンドの魅力を存分に感じられる1枚。

『Traveler』はポップでキャッチーなメロディと洗練されたサウンドが特徴で多彩なコーラスワークが魅力的です。アルバムにはバンドの多様な音楽性が反映されており各曲がそれぞれ独自のキャラクターを持っています。

例えば、「旅は道連れ」は、散歩したくなるようなラフな雰囲気を持つ平和な曲で、ベースの楢崎誠が作曲し、バンドのメンバー全員が歌っています。また「052519」は「Pretender」のイントロが延長されたような約10秒のインスト曲でアニメ「シュタインズゲート」に関連する意味深いタイトルを持っています。

「FIRE GROUND」はアルバムで最も派手なギターロックナンバーで、魅力的なベースラインとブラスセクションが際立っています。さらに「Pretender」はアルバムの後半に位置しているにもかかわらずバンドの確固たる基礎力を示す人気曲。

全体として『Traveler』は、多くの面で髭男の個性と創造力を示しており、楽器演奏の上手さはもちろん、創作スピリットが感じられる作品です。多様な音楽性と髭男の個性が融合した、必聴のアルバム。

『Editorial』

リリース日: 2021年08月18日

『Editorial』はバンドの新たな試行錯誤が詰まった作品として知られています。室内楽のようなミニマリズムとスタジアムレベルのスケール感が共存し、優しさと強さが背中合わせで表現されています。これは非常にモダンなグルーヴとサウンドデザインに親しみやすさが加わった『特異なポップアルバム』と評されています。

多くの印象的な楽曲が収録されており「Shower」は切り込むようなギターの音と歌詞のストーリーが聴く者を引き込む一方で「みどりの雨除け」は心地良い電車の音や優しいコーラスの声が特徴的。一方「パラボラ」は爽やかで切なさを感じさせる楽曲で、MVを見るとさらに意味深い感覚を覚えます。

「ペンディングマシーン」は藤原聡の歌い出しから始まる印象的な曲でダンサブルな曲調が楽しさを感じさせます。「Bedroom Talk」は日の終わりに聴きたくなるような心地良い曲。

また「アポトーシス」は、細胞の終わりにスポットライトを当てることで、さよならや死があるからこそ輝く生を主張しており、「Laughter」はエナジーあふれる熱唱によりリスナーを圧倒してくる。

『Traveler』で日本中を圧巻した髭男の強すぎる次の一手。やはり『Editorial』はおすすめアルバムとして外せない。

『エスカパレード』

リリース日: 2018年04月11日

『エスカパレード』は音楽性の多様さと独創性が際立つインディーズ時代にリリースされたラストアルバム。収録される楽曲にはピアノポップ、ロック、ハードロック、R&B、ファンク、ハウス、テクノなど、さまざまなジャンルが融合されています。

代表曲「ノーダウト」は、風刺的な歌詞と藤原聡の繊細でシャープな歌声が特徴的で、「115万キロのフィルム」は甘酸っぱい王道系のロック・ポップバンドを思わせる曲で語りかけるような歌い出しが印象に残る。一方で「ESCAPADE」はディスコ調の楽曲で、タイトル通り突き進んでいくような歌詞が魅力的。「LADY」は静かなバラードで、藤原聡のハイトーン・ボイスが心を響かせてきます。

さらに「たかがアイラブユー」は、80年代後半から90年代初頭の郷愁を感じさせる懐かしさを持っています。この曲は、過去の音楽シーンを彷彿とさせつつも、ヒゲダン独自の新鮮さを併せ持つ。「されど日々は」は一見素朴なバラードですが歌詞の深みがものすごい。若者の複雑な心情を表現しておりリスナーに強い共感を呼び起こします。

また「可能性」は、他の曲とは一線を画すテクノポップ調の楽曲で、言葉遊びを駆使した歌詞が印象的です。この曲は、音楽の可能性を広げる新しいアプローチを示しています。「Tell Me Baby」はファンキーな曲で、軽快なリズムと楽しいメロディーが特徴です。この曲は、藤原聡の多様なボーカルスキルを感じさせます。

アルバムの終盤に位置する「ブラザーズ」は、疾走感のあるファンクの曲で、ライブでの盛り上がりが期待される楽曲です。藤原聡の歌詞には、虚飾を脱ぎ捨てるようなメッセージが込められており、最後の曲「発明家」はアルバムの締めくくりにふさわしい楽曲で、実際のフィルムで撮影されたかのようなリアリティがあり、彼らの音楽の真面目さと不器用さが際立っています。

執筆しながら改めて思いましたがどれだけバラエティ豊かな楽曲が収録されているんだ、、、

全体として『エスカパレード』はOfficial髭男dismの才能が豊かに表現されたアルバムであり、多様な音楽スタイルを絶妙に融合されているのが分かりますね。個人的には一番おすすめしたいアルバムです。