TwitterはこちらApple Musicのレビュー

【ヨルシカ/花に亡霊】歌詞の意味を徹底解釈!切なすぎる夏の匂いの正体とは?

【ヨルシカ】「花に亡霊」について、歌詞の意味を徹底的に考察および解説していきたいと思います。

 

読みどころ

✔ 意味深なタイトルに込められた想い
✔ ナブナさんのコメントの真意(?)
✔ 君を想い続ける主人公の綺麗さと切なさ

 

サルー
サルー

これまた物語性に富んだ内容でした…! ぜひ最後までお読み下さい。

スポンサーリンク


実は「伝えたいこと」や「表現したかったこと」は何もない!?

「ヨルシカ」「花に亡霊」は、長編アニメ映画『泣きたい私は猫をかぶる』の主題歌として書き下ろされた楽曲。YouTubeで公開されたMVには映画本編のさまざまなシーンが使われています。

 

そのため楽曲を考察していくためには、映画の情景を把握する必要があるのですが、作詞を担当したn-bunaさんは以下のようにコメントを残しています。

ただ綺麗な言葉と景色を並べただけの歌を書こうと思いました。この曲で何を伝えたかっただとか、表現したかったかとか、そういうのは何も無いです。受け取り方は任せます。

 

このコメントだけを切り取ってみると「え?あんなに深い歌詞なのにメッセージ性は何もないの!?」と突っ込みたくなるのですが、いやはやそうは考えられないくらい初見で歌詞の情景が見えてきちゃいました。

というか何の気なしに歌詞を描いて、こんなに物語性を持った歌詞になるのは天才の所業だと感じました…

 

サルー
サルー

そこで今回は私なりに見えてきた情景を独自解説させて頂こうと思います…!

 

また補足ですがアニメ主人公「笹木美代(ムゲ)」の声優を努める志田未来は

自分に素直になれない気持ちや抑え込んでしまっている気持ちをゆっくりと解放してくれるようなヨルシカさんの美しい歌声と、儚くも抑揚のあるメロディーがとても素敵な曲だと思いました。私自身、学生時代のあの夏を思い出して甘酸っぱい気持ちになりました。ムゲの真っ直ぐなところや純粋さを意識してお芝居をしていたので、ヨルシカさんの曲がムゲの気持ちとマッチしていて、物語をさらに深く感じさせてくださると思いました。

とコメントを残しています。

 

見ればわかるように主題歌としての「花に亡霊」を絶賛するコメントになっていますね。

ただ私自身が一番共感したのは太字でなぞった「あの夏を思い出して…」と言った部分でした。

 

サルー
サルー

ここも含め下記に考察を綴らせて頂きます。まずは意味深なタイトルに着目していきましょう。

楽曲名「花に亡霊」とは

結論から言うと「花に亡霊」というタイトル名は、花火を見て、いなくなってしまった君を思い出している様子を表現したものだと解釈しています。

 

解釈の根拠としてはまず

夏に咲いてる花に亡霊を

という歌詞があること。率直かも知れませんが「夏に咲いている花」と聞くと、安易に花火を想像することができるのではないでしょうか。

 

そして歌詞を解釈していくと見えてくるのですが、歌の主人公は好意を寄せている君を想起しています。ただ大切なのは「想起している」だけであって「会うことはできていない」ということです。

 

つまり

会えない=今はいない=亡霊

と捉えることができます。

 

そのため「花に亡霊」は、今はいない君を夏の花火とともに思い出してしまう。そんな切ない情景を表しているのではないかと考えたわけです。

 

あの夏を思い出して…という志田未来さんのコメントに共感したのもここが理由です。

 

サルー
サルー

これを踏まえた上で歌詞を見ていくと一層切なく感じてしまいました…本題の歌詞考察に移っていきましょう。

スポンサーリンク

歌詞

もう忘れてしまったかな
夏の木陰に座ったまま、
氷菓を口に放り込んで風を待っていた

もう忘れてしまったかな 世の中の全部嘘だらけ
本当の価値を二人で探しに行こうと笑ったこと

忘れないように 色褪せないように
形に残るものが全てじゃないように

言葉をもっと教えて 夏が来るって教えて
僕は描いてる 眼に映ったのは夏の亡霊だ
風にスカートが揺れて 想い出なんて忘れて
浅い呼吸をする、汗を拭って夏めく

もう忘れてしまったかな
夏の木陰に座った頃、
遠くの丘から顔出した雲があったじゃないか
君はそれを掴もうとして、
馬鹿みたいに空を切った手で
僕は紙に雲一つを描いて、
笑って握って見せて

忘れないように 色褪せないように
歴史に残るものが全てじゃないから

今だけ顔も失くして
言葉も全部忘れて
君は笑ってる
夏を待っている僕ら亡霊だ
心をもっと教えて
夏の匂いを教えて
浅い呼吸をする

忘れないように 色褪せないように
心に響くものが全てじゃないから

言葉をもっと教えて
さよならだって教えて
今も見るんだよ
夏に咲いてる花に亡霊を
言葉じゃなくて時間を
時間じゃなくて心を
浅い呼吸をする、汗を拭って夏めく

夏の匂いがする

もう忘れてしまったかな
夏の木陰に座ったまま、
氷菓を口に放り込んで風を待っていた

歌詞の意味・解釈

1番

もう忘れてしまったかな
夏の木陰に座ったまま、
氷菓を口に放り込んで風を待っていた

もう忘れてしまったかな 世の中の全部嘘だらけ
本当の価値を二人で探しに行こうと笑ったこと

「もう忘れてしまったかな」という呟きから始まる冒頭の歌詞が主人公の回想を決定づける。

 

歌詞の情景をそのまま読み取っていくことでわかるのですが、二人はほのぼのとした夏を過ごしたり、理不尽だらけの世の中に立ち向かっていったりした過去があったようです。

 

サルー
サルー

もう忘れてしまったかなと繰り返す主人公の姿からは、ほんのりとした切なさが伝わってくる。これからどのように展開されていくのでしょうか。

 

忘れないように 色褪せないように
形に残るものが全てじゃないように

君を回想する主人公は

  • 「忘れないように」
  • 「色あせないように」

と、それらを目的としたある行動をとっていきます(この情景はサビ1以降で少しずつ見えてきます)

 

サビ1

言葉をもっと教えて 夏が来るって教えて
僕は描いてる 眼に映ったのは夏の亡霊だ
風にスカートが揺れて 想い出なんて忘れて
浅い呼吸をする、汗を拭って夏めく

君を回想するあまり、主人公がとった行動は「君を描く」というものです。歌詞の「僕は描いている」がそれに当てはまる。

 

ただ実際に絵を描いているかと言うとそうではなく、1番のBメロ歌詞に「形に残るものが全てじゃないように」とあるように、心で描いているのではないかと筆者は解釈しています。(2番で僕は紙に雲一つを描いてとあるので、実際に描く性質はあるのかも知れないが)

 

そして個人的に最も注目して頂きたいのが

「夏が来るって教えて」

という願掛け混じりの嘆きです。

 

君といた頃=夏

であると考えると

夏が来る=君が来る

とも置き換えることができる。

つまり「夏が来るって教えて」には「君が来て欲しい」という最大の願いが込められているのではないでしょうか。

 

しかし残酷ながらも主人公の願いは叶うことがないのでしょう。その後に続く「夏の亡霊」という歌詞が悲しい現実を象徴する。

亡霊とは本来、過去にはあったが、現在ではもはや存在していないもののたとえ。

 

サルー
サルー

「亡霊」は主人公と君を表現するにうってつけなのです…

スポンサーリンク

2番

もう忘れてしまったかな
夏の木陰に座った頃、
遠くの丘から顔出した雲があったじゃないか
君はそれを掴もうとして、
馬鹿みたいに空を切った手で
僕は紙に雲一つを描いて、
笑って握って見せて

忘れないように 色褪せないように
歴史に残るものが全てじゃないから

2番でも1番と同様に君との思い出が綴られていく。今はなき…と考えると、微笑ましい情景が余計に切なさを強調させます。

 

二人の想い出は誰かにとっては理解されないだろうし、例えば主人公が描いた「雲」だって「歴史に残る」ようなものではありません。しかし主人公にとっては色褪せさせてくない想い出。

 

サルー
サルー

過去にしがみつく主人公の情景が目に浮かぶようです…

サビ2

今だけ顔も失くして
言葉も全部忘れて
君は笑ってる
夏を待っている僕ら亡霊だ
心をもっと教えて
夏の匂いを教えて
浅い呼吸をする

「顔を失くす」「言葉を忘れる」といった表現が続きますが、これらは真っ白になって君のことだけを考えたいという欲求の表れなのではないかと思います。

 

やはり主人公は夏(君)が現れる日を待っていて、夏の匂い(君が来る前の合図)をいつまでも求めているのです。

 

サルー
サルー

ちなみに浅い呼吸は、ストレスを感じているときやソワソワしているときに行うものです…君を求めてフラフラしている主人公と重なりますね。

ラストサビ

言葉をもっと教えて
さよならだって教えて
今も見るんだよ
夏に咲いてる花に亡霊を
言葉じゃなくて時間を
時間じゃなくて心を
浅い呼吸をする、汗を拭って夏めく

夏の匂いがする

もう忘れてしまったかな
夏の木陰に座ったまま、
氷菓を口に放り込んで風を待っていた

このラストサビはフレーズの1つ1つに切なさが凝縮されているように感じました。

 

「言葉をもっと教えて」からは、まだまだ君の声が聞きたかったという切な願いが、「さよならだって教えて」からは、ずっと君を忘れられない辛さが痛いほど伝わってきます。

 

悔いばかりの主人公は、夏の花火をみるたびに亡霊となった君を思い出してしまう。

 

どんなに月日が経って「忘れてしまったかな」と感じても「夏の匂いがする」とあるように、夏の花火の匂いを嗅ぐたびに、君を回想してしまうのでしょう。だから最後は繰り返されるように冒頭歌詞が綴られていく。

 

「花に亡霊」は今はなき君を想い続ける、切なくもその一途さが美しい。心に染みるナンバーだったのです。

感想

いかがでしょうか。

物語性に富んでいて主人公の切なさや君を想う気持ちが丁寧に綴られていたように思います。

 

ナブナさんは「ただ綺麗な言葉と景色を並べただけの歌を書こうと思いました」と言っていましたが、それこそめちゃくちゃ洗練された歌詞を作ったうえで、そう言っているんですよね。

 

上っ面の綺麗ごと。まさに「猫をかぶっている」だけだったのかも知れません

 

それが真意で、そこまでが掛け合わせだと考えると改めて天才なのかも知れないと思いました。

 

【ヨルシカ/花に亡霊】

歌詞の意味の解釈でした!(‘ω’)

スポンサーリンク

スポンサーリンク

コメント

  1. ヤン より:

    夏を待っている僕ら亡霊だ 僕は他界していて死んでからこの歌詞を書いたということではないでしょうか。まあ主観で歌詞を語っても意味はないと思いますが、
    でもpvで彼女が猫になった、僕が死のうとしてしまう、止めようとする、死んでしまった
    落ちもそれでつくと思いますが、
    とにかく良い歌ですね

    • サルーサルー より:

      ヤンさんの仮説をもとに考察しても奥ゆかしいストーリーが浮かんできます。この解釈幅こそがヨルシカの醍醐味であり面白さですよね。
      コメントありがとうございます。

タイトルとURLをコピーしました